中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

電気機械の新たな成長戦略の必要性

2013年08月16日 05時44分37秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 15ページの「底堅い「自動車」と伸び悩む「電気機械」」をみましたが、今日は15ページの「「自動車」と「電気機械」の従業者数推移」をみます。

まず「自動車」の国内従業者数の推移を見ると、非常に緩やかではあるが減少を続けており、直近の2010年度は1995年度に比べて1割減の23.7万人に留まっていますが、海外の従業者数は年々増加しており、1998年度には国内と海外が逆転し、2010年度は1995年度のほぼ倍となる40.9万人となっていることが分かります。

続いて、「電気機械」をみると、国内従業者数は一貫して減少を続けており、2010年度は1995年度の約7割の水準まで減少し、海外従業者数も1990年代は右肩上がりで増加していたものの、2000年代に入る
と頭打ち感が出ておりおおむね横ばいで推移していることが分かります。

自動車、電気機械ともに2008年に雇用が減少していることからリーマンショックの大きさを改めて感じますが、そこからの立ち上がりの早さに自動車と電気機械の世界でのポジショニングの差を感じます。

またこのグラフは2010年までですが、その後、自動車は雇用を拡大、他方、電気機械は縮小しているので、電気機械各社は新たな成長戦略により早く底を打って欲しいですね!
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底堅い「自動車」と伸び悩む「電気機械」

2013年08月15日 05時04分59秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 13ページの「避けられない製造業の海外展開」をみましたが、今日は15ページの「底堅い「自動車」と伸び悩む「電気機械」」をみます。

「自動車」の「最終製品」(完成車)の設備投資を見ると、国内設備投資は1995年度以降おおむね横ばいで推移してきたが、2008年の「リーマンショック」に伴う世界的な景気後退の影響を受けて急減し、直近の2010年度は1995年度比で半減しています。

一方、海外設備投資は「リーマンショック」を機に減少したが、依然として高い水準を維持しながら増
加基調で推移しており、海外設備投資が国内設備投資を上回る状態が継続していることが分かります。

続いて、「電気機械」の「最終製品」の設備投資を見ると、直近の2010年度は1995年度の約3分の1程度の水準まで落ち込んでおり、国内設備投資が低下トレンドにあることが分かります。

さらに海外設備投資についても、上下の振れが大きいものの直近では1995年度の約9割の水準にとどまっていることが分かります。

このように「自動車」の「最終製品」では、国内設備投資は落ち込んでいたものの海外設備投資が大きく伸びていたのに対して、「電気機械」では国内外ともに設備投資が落ち込んでいることが特徴として挙げられる。

この結果、「自動車」が競争力を維持し国内外での事業展開を拡大させてきた一方、「電気機械」は競争力が低下し海外でも事業拡大が伸び悩んでいるという訳ですね。

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避けられない製造業の海外展開!

2013年08月14日 05時53分13秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 11ページの「携帯電話とテレビの貿易収支構造」をみましたが、今日は13ページの「避けられない製造業の海外展開」をみます。

下図をみると、エレクトロニクス産業や自動車産業など「加工型製造業」で海外現地生産を行う企業の割合が先行して上昇し、近年では「素材型製造業」も増加しており、両者が並行し海外展開が進行していることが分かります。

グローバル市場の拡大に伴い海外需要の取り込みは必須であり海外生産の拡大が不可避ですが、一方では海外展開が進行する中で、我が国産業の強みである裾野の広い産業集積と広範なサプライチェーンが毀損してしまうとの懸念が生じます。

これについて設備投資及び従業者数の見通しを自動車と電気機械の見通しを見ると、以下の3点の特徴が見られるとあります。

1.自動車が国内外での事業展開を拡大させてきた一方、電気機械が伸び悩んでいる。
2.自動車、電気機械ともに「部品」分野では国内外での事業拡大が進んでいる。
3.規模の大きい「ティア1」ほど海外展開を進めている。

「ティア1」とは完成車メーカーに直接納入する企業のことで、この「ティア1」に納入する企業を「ティア2」、「ティア2」に納入する企業を「ティア3」と呼ぶそうですが、一般的にティア1、ティア2、ティア3の順で企業規模が小さくなり、海外展開も遅れるということです。

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携帯電話とテレビの赤字

2013年08月13日 05時44分17秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 10ページの「製造業が輸出で稼ぐ力の低下」をみましたが、今日は11ページの「携帯電話とテレビの貿易収支構造」をみます。

下図のとおり、携帯電話(「通信機」に含む)の輸入額は年々増加基調にあり、2012年のテレビと携帯電話の貿易赤字額は合わせて1兆円を超えていることが分かります。

また、地上デジタル放送の移行完了に伴いテレビの買い換え需要が著しく減少したため、2012年のテレビ輸入額は縮小していることも分かります。

この原因は、携帯電話では米国アップルを始めとする海外企業の製品が人気を集めており、テレビではコモディティ化が進んだ結果、製品の性能による差別化が図りにくく価格競争に陥った結果です。

昨年度のものづくり白書「iPhoneが国内製造業にもたらす利益」において、600ドルのiphone4がもたらす国別の利益をみると、日本はわずか0.5ドルです。

上図の携帯電話の赤字は需要が一巡したので2012年がピークになると思いますが、何か悔しい思いがするのは私だけではないでしょうね。

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貿易赤字の原因は「電気機器」?

2013年08月12日 05時31分56秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 8ページの「自動車産業の波及効果」をみましたが、今日は10ページの「製造業が輸出で稼ぐ力の低下」をみます。

貿易収支の内訳を90年代と比較すると、自動車を中心とする「輸送用機器」や工作機械などの「一般機械」は貿易黒字を維持・拡大させていることが分かります。

その一方、「電気機器」の貿易黒字が縮小しており、2012年の「電気機器」の黒字額は3.0兆円と、2007年の約6割の水準に留まっていることが分かります。

2011年に、東日本大震災による国内生産の停滞や世界経済の減速に伴う輸出の低迷、及び原子力発電所の稼働停止に伴う化石燃料の輸入増加によって31年ぶりに貿易赤字に転落し、さらに2012年の貿易赤字は、過去最大となる6.9兆円に達しています。

この貿易収支の赤字化の背景には「電気機器」の中核であるエレクトロニクス産業の競争力が低下し、貿易黒字を稼ぐ力が衰えつつあることが一因となっているとのことです。

では、その詳細を明日見ていきましょう!
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日本の自動車輸出がゼロになったら・・・

2013年08月11日 05時35分26秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 7ページの「生産面での製造業の波及効果」をみましたが、今日は8ページの「自動車産業の波及効果」をみます。

仮に海外生産の増加などによって、日本の自動車輸出がゼロになったと想定するとどうなるのでしょうか。

上図をみると、自動車産業における生産額の減少を含めた国内生産全体の減少額は25.3兆円になると試算され、平成17年産業連関表では国内生産が972.0兆円であるため、約3%の国内生産が失われることになります。

また国内雇用への影響については96万人減少します。これは平成17年産業連関表における雇用表では、我が国における雇用者数は6,670万人であるので、自動車輸出がゼロとなることによって6,574万人の水準まで下がることとなり、約1%の雇用が失われることに相当します。

96万人が失業する可能性があると考えると、自動車産業の裾野の広さと波及効果の高さが分かりますね。
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国内需要が1増えると・・・

2013年08月10日 07時28分03秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 3ページの「我が国経済を支えてきたものづくり産業の揺らぎ」をみましたが、今日は7ページの「生産面での製造業の波及効果」をみます。
「波及効果倍率」を産業別に比較すると、自動車産業を中心とする「輸送機械」が最も大きく3.3倍、次いで「鉄鋼」が3.0倍となっていることが分かります。

この「波及効果倍率」とはの国内需要が1単位増える場合に経済全体の生産額がどの程度増えるかを示すかを表す指標であり、最も高い「輸送機械」に対する国内需要が1単位増える場合に、国内生産が3.3
単位増加するということです。

産業別に比較しても、製造業は全般的に非製造業よりも波及効果倍率が大きくなっており、製造業は非製造業よりも経済全体に対する波及効果が高く、生産面でも裾野の広い産業であることが読み取れます。

先日、募集が締め切られた「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」において、弊社に相談があった企業の8割以上は「輸送機械」でしたので、肌感覚でも納得できる数値ですね!

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ジャパン・アズ・ナンバーワン

2013年08月09日 05時36分14秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日から平成25年6月7日に発表された「2013年ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)」を読んでいきます。

第1部「ものづくり基盤技術の現状と課題」、「第1章我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」の3ページにある「我が国経済を支えてきたものづくり産業の揺らぎ」を見ます。

日本の「ものづくり産業」は、かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われ、1960年代から80年代にかけて、我が国ものづくり企業は画期的な新製品を次々に開発し、自動車や家電を始めとする“Made in Japan”製品は、その高い品質・性能に支えられ、世界市場を制するほどの抜群の競争力を有していました。

そのため、1985年のプラザ合意に代表される数次にわたる大幅な円高の進行にもかかわらず国内生産は拡大し、輸出を伸張させ、ものづくり産業は我が国躍進の大きな原動力となっていました。

しかし、1990年代以降、我が国経済がバブル崩壊後の長い低迷から脱却できずにいる中、中国・韓国を始めとする新興国企業の躍進や、製品のコモディティ化によって、我が国が得意としてきた「高品質・高性能」に支えられた競争に対して、激しい価格競争が引き起こされるようになり、我が国ものづ
くり産業を取り巻く環境が大きく変わり、現在に至っています。

アベノミクスによる円高是正を背景に、足下では業況が改善していますが、エレクトロニクス産業を中心に輸出力は低下し、かつ、国内生産は頭打ちであるなど、現場力の強みに根差した我が国ものづくり産業は中長期的に競争力低下が懸念されています。

この状況を打破するために、ものづくり産業の重要性について見ていきます!

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「行うは難し」ですが・・・

2013年08月08日 05時59分29秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 205ページの「情報セキュリティ対策」をみましたが、今日は207ページの「業種別の自社ホームページの開設の状況」をみます。

業種別に自社ホームページの開設の状況を見ると、情報通信業や宿泊業、飲食サービス業の企業で、ホームページの開設が進んでいる一方で、卸売業、小売業や運輸業の企業では、ホームページの開設が進んでいないことが分かります。

次に、SNS、ツイッターの利用状況を見ると、宿泊業、飲食サービス業で、利用している企業の割合が最も高く、製造業、建設業、運輸業では、低い割合にとどまっていることが分かります。


これまで見てきたとおり、ホームページをはじめ、スマートフォン、タブレット型端末、クラウド等の新しいITが中小企業に着実に進んでいることが読み取れる反面、上で見られるようにホームページやSNSを導入している企業は高くなく、規模の小さい企業ほどITが導入されていない状況は依然として続いているということです。

この状況を脱するためには、経営者自身がITについて学び、その活用能力を向上させるとともに、業務プロセスを見直すという、ITの導入・活用の効果を得なければならないということです。

「言うは易く行うは難し」ですが、このお盆休みに、ITに関する初心者向けの本でも読んでみたらいかがでしょうか。

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快適な仕事環境をつくる!

2013年08月07日 04時56分12秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 204ページの「業務プロセスの見直しの際に重視した取組」をみましたが、今日は205ページの「情報セキュリティ対策」をみます。

発生した情報セキュリティに関するトラブルを見ると、5割近くの企業で何らかのトラブルが生じており、その原因は「システムダウン」次いで「コンピュータウィルス感染」であることが分かります。

次に、実施している情報セキュリティ対策を見ると、9割以上の企業が何らかの対策に取り組んでおり、具体策としては「ウィルス対策ソフトを導入」次いで「データのバックアップを実施」であることが分かります。

企業にとって非常に重要なインフラの一つであるITに何かしらの不具合が生じ、業務に支障を受けたという経験は、恐らく、全ての人が持っているのはないでしょうか。

白書にある対策として、私も「ウィルス対策ソフトを導入」と「データのバックアップを実施」を行っていますが、特に後者には苦い経験があることから、dropboxSugarSyncというストレージサービスを併用しています。

備えあれば憂いなしで、快適な仕事環境を形成したいですね!

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不得手な部分はアウトソーシングする!

2013年08月06日 05時00分00秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 203ページの「業務プロセスの見直しの取組状況」をみましたが、今日は204ページの「業務プロセスの見直しの際に重視した取組」をみます。

業務プロセスの見直しの際に重視した取組を見ると、小規模事業者では5割近くの事業者が「経営層が陣頭指揮を執った」と回答していますが、中規模企業では、約5割の企業が「実務の中心的な人物に主導させた」と回答し、次いで、「社内のヒアリングを実施した」と回答する企業が多くなっていることが分かります。

次に、業務プロセスを見直さなかった理由を見ると「見直す必要を感じなかった」が、全体の3分の1程度ですが、見直す必要を感じながら見直しを行わなかった理由としては「推進できる人材がいなかった」、「ITの知識が不足していた」等が挙げられていることが分かります。

業務プロセスの改善に限らず、従業員20名以下の小規模事業者の経営者は、思ったことの全てを自分自身でやらなければならず、これが自社技術などの得意部門であれば、寸暇を惜しんでできるでしょうが、不得手な業務は相当なストレスになると思います。

これまでも何度も書きましたが、得意な部分で生産性を上げ、不得手な部分はアウトソーシングすること。これがまさに現代のITを用いた業務プロセスの在り方だと思います!
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業務プロセスを行っている企業!

2013年08月05日 04時54分14秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 200ページの「年齢別のITの導入・活用の位置付け」をみましたが、今日は203ページの「業務プロセスの見直しの取組状況」をみます。

業務プロセスの見直しの範囲を見ると、小規模事業者では6割近くが「見直さなかった」と回答していますが、中規模企業では「見直さなかった」との回答は全体の3分の1程度ですが、最も割合が高いのは「部門内や業務内で見直した」となっていることが分かります。

次に、業務プロセスの見直しとITの導入の効果を見ると、業務プロセスを見直した企業では、約9割の企業が「IT を導入した効果が得られている」と回答しているのに対して、業務プロセスを見直さなかった企業では「ITを導入した効果が得られている」と回答する企業は約6割にとどまっていることが分かります。

大企業では数年に一度大きな組織改革があり、十年近く経つと元に戻っているという笑い話がありますが、いずれにしても組織改革は業務プロセスを見直す大きなきっかけとなることは言うまでもありません。

しかしながら、その効果を高めるためには一定の規模が必要で、規模が小さくなるほどその頻度と必要性が少なくなります。

このような中、業務プロセスを行っている企業はどのような点を重視しているのか、明日、見ていきます!
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無料のセミナーで適性をみよう!

2013年08月04日 05時42分36秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 198ページの「クラウド・コンピューティングのメリット」をみましたが、今日は200ページの「年齢別のITの導入・活用の位置付け」をみます。

小規模事業者におけるITの導入・活用の位置付けを経営者の年齢別にみると、経営者の年齢が低いほど、ITの導入・活用をより重要な経営課題として認識していることが分かります。

次に、このITの導入・活用における課題を経営者年齢別にみると、経営者の年齢が高いほど「経営者のITの活用能力が不足している」、「適切なアドバイザー等がいない」ことを課題として挙げている事業者が多いことが分かります。

この状況に対して、小規模事業者の経営者自身は5割強がITの活用能力向上に取り組んでいると回答しており、その具体的な取組については、「自己学習(書籍、通信教育等)」、「セミナー・研修への参加」と回答する企業が多いことが分かります。

ITに限らず、経営者自分が不足している能力を学習することで、経営者自身の果たす役割はより大きくなります。

とはいえ、自己学習はポイントが掴みにくいので、最初は行政や商工会・商工会議所が開催している無料のITセミナーへ参加し、自分の適性をみるのがよいと思います。

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クラウド・コンピューティングのメリットと運用上の課題

2013年08月03日 05時28分22秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 197ページの「クラウド・コンピューティング利用の現状と課題」をみましたが、今日は198ページの「クラウド・コンピューティングのメリット」をみます。

従業員規模別のクラウド・コンピューティングの導入・利用のメリットをみると、従業員規模が100人以下の企業では「技術的な専門知識がなくても導入できる」ことをメリットが最も多く、次いで「導入までの期間が短い」、「セキュリティ面での信頼性・安全性が高い」となっています。

次に、クラウド・コンピューティングの導入・利用上の課題を見ると、従業員規模が100人以下の企業では「システムの信頼性・安全性が不十分」が最も多く、次いで「トータルコストが高い」、「既存システムとの連携ができない」となっています。

このようにクラウド・コンピューティングの導入を妨げる要因は確認できますが、コストに対しては「IT活用促進資金」、IT人材に対しては「戦略的CIO育成支援事業」という施策がありますので、検討されてみても良いと思います!

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クラウド・コンピューティングのメリット

2013年08月02日 05時11分19秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 194ページの「IT人材の充足度」をみましたが、今日は197ページの「クラウド・コンピューティング利用の現状と課題」をみます。

経営者のクラウド・コンピューティングの認知状況をみると、中規模企業では約3割が「よく知っている」と回答するなどある程度は認知されているが、小規模事業者では半数が「分からない・知らない」と回答しており、規模により認知状況の差はあることが分かります。

次に、クラウド・コンピューティングの利用状況を見ると、小規模事業者では4割強が「利用する予定は無い」と回答しており、中規模企業では「利用を検討している」企業を含めても約2割にすぎず、大企業と比較して利用は進んでいない状況にあることが分かります。

クラウド・コンピューティングのメリットは、自社でサーバや情報処理ソフトウェアを所有する必要がないこと、またデータ量や時間等、利用分のみに費用を支払うことから規模の大きくない企業でも低コストでのITの活用が可能となることが挙げられます。

インターネットに接続可能なパソコンであれば利用可能な状況にあるので、認知度も利用度も今後飛躍的に増加すると思いますが、今「分からない・知らない」と回答している方でも、知らない間に使っているかもしれませんね。
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