らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

アドレナリンと寝つき

2020年07月12日 23時59分59秒 | 音楽

 年齢を重ねてきて、奏者として感じている事の一つに、パワーの持続が難しいと言うこと。

 パワー=力みではない事だけは言っておきます。

 例えば、本日演奏したP.I.チャイコフスキーのSym.Nr.5なんかは、f(フォルテ)を何個書き込むのだというくらい大きい音(音圧?)を要求するような曲で、何度も同じメロディーを繰り返して心をえぐってくるような作りになっています。

 ffで、何十小節も弾かなければならない箇所も多くあり、若い頃ならいざしらず、年齢を重ねてからは、力まないようにしながらも、正直しんどくなってくる事も。特にリハーサル時は途中でその押しつけがましさに無理!ってなる場合も。

 しかし、いざ本番になるとリハーサル時にはへばっていたところも何倍の音で弾き続けられるのは、お客様からもらうパワーと自分の体内で生成されたアドレナリンのせいかも。

 帰宅後も何度もメロディーが頭の中をぐるぐるして、興奮状態から抜けられず、寝つきが悪くなるのは毎度のこと。

 だからあまりチャイコフスキーは演奏したくない。好きな人すみません。

コメント
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