10月10日(月曜日)。⛅⛅。三連休の最終日は感謝祭。朝からずいぶん雲が広がっているなあ。でも、何日も地平線にへばりついていたもやはどこかに行ってしまったみたいで、秋らしい青空に白い雲。というよりは、白い雲のあちこちで青空がのぞいていると言った方がいいかな。その雲も時折ちょっと厚くなって、灰色っぽい色。それでも、天気予報サイトで雨粒がついていのは来週の月曜日で、それもおしめりにもならない「通り雨」程度らしい。午後には青空が増えて、ひつじ雲かうろこ雲か、白に戻った雲は間違いなく秋の雲。
朝から今年の感謝祭のご馳走メニューを思案。目玉は郊外のケイラの農場で育った直径が12センチくらいの小ぶりの赤皮栗かぼちゃ。生ソーセージを詰めてローストするレシピがあったので、ヴィクターのお父さんが手作りしたウクライナ式ソーセージを使ってメインコース。ニンニクはケイラのチベット種のハードネックのがまた何よりもニンニク臭が少なくて、スーパーで売っている中国産のニンニク(ソフトネック)とは比べ物にならないおいしさ。さて、付け合わせは、マットが山に入って採って来た松茸とハナビラタケの天ぷらにしてみようかな。ヘッジホッグはスープにしてみるとか、たっくさんあるシャンテレルは、はて。ゆうべはきのこ4種類を全部混ぜたクリーム煮をパスタソースにしたら、1本しか使わなかった松茸の香りと味が飛びぬけていてびっくり。いや、おいしかったの何のって、パスタ好きのカレシも「うまいっ」の連発。ほんとに自然の恵みのぜいたくな地産地消で、まさに感謝祭のご馳走にふさわしいよね。
きのこに関しては、きのうあちこちググっていて見つけたミシュランガイドの雑誌に高価なきのこについて、なぜそんなに高価なのかを解説する記事があって、人間は手の届かないものを欲しがる動物なんだけど、取り上げた6種類はいずれも人工栽培がほぼ不可能で、自然の気まぐれに任せるしかないために高価なんだというのに、なるほどぉ。一番先に取り上げていたのがポルチーニ。味が濃くて好きなきのこのひとつ。イタリア産の小ぶりの冷凍ものを買ったことがあって、1回に大量に使うのでなければ単価としてはそれほど高いとは思わなかったけど、ローマのカンポディフィオリの屋台で売っていたゴロンとでっかいのを見て、そっか、小さ過ぎて見向きもされないのを冷凍して輸出したってことだったのかとナットク。次は黒トリュフで、何度か料理の香り付けに乗っかっていたのを食べたけど、ワタシとしてはキャビアと同じで何か今ひとつ物足りない感じ。続くシャンテレルは特定の条件がそろわないと生えないために高価なんだそうで、BC州ではその条件が揃っていることが多いと言うことかな。ああ、そうか、お裾分けしたらヴィクターのお父さんが大喜びしてくれたのは、ヨーロッパでは希少だからかもしれないね。次のモレルも、生態がはっきりしていなくて見つけるのが難しいということだけど、BCでは毎年たくさんモレルが発生しているから、これも自然条件に恵まれているってことかな。松茸は周知のとおりで、最後に出て来た白トリュフは間違いなくもっとも高価なきのこだと思う。前菜のリゾットに薄く、薄くスライスしたかっきり1グラムを載せてもらったことがあるけど、おかげで前菜の値段がメインコースの倍になってしまったっけ。でも、あれはほんっとに一生に一度の感激的な味だった。(後日ラスベガスのホテルの有名レストランで食べた時は感動するほどの味がしなかったけど。)この6種類の中でどれが好きかと聞かれたら、1にシャンテレル、2にポルチーニかな。
まあ、シンプルだけどけっこうぜいたくなご馳走のメニューが決まったところで、きのう来た案内状のリンクからインフルエンザの予防注射の予約。クリックすると保健省のサイトが開いて、登録番号と名前がすでに表示されているので、医療保険番号を入力するだけで「次」。一番上にワクチン接種の「推奨予定日」なる欄があって、コロナワクチンの5回目(ブースター)は11月1日、インフルエンザワクチンは10月1日になっていた。その下にある「どのワクチン接種を予約するか」の欄で「インフルエンザ」を選択して、「希望するワクチンの種類」の欄で2番目の「注射(65+)」を選択。高齢者は高用量のワクチンが無料だそうなので、これは「65歳以上」ということだろうな。(3番目は「鼻腔用スプレー」で、これは子供用。)次に接種場所について、駐車場や車いすのアクセスが必要かとか聞いていて、当てはまらないので無視して、次の接種場所の選択。デフォルトで、登録してある住所がから「半径10キロ以内」に57ヵ所と出ていたので、「半径5キロ」に変えたら選べるのは10ヵ所。行きつけの薬局が入っていなかったけど、ニューウェストミンスター駅の下にあるドラッグストアなら一番行きやすいと選択。横に接種日を選択するカレンダーが開いて、あっはぁ、来週20日に〇がついているじゃないの。ちょうどArts Clubのファンドレイジングのディナーの日で、電車で行くつもりだったから一石二鳥とばかりクリックしたら、15分刻みのスロットがずらり。ディナーの時間から余裕を見て遡って「午後4時」を選択して、後は「情報に間違いはありません」をクリックして送信。ここまで5分もかからなかった。受付完了のメッセージが出たので、すぐにカレシ宛のメールからまた同じ手順で同じ場所の同じ日の4時15分を確保。さっそく確認番号がEメールで送られて来て、あっさり完了。簡単、簡単。お役所の手続きがみんなこうだといいのになあ。さぁて、ご馳走のしたくにかかろうっと。
メインはソーセージを詰めた栗かぼちゃ
マティニのグラス片手に天ぷら作り
秋の夜空に月と木星
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