おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 38ページの「規模別の自己資本比率の推移」をみましたが、今日は40ページの「規模別の固定長期適合率」をみます。
固定長期適合率とは、固定資産額を純資産額と固定負債の和で除したものであり、長期資金によって固定資産をどの程度まかなえているかを示す指標とされていることから、100%以下であることが望ましいとされています。
財務省「法人企業統計年報」により固定長期適合率をみると、製造業の大企業が62.9%、中規模企業が57.0%であるのに対して、小規模事業者は53.8%と最も低くなっています。
これは昨日みた固定比率と逆の関係にあり、大企業や中規模企業においては自己資本比率が上昇したことが主な原因であり、小規模事業者においては総資産に対する固定負債比率が上昇したことが主な原因です。
財務改善の手法、つまり、貸借対照表の印象をよくみせる方法の一つに、デットエクイティスワップ(DES)という考え方があります。
これは負債(デット)と資本(エクイティ)を交換(スワップ)するということで、銀行等に理解を求めて借金を資本金に移し替えるというものです。
借金過多の企業と資本金が厚い企業とでは、どちらの方が信頼できるか、数字が苦手であっても貸借対照表だけは読めるようにしてくださいね!
昨日は2012年度中小企業白書 38ページの「規模別の自己資本比率の推移」をみましたが、今日は40ページの「規模別の固定長期適合率」をみます。
固定長期適合率とは、固定資産額を純資産額と固定負債の和で除したものであり、長期資金によって固定資産をどの程度まかなえているかを示す指標とされていることから、100%以下であることが望ましいとされています。
財務省「法人企業統計年報」により固定長期適合率をみると、製造業の大企業が62.9%、中規模企業が57.0%であるのに対して、小規模事業者は53.8%と最も低くなっています。
これは昨日みた固定比率と逆の関係にあり、大企業や中規模企業においては自己資本比率が上昇したことが主な原因であり、小規模事業者においては総資産に対する固定負債比率が上昇したことが主な原因です。
財務改善の手法、つまり、貸借対照表の印象をよくみせる方法の一つに、デットエクイティスワップ(DES)という考え方があります。
これは負債(デット)と資本(エクイティ)を交換(スワップ)するということで、銀行等に理解を求めて借金を資本金に移し替えるというものです。
借金過多の企業と資本金が厚い企業とでは、どちらの方が信頼できるか、数字が苦手であっても貸借対照表だけは読めるようにしてくださいね!