らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

壺井一歩 弦楽四重奏曲第2番 (1997/2011改訂)

2012年03月18日 23時59分10秒 | クァルテット
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壺井一歩 弦楽四重奏曲第1番(1996/2010改訂)

 雪山に埋もれた今冬は、雪かきで悲鳴を上げている体をよそに、泣き言など言っておられぬほどに、毎日頑張っておりまする。と、気づいてみれば山形弦楽四重奏団第43回定期演奏会まで、あと約40日ばかり・・・。曲もまだまだ詰めてゆかねばならぬ、焦りの気持ちも少々わいてきた今日この頃です。

 さて、昨年の10月第41回定期演奏会で演奏した壺井一歩 弦楽四重奏曲第1番(1996/2010改訂)~改訂版初演に続き、第43回では第2番を取り上げます。

 上記のリンク記事を読んでいただいた方は理解してくれると思いますが、世の中は不思議なもので、人との縁で思わぬつながりが(もろもろの)出来るものです。もし壺井一歩氏の作品が山響作曲賞を受賞していなかったりしてなかったら、彼とは人生でたぶん出会えていないし、交流も生まれなかったわけです。共に喫煙者でなければ、話す機会もあったかどうか・・・・?彼がクァルテットミュージックを作曲してなくても、交流があったかどうか?面白いですね。

 日外アソシエーツから出版さえている「日本の作曲家=近現代音楽人名辞典」片山杜秀・細川周平監修(14095円+税)によれば、壺井一歩氏は1975年6月10日兵庫県生まれで、東京音楽大学で阿部義人・有馬礼子・池野成・藤原豊各氏に師事しています。そして、2003年度~第7回武満徹作曲賞第4位や1995年に奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門入選、2006年に第11回日本ギター音楽作曲コンクール優秀賞、同年に第2回大阪国際マンドリンコンクール作曲部門第1位などを受賞されています。その他でも2004年に芥川賞にノミネートされるなど、活躍されている若手作曲家です。

 という経歴をお持ちなのに、私は失礼ながら山響作曲賞受賞まで全く存じていませんでした。よほど有名な作曲家の作品ならどうにか知ることが出来ても、交流がない若手作曲家の作品(しかも彼の作品目録にも無かった)を、私達が演奏する機会は皆無に近いですからねぇ・・・・。こういう作品って世の中にごまんとあるのでしょうね。もったいない・・・・。残念。

 ということで、今回第2番を演奏するのですが、作品の感想などは次回に・・・・・・・。

 つづく・・・・・。

 
コメント (2)
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