だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

もうひとつの“9”

2010-03-19 21:24:12 | 映画
ティム・バートンと言えば、もうすぐ公開の「アリス・イン・ワンダーランド」(10)がありますが、その作風はダークでファンタジックでちょっとフリークな世界。一度ハマるともうその世界から抜け出すことができません。

「バットマン」(89)「シザーハンズ」(90)「エド・ウッド」(94)「スリーピー・ホロウ」(99)「ビッグ・フィッシュ」(03)「チャーリーとチョコレート工場」(05)「スウィーニー・トッド」(07)など、思い浮かぶだけでもバートン・ワールドがキラキラ!

そしてティム・バートンが大好きなのが、“人形”。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(93)のジャック・スケリントン、「ジャイアント・ピーチ」(96)のジェームズ、「ティム・バートンのコープスブライド」(05)のビクターとビクトリア

9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~」(09)のバートンは製作にまわり、シェーン・アッカーが監督を担当。1971年イリノイ州ホートン出身の彼は、これが長編初監督。「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(03)にアニメーターとして参加。

UCLAの卒業制作映画として、04年に完成させた11分の短編「9」。こちらは05年度アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート。それを長編にしたのが、本作。バートンはこの作品にホレ込み、製作をかって出ました。

まさにダークでファンタジックでちょっとフリークな世界、しかも人形劇だし…。古びた研究室で目を覚ました“9”(声:イライジャ・ウッド)。麻布を縫い合わせた体、お腹にはでっかいジッパー。背中には数字の9。

外を見ると果てしなく広がる荒廃した世界。そこは、人類滅亡後の世界だったのです。そこに現れたのが“2”(声:マーティン・ランドー)。仲間がいたことを喜ぶ“9”でしたが突然巨大な機械に襲われ、“2”は連れ去られてしまいます。

最強の破壊兵器“ザ・マシーン”と麻布の人形たちの闘い。グループのリーダー“1”(声:クリストファー・プラマー)、“3”と“4”は双子、エンジニアの“5”(声:ジョン・C・ライリー)、芸術家の“6”(声:クリスピン・グローヴァー)

女戦士“7”(声:ジェニファー・コネリー)、用心棒の“8”(声:フレッド・ターターショー)。なぜ人類は滅びてしまったのか?9人の人形の役割とは?ダークな世界を堪能しましょ。

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