リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナの後で注意欠陥によるミスや事故が増えたような

2024年03月28日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(火曜日)。☁🌧☁⛅。何かパッとしない朝。朝ご飯のしたくを始めたカレシが冷蔵庫を開けて、「おい、オレンジジュースが足りないぞ」。ええ?きのう買い物に走る前に見た時は2日は持ちそうなくらいあると思ったから買って来なかったんだけど、どれどれと冷蔵庫をのぞいたら、ほんと、1人前あるかないか。しょうがないので、ワタシが残っているオレンジジュース、カレシはアップルジュース(の残り)いうことになって、ウォーキングのついでスーパーに寄って両方買って来ることにした。水曜日はArts Clubの『Red Velvet』のオープニングなので、次の買い出しは木曜日と言うことにしていたけど、目算が狂っちゃった。あはは。(後になって木曜日の朝のバナナがないことに気づいて、あぁ~あ。)

メールチェックでいの一番に目に飛び込んで来たのがニューヨークタイムズの「速報」で、ボルティモア港を出港する大型コンテナ船が橋に衝突して橋が崩壊したというニュース。記事本文で真っ先に出て来た50秒ほどの動画を見ていると、穏やかな深夜の港で橋に近づいて来た貨物船が11秒あたりで橋桁に衝突して、16秒あたりで橋の一端が沈み始め、37秒あたりで完全に崩壊。あっけなくへなへなと崩れたという感じだった。船は長さ300メートル、幅48メートルという大きさで、長さ数メートルのコンテナを1万個も積めて高さは25メートル。イギリスのガーディアン紙によると、2016年にベルギーのアントワープ港で埠頭に衝突する事故を起こした前歴があるそうで、そのときの原因は船長と水先案内人のミスとされたらしい。アメリカの政府筋はテロの形跡はないと言っているけど、陰謀異論者にはおいしい話だろうな。(プッチンなら真っ先にウクライナがやったという言いそうだけど。)

ワタシとしては、コロナの影が薄れて窮屈だった日常から解放されて以来、どうも社会でのうっかりミスや事故が多くなったなあという気がする。道を歩いていても、周りが見えていないか、周りの人間を生身の人間として見ていないんじゃないかと疑いたくなるような人たちがけっこういるという感で、注意力散漫というのか、周囲のことに無関心になったというのか、そのあたりはわからないけど、ボーイングの部品落下事故も、工事現場でのクレーンの倒壊事故もそうだし、BC州で問題になっている(積み過ぎの)貨物トラックが高速の陸橋に衝突する事故の続出もしかり。コロナ感染を恐れて人との間に(物理的な)距離を置けと命令され、親しい同士でさえ否応なく(物理的に)引き離されているうちに心理的、精神的にも現実空間から断絶して、距離感がわからなくなったのかなと思ってしまう。

トラックの衝突事故はここ2年ちょっとに35件もあったそうで、短期間に6件も事故を起こした運送会社が営業許可を取り消され、それを不服として(運転手の生計を守るために)州政府を訴えると言った会社に州のイービー首相が「裁判所に行く途中で橋にぶつからないといいけどね。バスか電車にした方がいいんじゃない?」と皮肉をかます始末。トラックがぶつかるたびに道路は交通止めになるし、橋の修理には多大な税金がかかるんだけど、そのあたりは何とも思っていないんだろうな。業を煮やした州政府が事故を起こして有罪になった会社に課す罰金を1千万円に引き上げて、さらに悪質な違反者には最高18ヵ月の懲役刑を含める方針をぶち上げたけど、それでもきのうはまたスタンリー公園で配達トラックが歩道橋に衝突したかと思うと、24時間も経っていない今日は大型コンテナを積んで高速トンネルに向かっていたトラックが手前で(画像ではコンテナの上に積まれていたとみられる荷物?が)陸橋の下を擦るという事故。最近は船もトラックも輸送の効率化(と収益向上)のためと称してやたらと大型化しているのも事実なんだけど、橋も陸橋も20年も30年も前からそこにあっていつも何気なく通れていたんだから大丈夫というんだったら、やっぱり何かがおかしくなっている気がする。



運転中は空を見上げないでね