私が、山形響に入団してもった一番最初の教え子のE.I.さんから久しぶりにお便りをもらった。
彼女は山形大学でヴァイオリンを専攻していたが、ヴィオラを本格的に始めたいということで私の所に習いに来始めた。最初はプロの演奏家になりたい感じでは無く、ただヴァイオリンの先生しかいない大学の授業の補講的に来ていた感じだった。だんだん演奏の幅が広がるのを自分でも実感したのだろう。急にやる気が満ち始めて3年生くらいから上達して、4年生の時は、PMFのメンバーにも選ばれ、そこから顔色が変わってさらに練習して、メキメキ上達していった。
卒業後の進路相談にのったが、日本の音楽大学に進学ではなく留学を進めた。
彼女にはそれが合っていたのだろう。 今やプラハフィルハーモニーの楽団員さんである。
自分の弟子が頑張っていると聞くと、自分も負けられないと思うのが先生である。 彼女ほど華やかな生活ではないが、地道に努力を重ねていく事を再確認。 自分を見失わないように・・・・・。
たまにブログを覗いてくれているみたいなので、無断で写真も載せてしまおう。ごめんなさい。左がE.I.さん。写真は、友人が遊びに来ていたときにハンガリーに遊びに行った時らしい。
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この写真は、E.I.さんが所属しているプラハフィルハーモニーが、「プラハの春」出演時のものである。日本から訪ねてきてくれた友人が写してくれたものらしい。 ドヴォルジャークホールだろうか?私も一回だけヤングプラハ音楽祭に参加したとき演奏したことがあるが、こんな所でしょっちゅう演奏できるなんて羨ましい。
------------------話は少し変わって---------------------
山形市にも本格的なクラシック専用ホールが出来ることを切に願う。新県民会館建設の話はどうなってしまったのだろうか?最初の話なら既に完成していて、山形響が定期演奏会をしているはずだったのに。ホールはオーケストラにとって楽器の一部であり、山形響の更なる発展には必要なものである。凍結だけは本当に勘弁して欲しい。