リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

というわけでまたまたクルーズを予約

2024年05月30日 | 日々の風の吹くまま
5月28日(火曜日)。🌧☁⛅。朝は雨。ルーフデッキのプランタ―の隅に置いてある古いコーヒーカップに日曜日の分と合わせて2センチくらい雨水が貯まっていたので、瓶の口に灰汁取りのお玉を置いて、泥や細かいごみを漉してから冷蔵庫に保存。雨水は栄養があるんだそうで、こうして貯めておいて日曜日にエアプランツのオードリーちゃんのお風呂に使うんだけど、予報に雨の日があまりないときは霧吹きに入れて毎日シュッシュ。真ん中に育っている新株らしい群れも買ったときの倍の高さになったかな。過保護は無用。まじめに最低限の手をかけてやれば、植物も動物もちゃんとそれに応えてくれるものなの。

朝ご飯を食べながら、きのう行きたいねえ、行こうかと話していた北欧のクルーズに「行く」と決定。さっそくトラベルエージェントのジェフに「航海番号と船名と行き先(コペンハーゲン~ストックホルム)と日程、船室はいつものDeluxe Veranda Suite、往復の飛行機はビジネスクラスにアップグレード、終点のストックホルムで帰国前に2泊3日」という条件で予約のリクエスト。ジェフはタイに住む旧友が重い病気で「会えるのはこれが最後かも」と見舞いに行っていたので、まだ帰って来ていないかなと思ったけど、先週帰って来たと言って1時間ほどで暫定見積りを取ってくれた。船室の料金が1割近い割引になっていて、さらにリピーター(Venetian Society会員)の5%割引が付いて、予約金も全体の15%(解約返金可)とけっこうお得。

船は数年前に真ん中を切ってストレッチした「シルバースピリット」号。何度も乗っているミューズ級の船とほぼ同じ大きさ(乗客定員608人)なので、レストランは新しいグルメプログラムのS.A.L.T. Kitchenがなくて、元のIndochineがまだあるから、勝手知っているという感じ。船室は8階デッキのほぼ真ん中。Veranda Suiteは3種類あって、間取りは同じなのにDeluxeの料金が一番高いのは、船体の真ん中の揺れが一番少ない安定した部分にあるからで、船首に近い部分だと海が荒れたときにピッチング(縦揺れ)が起きて、船酔い(する人は)しがちだから安いと言うのがジェフの説明。そう言えば、初めてのクルーズで香港からシンガポールに行ったとき、香港を出たのが台風が通過した後で、4万総トン、乗客定員596人の船はひと晩中かなりの縦揺れ。翌朝の朝食のレストランでは「連れが船酔いして起きられない」という会話が飛び交っていたっけ。ワタシは揺りかごの赤ん坊みたいに心地よく眠って、まだ揺れている船の中を歩いていたもので、船室付きのバトラーが「マダム、すばらしいsea legsをお持ちです」。この「sea legs」と言うのは揺れる船上でのバランス感覚と船酔い耐性のことで、ワタシは海を見て育ったせいか船酔いだけはしたことがないのが取り柄。

まあ、夏のバルト海は穏やかだそうだから、ワタシのsea legsを披露するチャンスはなさそうだけど、十代の頃に当時の東京商船大学に行って大きな船の船長になって7つの海を巡る夢を描いたのに、「男子のみ」で願書すら出せなかったワタシには、豪華クルーズ船でゆったりと世界の海を巡れる今は頑張って働いて来た自分へのご褒美。しっかり運動して健康でいなくちゃ。これで来年の7月の「逃避先」が決まったけど、今年はまだ。コンサートの始まりが午後4時に繰り下げになったので、ちょっと遠いところに食事に行く手もあるかな。それよりも、当日はバンクーバーで大きな花火大会があるから、去年のようにケイトお姉ちゃんの友だちのロバートのところに押しかけようかな。花火大会、今年はポルトガル、マレーシア、イギリスが参加して、騒音パーティがある27日はイギリスの番。よし、お姉ちゃんに避難させてぇと頼み込もうっと。


シルバースピリット号

船室