おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2015年版ものづくり白書の27ページの「図121‒3 生産波及の大きさ」を見ましたが、今日は27ページの「図121‒5 都道府県別人口1人当たりの所得と製造品出荷額」を見ます。
下図について白書は、製造品出荷額および所得が高い県として、中部地方を中心とした製造業が盛んな県である愛知県、三重県、滋賀県、静岡県などが挙げられることが分かります。
これについて白書は、都道府県別に人口1人当たりの所得と製造品出荷額(従業員4人以上の事務所)の関係を見ると、ゆるやかな正の相関関係が確認できる。
すなわち、県民人口に対して製造品出荷額が大きい、製造業が盛んである地域ほど県民所得水準が高いということであり、製造業は地方における雇用確保のみならず所得向上においても重要な役割を果たしていると分析できる。
愛知県や静岡県は古くから輸送用機械を端緒として産業集積が形成された県であり、三重県や滋賀県は電気電子機器などについての工場誘致をはじめとして集積を進めてきた県である。
集積の経緯は各地域で様々であるが、集積された地域を有する県ほど高水準の県民所得を実現していると解釈できる、とあります。
これを見ると、地方の自治体が工場を誘致する理由が分かりますし、就職先でも人気が高くなることも納得できます。
その一方で、業績が不振になるとすぐに撤退が選択肢として挙がりますが、これらを踏まえるとより慎重な意思決定でなくてはならないということが分かりますね。
昨日は2015年版ものづくり白書の27ページの「図121‒3 生産波及の大きさ」を見ましたが、今日は27ページの「図121‒5 都道府県別人口1人当たりの所得と製造品出荷額」を見ます。
下図について白書は、製造品出荷額および所得が高い県として、中部地方を中心とした製造業が盛んな県である愛知県、三重県、滋賀県、静岡県などが挙げられることが分かります。
これについて白書は、都道府県別に人口1人当たりの所得と製造品出荷額(従業員4人以上の事務所)の関係を見ると、ゆるやかな正の相関関係が確認できる。
すなわち、県民人口に対して製造品出荷額が大きい、製造業が盛んである地域ほど県民所得水準が高いということであり、製造業は地方における雇用確保のみならず所得向上においても重要な役割を果たしていると分析できる。
愛知県や静岡県は古くから輸送用機械を端緒として産業集積が形成された県であり、三重県や滋賀県は電気電子機器などについての工場誘致をはじめとして集積を進めてきた県である。
集積の経緯は各地域で様々であるが、集積された地域を有する県ほど高水準の県民所得を実現していると解釈できる、とあります。
これを見ると、地方の自治体が工場を誘致する理由が分かりますし、就職先でも人気が高くなることも納得できます。
その一方で、業績が不振になるとすぐに撤退が選択肢として挙がりますが、これらを踏まえるとより慎重な意思決定でなくてはならないということが分かりますね。