報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日の雑感 0218

2015-02-18 17:40:55 | 日記
若い男性で進む「性の絶食化」背景を考察(JIJICO) - goo ニュース

 今日は1日中雨だった。
 それにしても最近、私は寒さに弱くなったのだろうか。
 歳を取ると寒がりになるようだが、R35を迎えるに辺り、そうなったのかもしれないな。
 物凄く寒く感じた。
 そんな中、私は免許維持路線たるバスに乗って、大宮へ。
 散髪と“リゾートみのり”の指定席券を買った。
 私は職業柄、制帽を被るので、髪が長いと被りにくい。
 天候が悪く、出掛ける人も少ないのか、すぐに切ることができた。

 “リゾートみのり”号とは仙台駅を出発し、東北本線の小牛田(こごた)駅から陸羽東線を走行して新庄駅まで向かう臨時列車のことである。
 キハ48系(キハ40系の派生型)と呼ばれる気動車を改造した車両で、基本編成は3両である。
 が、私が予約したのは平日のせいか、2両編成とのことだった。
 恐らく、中間車を抜いた編成なのだろう。
 つい先頭車狙いで1号車を指名買いしたが、よくよく考えれば1号車が先頭になるのは上りであり、私が仙台駅から乗ろうとしているのは下りなるため、後部車両のようである。
 前展望はこれで絶望的となった。
 戻りはこれまた、乗ったことの無い山交バスの特急48(よんぱち)ライナーに乗ってみようと思う。
 何がヨンパチなのかって?いや、等価交換のパチンコ(4円パチ)じゃないヨ?
 バス・フリークスを自称するなら、こっちをメインにするべきかな。
 件のバスのネーミングは実際に乗車してから、ご説明する。

 今日は久しぶりの休みだから良かったものの、明日はこんなクソ寒い中、震えながら通勤するかと思うと憂鬱になる。
 早く暖かくなってもらいたいものだ。

 閑話休題。

 冒頭の記事は、私のような人間に対する当てつけと思われる。
 実際ほぼ当たっているので、信仰しようがしまいが、そこは関係無いわけである。
 武闘派女子講員とか見ると、顕正会員に交じって私も一緒に逃げたいくらいだ。
 で、件の記事の突っ込み所は終盤の、

>「絶食系男子をなんとか落としたい」と一生懸命になる女性も珍しくないそうです。

 の所、最後の丸の所に、(※ただし、イケメンに限る)を付けないと。
 あと、

>このような女性たちに頑張ってもらって、「絶食系男子」の世界観を変えてもらう

 恐らくムリでしょうな。
 理由は【お察しください】。
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“ユタと愉快な仲間たち” 番外編 「卒業旅行 The 3名様」 11

2015-02-18 10:15:03 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[3月26日22:55.JR函館本線L特急“スーパーカムイ”46号車内 稲生ユウタ、マリアンナ・スカーレット、イリーナ・レヴィア・ブリジッド]

「レピーター、点灯!……時刻、よし!」
 ユタ達を乗せた最終の特急が、最後の途中停車駅に到着する。
 最後尾ではなく、4号車の指定席車に設けられた車掌室から、1人だけ乗務している車掌が時計と信号機を睨めっこしていた。
「乗降、よし!」
 ピイーッ!(車掌の笛)
 プシュー、ガラガラ……バン。(乗降ドアが閉まる)
「側灯、よし!」
 ブーッ!(発車合図のブザー。JR東日本の電車では鳴らさない)

〔次は終着、札幌、札幌です〕

 走り出してすぐ抑揚の無い自動放送が流れる。
 4号車でそんなことが行われていることは……ユタは知っていたが、乗車している先頭車では知る由も無い。
「お、今夜は天気がいいですね」
 ユタがそう言ったのは、窓の外に月が見えたからだ。
「満月ですよ、マリアさん」
「そうだな……。でも、私は満月がよく見える日は好きじゃない」
「え?」
 不快そうな顔をしているマリアに、ユタは驚いた。
 そのユタの顔を見て、ハッとしたマリアはすぐに元の表情に戻って、
「あ、いや、満月は妖力も高まる日だから、悪い妖怪が迷惑掛けやすい夜でもあるからってこと」
「そういうことでしたか」
「まあ、私達、魔道師の魔力も高まる日ではあるけどね」
「うーん……。威吹は魔界に残ったし、キノも地獄界の仕事が忙しくなったみたいで、人間界に睨みを利かす妖怪がいなくなりましたからねぇ……」
「その魔界自体がもう立憲君主制の民主主義国家になって、魔族達の人間界渡航が制限されているから、そんなに心配は無いかもだけど……」
「今の言葉自体は、随分と矛盾してますけどね」
 それでも威吹やキノ、人間ならユタなどは特権でビザが発行されているのだが……。
 魔界戦での英雄扱いで。
 どうもこれは、イリーナが安倍春明首相に働きかけたらしい。
 これはユタが将来魔道師になるに当たって、業務上、魔界に出入りすることが多くなり、その時に手続きするよりも、今その英雄熱が冷めないうちに特権(というか利権)を作ってしまおうという魂胆だったのかもしれない。
 ユタだけ特権を享受させるのは見え見えなので、あの時、バァル戦で一緒に戦っていた仲間達全員を対象にすることで、オブラートに包ませた形であろう。
「未だに人間をエサとしか見ていない輩が跋扈しているのが魔界で、そんな奴らがここに来られても困るだろう?」
「まあ、そうですね」

 その頃、デッキでは……。
「……菜の花を1つだけ手折り♪月の光りに照らして〜♪」
「あの空の彼方へ〜♪飛んで行ける日を夢見て♪」
 ミク人形(ミカエラ)とフランス人形(クラリス)が、無音で乗降ドアの窓越しに見える満月に向かって歌っていた。

[同日23:20.JR札幌駅 “スーパーカムイ”46号の車掌]

「停止位置、よーし!」
 車掌室の窓から上半身を出した車掌が、ホームに記された表示を指さす。
 ホームに上には乗客に対する印の他、駅員や乗務員に対する印も数多く存在する。
 車掌がドアスイッチを操作してドアを開けると、各ドアから一斉に乗客達が吐き出される。

〔「ご乗車ありがとうございました。終着、札幌、終着、札幌です。どなた様もお忘れ物の無いよう、お気をつけください。2番線の列車は回送となります。……」〕

「結局、こうなるんスね!」
「1時間半も乗ったのに、まだ自力歩行不可って、どんだけですか!」
「?」
 車掌もまた降りる準備をしていると、両脇を抱えられた女性が降りて来た。
 まるで魔法使いが着るローブを羽織っているが、その国の衣装なのだろう。
 セミロングの赤毛が美しく、顔立ちもはっきりしている外国人女性だ。
 その両脇を抱えてるのは1人は若い日本人男性、もう1人はショートの金髪がきれいな、これまた外国人女性だった。
 そして何故か小さな子供2人が、彼らの荷物を持って先に降りて来る。
「あの、そのお客さん、大丈夫ですか?」
 車掌が声を掛けると、日本人男性の方が、
「あ、いや、大丈夫です!ちょっと酔い潰れただけで……!」
 思いっ切りばつの悪い顔になり、慌てるようにコンコースへ向かう階段を下りていった。
(今日は変わった日だったなぁ……。昼はカラフルな5人組と遭遇したし……)
 車掌は首を傾げながら大きな黒い革製のカバンを持って、関係者専用通路の方へ向かっていった。

[同日23:50.札幌市・すすきののホテル ユタ、マリア、イリーナ]

 タクシーがホテルの前に到着する。
「イリーナさん、ホテルに着きましたよ」
「うう……すまないねぇ、みんな……」
 さすがにこの時になると、自力歩行可能にはなっているが……。
 魔道師の杖をついて、ヨタヨタ歩く姿は、まるで危なっかしい足取りの老人だ。
 幸い部屋の鍵はカードキーなので、いちいちフロントに寄って鍵を受け取る必要は無い。
「れれ?エレベーターが動かない?……パルプン……」
 イリーナがいきなり魔法を唱えようとしたなので、ユタが慌てて、
「防犯の為、エレベーターに乗る時もカードキーが必要なんですって!パルプンテ唱えちゃダメ!」
 と、制止した。
 因みにパルプンテの意味は、ネットで調べればすぐにお分かり頂ける。

 そして、どうにかイリーナを部屋に運び込んだ弟子と弟子候補であった。
「これじゃ、明日は早起きはムリみたいですね」
「良くてチェック・アウトの時間ギリギリか……」
「明日の飛行機の時間って、何時頃ですか?」
「ちょっと待ってね……」
 マリアがベッドに寝かせたイリーナのローブの中から、ゴソゴソと航空券を探し出す。
(まるで四◯元ポケットだな……)
 と、ユタはその様子を見てそう思った。
「16時30分だって」
「ちょっと、時間が中途半端ですねぇ……。15時30分には、空港にいないといけないってことですからねぇ……」
「ゆっくり観光しているヒマは、確かに無いな」
「まあ、いいでしょう。僕が適当に時間を潰せる場所でも探しておきます」
「悪いね」
「じゃあ、お休みなさい」
「ああ」
 ユタはマリア達の部屋を出て、自分の部屋に戻った。
(威吹かぁ……。元気にやってるかな)
 ふとそんなことを思う。

 自分の部屋に戻ってテレビを点けると、宗教テロリストが北海道で逮捕されたことが報道されていた。
 それが誰かは、言うまでもないだろう。
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