ミニオンよりもバルタザール！

おまけに釣られて、前売り券を買ったことは？あります。ミニオンの“ぷにゅぷにゅストラップ”は、可愛らしさ、デザインともに超～欲しい！

今ではＵＳＪ、キャラクターグッズ店などで買うことが出来るようになりましたが。ミニオンは、ご存知の通り、ユニバーサル・スタジオの子会社…

イルミネーション・エンターテインメントの稼ぎ頭。初登場は設立１作目、クリス・ルノー＆ピエール・コフィン監督のアニメ「怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ」（１０）。

この時、前売り買っちゃいました。２作目は、同監督「怪盗グルーのミニオン危機一発」（１３）。うふふ、ミニオンさまさま。もう、大スターです。

スピンオフで、ピエール・コフィン＆カイル・バルダ監督「ミニオンズ」（１５）もできちゃいました。そして長編第３作が、いよいよ公開です。待ってたでしょ？

カイル・バルダ＆ピエールー・コフィン監督「怪盗グルーのミニオン大脱走」（１７）です。反悪党同盟をクビになったグルー（声：スティーヴ・カレル）。

妻のルーシー（声：クリステン・ウィグ）と、アグネス、イディス、マーゴの３姉妹と普通の家族として暮らしています。そこへ、見知らぬ男が…

グルーを訪ねて来て、双子の兄ドルー（声：スティーヴ・カレル）がいると告げます。さっそく会いに行くと、彼はサラサラ金髪ヘアの社交的なお金持ち。

ドルーは、グルーにまた一緒にワルに戻ろうと誘うのでした。一方、ミニオンたちは悪事から身を引いたグルーに呆れ、新たなボス探しの旅へ。

今回の主役は、悪党バルタザール・ブラット（声：トレイ・パーカー）かも。彼のキレッキレのダンスには、もう釘付け！紫の衣装も超～ステキ、かも。

覚醒する、リー・ペイス

リー・ペイスは、お気に入りの俳優。ターセム監督「落下の王国」（０６）に主演し、公開された２００８年（９月）のマイベストワンでした。

この作品で演じた映画スタントマン、ロイ・ウォーカーと劇中劇の黒山賊は、彼にぴったり。世界２４ヵ国以上でロケし、美しい世界遺産もたくさん登場。

もし、未見でしたら絶対お勧め！その後、ＡＢＣのＴＶシリーズ「プッシング・デイジー」（０７～０９）に２シーズン主演。他に「トワイライト・サーガ／

ブレイキング・ドーン ＰＡＲＴ２」（１２）のギャレット、「ホビット 竜に奪われた王国」（１３）と「決戦のゆくえ」（１４）のスランドゥイルと相変わらず美しい…。

スティーヴン・フリアーズ監督「疑惑のチャンピオン」（１５）にも出ていますが、彼、普通の役（？）だと美しさが半減。オールバックの黒山賊や…

長髪のスランドゥイルのような役は、美し過ぎます。そんなペイスの最新作は、なんとＳＦアクション！南アフリカで製作された、ジョー・ミアーレ監督…

「リヴォルト」（１７）です。長編初監督作品。男（リー・ペイス）が目を覚ますと、そこは留置所の中。しかも記憶を失くし、自分が誰なのか、何が起きているのか？

外から聞こえてくるのは、銃声と爆音。隣の房の女（ベレニス・マルロー）から、地球が何者かに侵略されたことを知らされます。やがて自分が米軍兵士だったことが判明。

なんとか檻の外に出た男は、見たこともない巨大ロボットの大群が、人々を虐殺する光景を目撃するのでした。そして医者だと名乗る女と…

決死の逃避行を開始！果たして？南アフリカと言えば、ニール・ブロムカンプ監督「第９地区」（０９）。予告編はワクワクものです。見なくっちゃ！

ミスコン女王、トリシャの場合

フィリピンの映画って、どんな作品があるのか調べてみたのですが、うむ、思い浮かびません。見てないのかしらん。…ということは本作の紹介は、初？

ジュン・ロブレス・ラナ監督「ダイ・ビューティフル」（１６）です。まず、ポスターの美しさにびっくり！『なに、これ？』紫色のウィッグに、ピンク色のメイク。

しかも、タイトルを「タイ・ビューティフル」と読んでしまい、タイで開催される“ニューハーフ”のビューティ・コンテストの映画かと、すっかり勘違い。

間違えました。ダイ、つまり死でした。昨年２０１６年１０月に開催された＜第２９回東京国際映画祭＞で、最優秀男優賞と観客賞を受賞した作品です。

ミス・コンテストで優勝した、トランスジェンダーのトリシャ・エチェバリア（パオロ・バレステロス）が急死します。家族から絶縁され、身寄りのない…

娘を育て上げ、ミスコンの女王に輝いた末の突然の死でした。彼女の望みは、埋葬前の７日間の通夜で、様々なセレブの装いをすること。

友人たちは、トリシャの願いを叶えようと団結します。ビヨンセ、ジュリア・ロバーツ、レディ・ガガ、ケイティ・ペリーたち。日替わりで海外セレブの…

メイクを施されたトリシャの通夜には、彼女と関わりのあった人たちが訪れ、思い出話をするのでした。それは？主演のパオロ・バレステロスは…

１９８２年１１月２９日フィリピン出身。ＴＶ番組のホストを務める有名なトランスジェンダーだそう。２０１３年、脳卒中後のリハビリにメイクを始めたとか。

ＳＮＳでは、アン・ハサウェイ、マリリン・モンローなどのメイクも見れます。びっくりするくらい、美しいパオロ。こんなメイクをして欲しい？

エルの意味は？

エレノア・コッポラ監督「ボンジュール、アン」（１６）のダイアン・レインは、大好きな女優の１人。１９６５年１月２２日、ニューヨーク出身の５２歳。

彼女より年上ですが、１９５３年３月１６日パリ出身のイザベル・ユペールも大好き。現在６４歳。サミュエル・ベンシェトリ監督「アスファルト」（１５）、

ヨアキム・トリアー監督「母の残像」（１９）、ミア・ハンセン＝ラヴ監督「未来よ こんにちは」（１６）と、最近の作品もしっかり見ています。

最新公開作は、第８９回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「エル ＥＬＬＥ」（１６）。なんの情報もない頃、このタイトルを聞いてフランスの…

ファッション誌ＥＬＬＥの創業者とか、編集者とかのお話かと…。しかし！全く違っていました。監督は「ロボコップ」（８７）、「トータル・リコール」（９０）、

「インビジブル」（００）、「ブラックブック」（０６）などのポール・ヴァーホーヴェン。当然、サスペンスドラマです。原作はフィリップ・ディジャン『Ｏｈ…』。

ゲーム会社の社長を務めるミシェル（イザベル・ユペール）は、ある日、自宅に侵入した覆面の男に襲われます。しかし、彼女は何もなかったかのように…

振る舞い、友人が進める警察への通報も断るのでした。その後も送り主不明の嫌がらせメールが届いたり、留守中何者かに侵入されたり…。

まるで彼女の生活習慣を把握しているかのような犯行に、周囲の人間を疑うミシェル。果たして、犯人は？そして、事件の真相より恐ろしい…

彼女の本性とは？カンヌ国際映画祭で、パルムドールにノミネートされたポール・ヴァーホーヴェン、７８歳。監督と主演女優に大期待です！

カンヌから、（寄り道して）パリへ。

グレン・ジョーダン監督のＴＶＭ「灰色の疑惑」（８６）で、主演のアレック・ボールドウィンに見惚れました。劇場公開ではなく、前後編の２回放映でした。

陸軍士官学校を舞台にした、ある死の真相を探るサスペンス映画。…といっても、あまりに古くてすっかり忘れています。ソフトもないし、情報もないし…。

ただ、この作品でアレック・ボールドウィンって素敵！とファンに。ティム・バートン監督「ビートルジュース」（８８）、マイク・ニコルズ監督「ワーキング・ガール」（８８）

そして、ジョン・マクティアナン監督「レッド・オクトーバーを追え！」（９０）のジャック・ライアン役を演じます。その後もロマンチックな主演作が続きます。

ＴＶシリーズ、ＴＶＭへの出演も多いのですが、最近はすっかり貫禄が付いちゃって、脇にまわることが多くなりました。しかし、もともとハンサム。

出ているとうれしくなります、はい。最新作もロマンチック。フランシス・フォード・コッポラの妻、エレノア・コッポラ監督「ボンジュール、アン」（１６）です。

アン（ダイアン・レイン）の夫マイケル・ロックウッド（アレック・ボールドウィン）は映画プロデューサーで、２人でカンヌ国際映画祭にやって来ました。

ところがそのままバカンスの予定が、新作の撮影でマイケルはブタペストへ。アンも一緒に行くことになりますが、耳の具合が悪く、パリで休むことになります。

マイケルの仕事仲間のジャック・クレマン（アルノー・ヴィアール）の車で、パリに向かうアン。７時間のドライブは、２日間の南フランスの旅に変わるのです。

おいしい料理とワイン、美しい風景、最高！あれれ、アレックはどうなるの？まっ、いつものことね。ダイアン・レインも大好きなので、見ましょ！

考えても、その名を口にしてもダメです。

ホラー映画の中には、＜〇〇マン＞と呼ばれる登場人物がいます。マーク・ペリントン監督、リチャード・ギア主演「プロフェシー」（０２）のモスマン。

バーナード・ローズ監督、ヴァージニア・マドセン主演「キャンディマン」（９２）。リック・ローゼンタール監督、ジェイミー・リー・カーティス主演…

「ブギーマン」（８１）とか。もちろん、ウェス・クレイヴン監督、ロバート・イングランド主演「エルム街の悪夢」（８４）のフレディ・クルーガーや…。

ショーン・Ｓ・カニンガム監督「１３日の金曜日」（８０）のジェイソン・ボーヒーズなどもいますが。久々に新たなる＜〇〇マン＞が、登場します。

ロバート・デイモン・シュネック原作、ステイシー・タイトル監督「バイバイマン」（１７）です。タイトルだけ見てれば、ちょっと笑ってしまいそうですが…。

しかし、製作者は「推理作家ポー 最期の５日間」（１２）、「オキュラス／怨霊鏡」（１３）のトレヴァー・メイシーと、「プレステージ」（０６）と「スペル」（０９）の…

ナンシー・カーホッファー。サム・ライミ監督「スペル」、面白かった！それはさておき、本作は…３人の大学生が、ウィスコンシン州の古い屋敷に…

引っ越して来ます。エリオット（ダグラス・スミス）、ジョン（ルシアン・ラヴィスカウント）、サーシャ（クレシダ・ボナス）の３人は、ふとしたきっかけで…

＜バイバイマン＞（ダグ・ジョーンズ）を呼び起こしてしまいます。その名前を知ったり、口にした者には死が訪れるというのです。お互いに助け合うのですが…

周囲の人間たちは次々と命を落としていくのです。いったい、何が？キャリー＝アン・モス、フェイ・ダナウェイ、リー・ワネル共演。バイバイ。

９歳のマッシモの真実とは？

イタリア、ピエモンテ州トリノ。１９６９年。９歳のマッシモ（ニコロ・カブラス）は、突然、母親（バルバラ・ロンキ）を失くします。その謎めいた死によって…

心を閉ざすマッシモ。神父が母親は天国にいると伝えても、マッシモは受け入れることが出来ないのです。時は経ち、１９９０年代のローマ。

マッシモ（ヴァレリオ・マスタンドレア）は、ジャーナリストとして成功を収めていました。しかし、サラエボ紛争を取材した後、パニック障害を起こします。

駆け込んだ病院で、精神科医のエリーザ（ベレニス・ベジョ）と出会います。この出会いをきっかけに、次第に心を開き始めます。そんなある日。

マッシモの父親（グイド・カプリーノ）が亡くなり、トリノに戻ります。マッシモは、幼い頃両親と住んでいた家を売ろうと決めます。

様々な思い出が詰まったその家。マッシモは、再び過去のトラウマに向き合うことになるのです。果たして、それは？母親の謎の死とは？

それが、マルコ・ベロッキオ監督「甘き人生」（１６）です。原作は、イタリアでベストセラーになったマッシモ・グラメリーニの自伝小説。

監督のマルコ・ベロッキオ監督作品には、イザベル・ユペール主演「眠れる美女」（１２）があります。ところで、ベレニス・ベジョはアルゼンチンの…

ブエノスアイレス出身のフランス人女優。夫のミシェル・アザナヴィシウス監督「アーティスト」（１１）で、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。

「タイピスト！」（１２）、「ある過去の行方」（１３）、「あの日の声を探して」（１４）、「シークレット・オブ・モンスター」（１５）と活躍中。マッシモの人生とは？

美しく恐ろしいウィッチ映画

ダーク・ファンタジー・ホラーは、ホラー映画とはちょっと違います。幻想的で、残酷で怪奇的。１番に思い浮かぶのは、ギレルモ・デル・トロ監督の…

「パンズ・ラビリンス」（０６）。ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン主演「クリムゾン・ピーク」（１５）も、美しくも残酷でした。

デル・トロには、トロイ・ニクシー監督「ダーク・フェアリー」（１１）というプロデュース作品も。グリム童話を映画化した、キャサリン・ハードウィック監督…

アマンダ・サイフリッド主演「赤ずきん」（１１）もダーク・ファンタジー映画。そして、サンダンス映画祭監督賞を受賞した「ウィッチ」（１５）。

脚本、監督を務めたロバート・エガースは、本作が初の長編作品。主演のアニヤ・テイラー＝ジョイは、Ｍ・ナイト・シャマラン監督「スプリット」（１７）で…

注目された女優。１６３０年、アメリカのニューイングランド。街を追い出された、ウィリアム（ラルフ・アイネソン）とキャサリン（ケイト・ディッキー）夫妻。

５人の子供たちと、敬虔なキリスト教徒としての生活を送るため、村はずれの森近くの荒れ地にやって来ます。ある日、生後間もない赤ん坊のサムが行方不明に。

犯人は森の魔女なのか、狼なのか…。不穏な空気が流れる中、ウィリアムは美しく成長した娘のトマシン（アニヤ・テイラー＝ジョイ）ではないかと、疑い始めます。

果たして、トマシンは魔女なのでしょうか？森と魔女と言えば「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」（９９）を思い出しますが、テイストは、Ｍ・ナイト・シャマラン監督…

「ヴィレッジ」（０４）の方に近いかも。そう言えば、本作でデビューしたアニヤは、シャマラン監督作品で主演。これからが楽しみだし、注目。必見！

本当に、最後の海賊？

ジョニー・デップお気に入りの役、ジャック・スパロウ。５度目の登場です。第１作目は、ジェリー・ブラッカイマー製作、ゴア・ヴァービンスキー監督…

「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち」（０３）。ディズニーランドの人気アトラクション＜カリブの海賊＞を元に、映画化した本作は、大ヒット。

２作目は「パイレーツ・オブ・カリビアン／デッドマンズ・チェスト」（０６）、３作目は「パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド」（０７）

４作目は、ロブ・マーシャル監督「パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉」（１１）。キャストたちも、もうすっかりお馴染みですね。

『ＤＥＡＤ ＭＥＮ ＴＥＬＬ ＮＯ ＴＡＬＥＳ』…つまり『死人に口なし』が原題の５作目は、ノルウェー人ヨアヒム・ローニング＆エスペン・サンドベリ監督…

「パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊」（１７）です。ウィル・ターナー（オーランド・ブルーム）は、幽霊船フライング・ダッチマン号の船長として…

呪われた運命を生きていました。息子のヘンリー（ブレントン・スウェイツ）は、呪いを解く力が伝説の秘宝＜ポセイドンの槍＞にあることを突き止めます。

英国軍の水兵となったヘンリーは、ある日、船が危険な魔の三角海域＜バーミューダ・トライアンングル＞を航行中、海の死神サラザール（ハビエル・バルデム）に…

襲われます。かつてジャックにハメられたサラザールは、死者の軍団を率いてジャックへの復讐を開始！果たして、＜ポセイドンの槍＞を手にするのは？

そして、ジャック対サラザールの対決は？ジェフリー・ラッシュ、キーラ・ナイトレイ共演。豪華ゲストは、ポール・マッカートニー？見ましょ。

愛犬と友人との４日間

ゴヤ賞は、スペイン映画芸術科学アカデミーによって毎年１月に開催される映画賞。１９８７年設立。作品賞には、「神経衰弱ぎりぎりの女たち」（８９）

「オール・アバウト・マイ・マザー」（００）、「アザーズ」（０２）、「あなたになら言える秘密のこと」（０６）、「ボルベール＜帰郷＞」（０７）、「ブラック・ブレッド」（１１）

「ブランカニエベス」（１３）などがあります。監督賞の受賞者には、ペドロ・アルモドバル、アレハンドロ・アメナーバル、イザベル・コイシェ、そして…

フアン・アントニオ・バヨナなどスペインを代表する監督たちも。昨年、第３０回ゴヤ賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞の５部門を…

受賞したのが、セスク・ゲイ監督「しあわせな人生の選択」（１６）です。フリアン（リカルド・ダリン）は、スペインで俳優として活躍していました。

ある日、カナダで暮らしていた古い友人のトマス（ハビエル・カマラ）が訪ねて来ます。フリアンのいとこパウラ（ドロレス・フォンシ）から、彼が肺がんで…

余命幾ばくもないと聞いたからでした。フリアンはすでに治療を諦め、身辺整理を始めていました。トマスの説得も聞かず、追い返そうとするフリアン。

さらにトマスは４日間、滞在すると宣言。渋々承諾するフリアンでしたが、まずは愛犬トルーマンの新しい飼い主探しから。果たして、２人の４日間は？

リカルド・ダリンは、フアン・ホセ・カンパネラ監督「瞳の奥の秘密」（０９）のアルゼンチン俳優。ハビエル・カマラは、ペドロ・アルモドバル監督…

「トーク・トゥ・ハー」（０２）のスペイン俳優。２人とも、実力派俳優。監督は母親の闘病体験から、本作の脚本を書いたそう。絶対、見ますとも。