廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

いろんな歌手を招いて

2020年12月08日 | Jazz LP (Decca / Coral)

Les Brown and His Band of Renown / Open House  ( 米 Coral CRL-57051 )


このところ数週間くらい、レコードがまったく買えていない。最後に買ったのは380円のこのレコードで、それも何週間前だったのか
よくわからない。何だかレコード熱が冷めたのかな、と思ったりもするが、これは、と思うようなものがないのが原因のように思う。
これは初めて見るぞ、と嬉しくなるようなものはさすがにもう少なく、例え聴いたことがなくてもエサ箱の中で何度も見かけるような
ものは新鮮味もなく、わざわざ手に取ろうという気も起きない。

そんな中で、このレス・ブラウンは初めて見るタイトルだった。1930年代から活動していた歴史の古いビッグ・バンドなのでレコードは
たくさんあるが、いろんなヴォーカリストを招いて共演するという楽しいレコードだ。

ハーブ・ジェフリーズとモダネアーズが入っているので、それが目当てで拾ったのだが、相変わらず素晴らしくて期待を裏切らない。
これらの歌唱はこれでしか聴けないようだから、好きな人にはたまらない内容だ。また、ランサーズやエイムス・ブラザースもいい出来で、
ちょっとした拾い物だった。

毎日聴こうというようなタイプではないが、時々こういうのが聴きたい気分の日があるので、それには打ってつけの内容だ。
私にとっては常備薬のようなもの。

ちなみにレス・ブラウンのバンド名はレス・ブラウン楽団やレス・ブラウン・オーケストラではなく、Les Brown and His Band of Renown
というのが正式名称である、というのはどうでもいいウンチクである。


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