子供の頃、仲のよい従兄弟の家によく泊まりに行きました。
我が家とは違い、朝食の時間はクラシック音楽が流れる中でのパン食でした。
こんがりと焼けたパンにバターをたっぷりぬり、紅茶とちょっとしたサラダと一緒に食べる朝食に、我が家の納豆飯と味噌汁の朝食とはだいぶ違うんだなと思ったものです。
高校から大学に入った頃、池袋の喫茶店で、飲み物を頼むとトースト食べ放題のお店がありました。ちょっとセクシーな格好をしたお姉さん達が「パンはいかがですか?」と持って来てくれるのです。運動部の慢性腹ぺこ高校生にとっては、願ったり叶ったりのお店で、よく行きました。大学に入ってからも夜まで飲んで、終電を逃した友達と朝までいたことも何度か・・・・。確かお店の名前は「蔵王」だったような・・・。あの時から山形に縁があったとは・・・。www。
その反動か、私のパン嫌い(パンでは食事にならない、お米か麺じゃないと!)の考えが出来上がってしまいました。パンは食事では無く、おやつ感覚なんです。
あれから何十年も経ってから、奥さんがチョイスした新しいトースターが我が家に来ました。
いまさらトースターなんて・・・と思っていましたが。
なんだか子供の頃に食べた懐かしいトーストの味がするような気がして、最近は食パンをよく食べるようになりました。
お餅も焼きおにぎりも出来る、なかなか良いトースターのようです。