らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

今日は?

2012年03月04日 23時59分58秒 | 音楽
 何の日でしょう??

 Antonio Lucio Vivaldi(1678~1741)が、イタリアのヴェネチアで生まれた日です。今年で334才です。

 A.ヴィヴァルディといえば、まず「四季」。春・夏・秋・冬というそれぞれ3楽章からなるヴァイオリン協奏曲です。バロック時代後期にイタリアで大活躍したA.ヴィヴァルディには、オペラ作品などもありますが、その作曲は器楽曲が主で、色々な楽器の協奏曲を無数に作曲しました。特に名手だったVnの作品は多いのです。

 一般のクラシックファンの方には「四季」が一番有名だと思いますが、Vnや元Vn奏者(VaやVc)の人が、A.ヴィヴァルディの作品で最初に頭に浮かぶ曲は、たぶんヴァイオリン協奏曲 イ短調でしょう。

 ミ・ラー・ラー・ラー・ラー・ラー・ドシラー・ドシラー・ドシラー・ソファミー・レド・シ・ミ・ド・ラ・

 このてきとうな音名を読んで、曲を浮かべた人は、Vn教育に少し携わっていた人ですね??発表会では、定番中の定番の曲です。

 Suzukiや篠崎などのVn教本で学びはじめる子供達は、習い始めて数年経つと、お兄さん・お姉さんが演奏するこの曲を聴いて、早く私もあの曲を演奏したいという、最初の目標に設定される曲です。

 そして自分が、発表会で演奏するようになると、一段レヴェルが高くなった気分で、嬉しいものです。

 この単純な最初の出だしが、子供達の心をグッと引きつけるのでしょうね?元気な出だし、そしてラーの繰り返しを元気よく弓を使うことによって、楽器が今までよりなり出すのを実感するのでしょう。

 ただ、この曲はプロの世界では滅多に演奏されることはありません。なぜなんでしょうね?ピリオド全盛の時代で、普通のプロのオケは演奏しづらくなったのか、バロックの音楽を演奏する事自体まれになりました。とても寂しいことです。

 バッハもヘンデルもヴィヴァルディなどバロック時代作曲家は、ピリオドの人たちだけの作曲家ではないはずです。

 もう少し柔らかい頭で、柔軟にプログラムに入れて欲しいなぁと最近とくに思うんです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする