11月6日(水曜日)。☁⛅。ワタシは8時半には起きたけど、カレシがぐずぐずしているので、朝ご飯は9時過ぎ。今日は水曜日で、週の真ん中のこぶの日。この「こぶ」さえ越えれば後は楽しい週末に向かって楽々下り坂(だからがんばろう?)という日。その「こぶ」の頂点のニュースはトランプのカムバック。ゆうべのうちにニューヨークタイムスがトランプ当選確実と報じていたので驚きはしないけど、左派メディアの名門NYTの見出しは何ともそっけない「Trump Wins」(トランプの勝ち)。きっと断腸の思いなんだろうな。ま、今日のアメリカはこれまでとこれからの間の「こぶ」の上ってところで、下りを転げ落ちるのか、それとも楽々の歩調で歩いて行くのか、関心はあるけど、とどのつまりはアメリカの市民が決めること・・・。
でも、こういう世界が注目したイベントの後では、「生まれついてのアウトサイダー」を自認する極楽とんぼのワタシには、メディアが続々と掲載する自称知識人や知ったかぶりの評論家なんかのpost mortem(検視、つまり事後検証)がめちゃくちゃおもしろい。アメリカでは「ハリス(民主党)の敗因」を、海外では「トランプ(共和党)の勝因」を分析しているものが多いのもおもしろいところ。左派のメディアに「エリートの政党になった民主党が自ら墓穴を掘った」という論評があって、これにはなるほどと思うところが多い。急進化が目立つようになった民主党の下で、従来の支持者たちが意識高い系の束縛的な活動に付いて行けなくなったというところかな。トランプの勝利は民主主義の危機だという論評もあるけど、いやいや、アメリカ人の多数が「トランプの方がいい」、あるいは「トランプの方がまし」という意思表示をしたわけで、これこそ民主主義が機能している証拠だと思うよ。
まあ、世界がこれからどうなるかについてはいつだって読み切れないほどの記事があるんだし、株式市場の狂乱だっていつ急に冷めるかわかったもんじゃないんだから、きのうのできごとは人類のながぁ~い歴史のひとコマに過ぎないということでいいんじゃないかな。でも、トランプの勝利が確実になったあたりから、Googleの検索トレンドで「カナダに引越し」とか「カナダに移住する方法」といったキーワードがトップに躍り出たというから、何をかいわんや。特にハリスが勝った州での検索が目立ったそうで、なぁ~んだ、選挙の結果が気に食わないからって、国を見捨ててすたこらさっさかいな。そういうのをknee-jerk reaction(ワンパターンの安直な反応)というんだけど、アメリカ人として、(民主党流の)デモクラシーの担い手としての誇りも結局はそれだけのもんだってことね。
でもねえ、まずタイミングが良くないね。カナダでもマイホームの価格(アメリカより高い)は高騰するは、賃貸が不足して家賃が高騰するはで、それを移民や留学生を入れ過ぎたせいにする世論が主流になっていて、カナダ政府が来年から移民の受け入れを20%減らすと発表したばかり。それに、トルドー君の自由党は支持率ががた落ちもいいところで、協力関係にあった左派政党の新民主党にも見捨てられて、人気急上昇の保守党に大きくリードされているから、来てみたら期待に反して右寄りの政権になっていたってことになりそう。カナダの反応はけっこうからかい半分で「take a number」(番号札を取って順番を待ちなよ)。もっとも、最近は長い行列を捌くのにずいぶん時間がかかっているようだから、順番が来る頃にはトランプは引退しちゃっているかも。ある移民弁護士が「一番手っ取り早くて安上がりな対応策はストレスや不安について精神衛生の専門家に相談すること」と言っていたけど、あんがいベスト・アドバイスだったりして・・・。
でも、こういう世界が注目したイベントの後では、「生まれついてのアウトサイダー」を自認する極楽とんぼのワタシには、メディアが続々と掲載する自称知識人や知ったかぶりの評論家なんかのpost mortem(検視、つまり事後検証)がめちゃくちゃおもしろい。アメリカでは「ハリス(民主党)の敗因」を、海外では「トランプ(共和党)の勝因」を分析しているものが多いのもおもしろいところ。左派のメディアに「エリートの政党になった民主党が自ら墓穴を掘った」という論評があって、これにはなるほどと思うところが多い。急進化が目立つようになった民主党の下で、従来の支持者たちが意識高い系の束縛的な活動に付いて行けなくなったというところかな。トランプの勝利は民主主義の危機だという論評もあるけど、いやいや、アメリカ人の多数が「トランプの方がいい」、あるいは「トランプの方がまし」という意思表示をしたわけで、これこそ民主主義が機能している証拠だと思うよ。
まあ、世界がこれからどうなるかについてはいつだって読み切れないほどの記事があるんだし、株式市場の狂乱だっていつ急に冷めるかわかったもんじゃないんだから、きのうのできごとは人類のながぁ~い歴史のひとコマに過ぎないということでいいんじゃないかな。でも、トランプの勝利が確実になったあたりから、Googleの検索トレンドで「カナダに引越し」とか「カナダに移住する方法」といったキーワードがトップに躍り出たというから、何をかいわんや。特にハリスが勝った州での検索が目立ったそうで、なぁ~んだ、選挙の結果が気に食わないからって、国を見捨ててすたこらさっさかいな。そういうのをknee-jerk reaction(ワンパターンの安直な反応)というんだけど、アメリカ人として、(民主党流の)デモクラシーの担い手としての誇りも結局はそれだけのもんだってことね。
でもねえ、まずタイミングが良くないね。カナダでもマイホームの価格(アメリカより高い)は高騰するは、賃貸が不足して家賃が高騰するはで、それを移民や留学生を入れ過ぎたせいにする世論が主流になっていて、カナダ政府が来年から移民の受け入れを20%減らすと発表したばかり。それに、トルドー君の自由党は支持率ががた落ちもいいところで、協力関係にあった左派政党の新民主党にも見捨てられて、人気急上昇の保守党に大きくリードされているから、来てみたら期待に反して右寄りの政権になっていたってことになりそう。カナダの反応はけっこうからかい半分で「take a number」(番号札を取って順番を待ちなよ)。もっとも、最近は長い行列を捌くのにずいぶん時間がかかっているようだから、順番が来る頃にはトランプは引退しちゃっているかも。ある移民弁護士が「一番手っ取り早くて安上がりな対応策はストレスや不安について精神衛生の専門家に相談すること」と言っていたけど、あんがいベスト・アドバイスだったりして・・・。
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