モーツァルト、ハイドンなどと同時代のフランスの作曲家。
今度の山形弦楽四重奏団 第83回定期演奏会で演目になっているファゴット四重奏曲 ト短調 Op.73-3 は、F.ドヴィエンヌの作曲だし、一時期盛んに小松崎恭子さんと田中知子さんでプレコンサートにフルート&ヴィオラのデュオを取り上げていました。
フルートやファゴットの名手で、のちにパリ音楽院のフルート科教授も務めました。
多くの木管楽器のために作曲しています。
F.ドヴィエンヌもそうですが、F.クーラウ(独)やF.ダンツィ(独)など木管楽器に良い作品が残っている作曲家の楽譜が不安定です。
音やダイナミクス、アーティキュレーションがだいぶ違い、編集者によって異なります。しまいには、廃版になっている楽譜も多いです。
国の威信をかけて、信用できる原典版を発行するような文化費の使い方を各国できないでしょうか?弾薬何発分だけで、全作品出版できるのだから。
もちろん日本にもたくさんの作曲家が存在しているわけだし、世界的に演奏されているものは、次から次へと出版してほしいと思うのは、演奏者だけじゃないと思います。
話を戻すと、ドヴィエンヌはフランスのモーツァルトとも言われているそうです。
聴いていると心地いいヨーロッパの街並みが目に浮かびます。
もっとメジャーになっても良い作曲家だと思います。
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