リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

デジタル思考はマニュアル思考でアナログ思考はどぉしよぉ~思考

2024年03月11日 | 日々の風の吹くまま
3月9日(土曜日)。☁🌧☁。目が覚めてみたら、何だか薄暗い。ま、向こう1週間は雨、雨、雨という予報だから別にがっかりもしないけど、気温は上昇傾向。だけど、何なの、この風?下の道路でダンプカーでもエンジンをかけたままで何かやっているのかと思ってバルコニーに出たら、うはっ、南風がごうごう。ドアの外のゴムマットがめくれて2つ折りになっていて、空っぽのプラスチックのバケツがごろごろ。慌てて中に取り込んで、ルーフデッキの方をチェックしたら、うはぁ、小さい植木鉢が3個横倒しになってるじゃないの。強風警報が出て、バンクーバー島と本土を結ぶフェリーは夕方まで欠航。倒木で道路が通行止めになるやら、あちこちで停電するやら。おまけに気温の急上昇でノースショアの山には雪崩警報。春の嵐は3、4日続くらしい・・・。

前は土曜日を洗濯日にしていてけっこうばたばたしたけど、いつの間にか洗濯日は日曜日の掃除と並行のながら家事。だって、洗濯機はスイッチをちょいちょいとやるだけで後はお任せだから、その間に自分の身体を使って掃除をすれば一石二鳥のマルチタスキング。昔「ながら族」という言葉があったけど、あれがマルチタスキングの元祖みたいなものだったのかな。あの頃はトランジスタラジオを机の上に置いてヒットパレードなんかを聞きながら宿題をやるというようなのどかな時代だった。デジタル化と共に「マルチタスキング」が時代の最先端を行く人間の条件みたいに語られた時期があったけど、デジタル時代の「ながら」は生産性も作業効率も注意力も半減させるんだそうな。要するに元々アナログの脳内で2つの作業の間で時間も思考も集中力も細切れにして行ったり来たりなわけで、これじゃあ注意力散漫にもなるだろうなあ。コンピュータだって2つのことをほんとに「同時」にやってるんじゃないんだから。

ま、ワタシはIT産業や常時接続のソーシャル何とかよりもずぅ~っと前の幼少の頃からへそ曲がりのつむじ曲がりでどうにも潰しも矯正も利かないようなので、マルチタスキングのへったくれもないんだけど、その効用についてはデジタル天才のザッカーバーグ君に説明してもらいたいもんだな。もっとも、イギリスのThe Guardian紙のコラムニストによると、今どきのIT社会はとっくに彼の能力を超えているそうだけどね。数日前だったかフェイスブックに不具合が起きてアクセスできない人が続出したときに、ソーシャルメディアに拡散していたイメージはまさにアナログそのもので、あまりにも皮肉だったから笑っちゃった。フェイスブックに上がっていたのを拝借しちゃうと・・・



ランチのしたくをする時間になっても、まだ風がごうごう。キッチンのレンジフードのファンの排気口がバルコニーの「天井」にあるので、警報が出るほどの南東か南の風が吹くと、もろにキッチンにまで吹き込んで来てレンジのガスの火が消えそうになるから危ない。デジタルに考えるなら「ガスを使わない」ってことになりそうだけど、それではいかにもマニュアル思考なので、アナログに「どうしよう、どうしよう」と考えて、そこらにある(サイズの合う)廃材で即席の防風パッドを作ってフィルターの内側に入れてやったらとりあえず解決。風の日はレンジの下に手をかざして風を感じたらパッドを入れ、収まったら外すだけ。油で汚れたら外側の袋を取り替えればいいし、派手に油を撥ねかす料理はめったにしないからこれで十分。あら、もうランチタイム・・・。




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