だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

市村ザザ、見納め!

2008-09-25 21:08:50 | 演劇
ジャン・ポワレ原作の笑劇「ラ・カージュ・オ・フォール」は、1973年フランスで舞台化され、1980年まで上演を続けパリ演劇史上最長のロングランを記録したそうです。

このストレートプレイ版、日本では1981年サンシャシン劇場で上演。出演は宝田明、金田龍之介、演出は美輪明宏さん。未見。残念。

この“籠の中の道化たち”は1978年「Mr.レディMr.マダム」として、映画化。楽しかった~!エドゥアール・モリナロ監督のフランス/イタリア映画でした。ウーゴ・トニャッツィとミシェル・セローのコンビは、大当たりし「Mr.レディMr.マダム2」(80)「ウエディングベル/Mr.レディMr.マダム3」(86)とシリーズ化。「バードケージ」(96)もリメイクです。

1983年ミュージカル化され、8月21日ブロードウェイのパレス劇場で初演。翌84年にはトニー賞受賞。脚本:ハーベイ・ファイアスタイン、製作:アラン・カー、演出:アーサー・ロレンツ、作詞・作曲:ジェリー・ハーマン、オリジナル振付:スコット・サーモン。ジョルジュ役はジーン・バリー、アルバン役はジョージ・ハーン。

ちなみに脚本のハーベイ・ファイアスタインは、1954年6月6日ブルックリン生まれの自他共に認めるゲイ人。いえ、才人。自身の舞台を映画化した「トーチソング・トリロジー」(88)にも出演。「ミセス・ダウト」(93)「インデペンデンス・デイ」(96)「おまけつき新婚生活」(03)のガラガラ声の大柄な女性、いえ男性です。

日本のミュージカル版は1985年から。初演のキャストはアルバン:近藤正臣、ジョルジュ:岡田真澄、アンヌ:遥くらら、ジャン・ミッシェル:金田賢一、ジャコブ:蟇目亮、フランシス:水木誠一、ジャクリーヌ:秋川リサ、ダンドン議員:上條恒彦、ダンドン夫人:森 公美子、ムッシュ・ルノー:友竹正則。

初演を見ている私は、これを書きながら懐かしくてたまりません!その後、細川俊之→岡田真澄、毬谷友子→床嶋佳子、川崎麻世→西川忠志、真矢武、 野垣真実生、上月晃→草笛光子、加藤武…と交代しながら繰り返し上演。

この冬、「ラ・カージュ・オ・フォール」が帰ってきます。1993年からアルバンことザザ役を演じてきた市村正親さん最後の舞台になります。ジョルジュは鹿賀丈史、ダントン議員は今井清隆、ダントン夫人は森久美子(初演からず~っと)、ジャクリーヌは香寿たつき。

ハンナ役の真島茂樹さんは今では超有名人ですが、初演からひときわ際立って綺麗でした!メルセデス、シャンタル、デルマ、クロクロ、ロシン、オデット、モニク、フェードラ、ニコル、ビデル、アンジェリクにも早く会いたい!

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