敷島エージェンシー株式会社:
ボーカロイド専門芸能プロダクションと銘打った芸能事務所。
代表取締役は敷島孝夫。
大手芸能プロダクションや映画制作会社、四季グループの親会社である四季ホールディングスから50%、中核企業である四季エンタープライズから50%の資金提供を受けて創業。
四季グループは敷島孝夫の親族が経営しており、JARA財団があった頃からボーロカイドの可能性には注目していた。
財団解散後、行き場を失ったボーカロイド達の救済目的の為、子会社を立ち上げ、敷島をその社長に据えた。
四季エンタープライズで抱え込まなかったのは、役員会で完全に承認を受けたわけではなかったからである。
子会社ではどうかという案では、役員会の決定が通った。
当初、社員は四季グループから不定期に出向してくるだけの寄り合い所帯だったが、現在にあっては各ボーカロイドにマネージャーが付くなど、事務職も含めて15人の社員が在籍している。
親会社としては元々話題性のあったボーカロイドが活躍することによって、更なる広告性を狙ったものである。
所在地は創業当初は東京都墨田区菊川にあったが、現在は江東区豊洲の高層ビル18階に移転している。
ボーカロイド専門と銘打ってはいるが、実際にはマルチタイプ8号機のアルエットや妖精型ロイドの萌も所属させ、DCJロボット未来科学館へ長期派遣させている為、矛盾が生じている。
尚、『美人過ぎる秘書』としてシンディも注目されているが、こちらは用途外という理由で頑なにマスコミへの出演を拒否している。
とはいえ、シンディにも隠れファンはいるもよう。
デイライト・コーポレーション・インターナショナル:
略称、DCI。
アメリカのイリノイ州に本社を置く世界企業。
表向きはPC開発などのIT企業である。
元は兵器開発会社であり、ロボットの開発も兵器開発の一環であった。
そのノウハウがあった為か、マルチタイプ開発・製造に名乗りを上げる。
日本にも現地法人があり、名前を株式会社デイライト・コーポレーション・ジャパンと言い、略称はDCJ。
アメリカの親会社の意向を受けつつも、日本国内ならではの新規ユーザーの開拓に勤しんでいる。
アメリカでは人間そっくりのロボット(ロイド)の受けが悪いが、日本国内では大ウケであることから、独自にその開発を進める。
東北工科大学教授の平賀を外部役員に据え、そこから技術の提供を受けている。
また、アリス敷島も旧・さいたま研究所(現・ロボット未来科学館)の主任研究員に迎え、現在では2足歩行のセキュリティロボットやメイドロイドの量産に成功した。
本家のアメリカでは役員同士の権力争いが発生し、1つの研究所を任されていた所長が造反を起こし、ジャニスとルディというマルチタイプ姉弟の暴走事件を引き起こした。
この為、アメリカの本社はその責任を取らされて業務停止命令を受けている。
日本国内にあってもその影響はあったようだが、それをバネに業務拡大を続けていることから、独立を計画しているのではと噂されている。
来年度より宮城県仙台市内に仙台支社をオープンする予定。
恐らく、それに付随した研究所もしくは工場も郊外に建設されるものと思われる。
敷島曰く、「ロボット製造業版アンブレラ」。
KR団:
正式名称はケイン・ローズウェル財団。
第2次大戦後に、ヨーロッパで兵器開発会社をやっていたケイン・ローズウェルが設立したもの。
ケイン自身はロボット研究者ではないが、今後は人間に代わってロボットが兵士として戦うことを見越し、世界各国のロボット博士を集めてその研究データを発表するということをしていた。
財団にはウィリアム・フォレストや南里志郎、十条兄弟も所属していた。
年月が進むに連れて、ロボットはテロ用途に使われるようになり、多くの人間の死傷者を出すようになっていた。
それに嫌気が差した南里志郎と十条兄弟は去り、組織内で十分な権力を得られなかったウィリーも脱退。
組織は急速に衰退していくことになる。
敷島達の捜査で、キリスト教系カルト教団が前身ではないかと思われたが、それは誤解である。
指導者達はもちろん、KR団最後の研究者、吉塚広美の死により、研究者を全員失った為、KR団は崩壊する。
しかし今も尚、その復活を望む残党達の影はチラついている。
敷島達から見ればただのロボットを使ったテロ組織であるが、彼らの目的は、前期型エミリーやシンディのように、人間に取って代わるロイドの存在そのものの否定である。
吉塚広美もまたそんな組織の考え方に嫌気が差して脱退したものの、ロボット犬を開発していたり、妖精型ロイドを製作していたことから、完全に人間とよく似た(人間に取って代わる)ロイドに関しては懐疑的だったようである。
但し、日本人同士だったからか、仲の良かった南里の開発したエミリーには優しかったが(南里が使役している以上、エミリーが調子に乗って人間に取って代わるような態度を取らないという信用があったからかもしれない)。
敷島曰く、「白人至上主義団体KKKの人間至上主義団体版」。
東北工科大学:
宮城県仙台市青葉区の山間にある私大。
歴史は長く、建物も近代的なものから古い物まで千差万別。
南里志郎がかつて教授として教鞭を取っていた大学でもある。
まだ子供だった頃の平賀太一は南里のエミリーに強く関心を持ち、また南里も平賀の類稀なる才能を見抜いた為、よくこの大学で会っていた。
だから平賀にとっては現在の職場であると同時に、最大の思い出の地でもある。
閉鎖されていた洋館風の古い研究棟を改築し、エミリーを常設展示している南里志郎記念館もある。
それ故か、KR団を始めとする様々なロボットテロの舞台になることも多々ある。
後期型のエミリーが製造された場所でもある(DCJの研究所を借りなかったのは、エミリーは南里の遺作である為、交換用のボディはあくまでそれを引き継いだ平賀が一手に製造するという拘りに基づくもの)。
ボーカロイド専門芸能プロダクションと銘打った芸能事務所。
代表取締役は敷島孝夫。
大手芸能プロダクションや映画制作会社、四季グループの親会社である四季ホールディングスから50%、中核企業である四季エンタープライズから50%の資金提供を受けて創業。
四季グループは敷島孝夫の親族が経営しており、JARA財団があった頃からボーロカイドの可能性には注目していた。
財団解散後、行き場を失ったボーカロイド達の救済目的の為、子会社を立ち上げ、敷島をその社長に据えた。
四季エンタープライズで抱え込まなかったのは、役員会で完全に承認を受けたわけではなかったからである。
子会社ではどうかという案では、役員会の決定が通った。
当初、社員は四季グループから不定期に出向してくるだけの寄り合い所帯だったが、現在にあっては各ボーカロイドにマネージャーが付くなど、事務職も含めて15人の社員が在籍している。
親会社としては元々話題性のあったボーカロイドが活躍することによって、更なる広告性を狙ったものである。
所在地は創業当初は東京都墨田区菊川にあったが、現在は江東区豊洲の高層ビル18階に移転している。
ボーカロイド専門と銘打ってはいるが、実際にはマルチタイプ8号機のアルエットや妖精型ロイドの萌も所属させ、DCJロボット未来科学館へ長期派遣させている為、矛盾が生じている。
尚、『美人過ぎる秘書』としてシンディも注目されているが、こちらは用途外という理由で頑なにマスコミへの出演を拒否している。
とはいえ、シンディにも隠れファンはいるもよう。
デイライト・コーポレーション・インターナショナル:
略称、DCI。
アメリカのイリノイ州に本社を置く世界企業。
表向きはPC開発などのIT企業である。
元は兵器開発会社であり、ロボットの開発も兵器開発の一環であった。
そのノウハウがあった為か、マルチタイプ開発・製造に名乗りを上げる。
日本にも現地法人があり、名前を株式会社デイライト・コーポレーション・ジャパンと言い、略称はDCJ。
アメリカの親会社の意向を受けつつも、日本国内ならではの新規ユーザーの開拓に勤しんでいる。
アメリカでは人間そっくりのロボット(ロイド)の受けが悪いが、日本国内では大ウケであることから、独自にその開発を進める。
東北工科大学教授の平賀を外部役員に据え、そこから技術の提供を受けている。
また、アリス敷島も旧・さいたま研究所(現・ロボット未来科学館)の主任研究員に迎え、現在では2足歩行のセキュリティロボットやメイドロイドの量産に成功した。
本家のアメリカでは役員同士の権力争いが発生し、1つの研究所を任されていた所長が造反を起こし、ジャニスとルディというマルチタイプ姉弟の暴走事件を引き起こした。
この為、アメリカの本社はその責任を取らされて業務停止命令を受けている。
日本国内にあってもその影響はあったようだが、それをバネに業務拡大を続けていることから、独立を計画しているのではと噂されている。
来年度より宮城県仙台市内に仙台支社をオープンする予定。
恐らく、それに付随した研究所もしくは工場も郊外に建設されるものと思われる。
敷島曰く、「ロボット製造業版アンブレラ」。
KR団:
正式名称はケイン・ローズウェル財団。
第2次大戦後に、ヨーロッパで兵器開発会社をやっていたケイン・ローズウェルが設立したもの。
ケイン自身はロボット研究者ではないが、今後は人間に代わってロボットが兵士として戦うことを見越し、世界各国のロボット博士を集めてその研究データを発表するということをしていた。
財団にはウィリアム・フォレストや南里志郎、十条兄弟も所属していた。
年月が進むに連れて、ロボットはテロ用途に使われるようになり、多くの人間の死傷者を出すようになっていた。
それに嫌気が差した南里志郎と十条兄弟は去り、組織内で十分な権力を得られなかったウィリーも脱退。
組織は急速に衰退していくことになる。
敷島達の捜査で、キリスト教系カルト教団が前身ではないかと思われたが、それは誤解である。
指導者達はもちろん、KR団最後の研究者、吉塚広美の死により、研究者を全員失った為、KR団は崩壊する。
しかし今も尚、その復活を望む残党達の影はチラついている。
敷島達から見ればただのロボットを使ったテロ組織であるが、彼らの目的は、前期型エミリーやシンディのように、人間に取って代わるロイドの存在そのものの否定である。
吉塚広美もまたそんな組織の考え方に嫌気が差して脱退したものの、ロボット犬を開発していたり、妖精型ロイドを製作していたことから、完全に人間とよく似た(人間に取って代わる)ロイドに関しては懐疑的だったようである。
但し、日本人同士だったからか、仲の良かった南里の開発したエミリーには優しかったが(南里が使役している以上、エミリーが調子に乗って人間に取って代わるような態度を取らないという信用があったからかもしれない)。
敷島曰く、「白人至上主義団体KKKの人間至上主義団体版」。
東北工科大学:
宮城県仙台市青葉区の山間にある私大。
歴史は長く、建物も近代的なものから古い物まで千差万別。
南里志郎がかつて教授として教鞭を取っていた大学でもある。
まだ子供だった頃の平賀太一は南里のエミリーに強く関心を持ち、また南里も平賀の類稀なる才能を見抜いた為、よくこの大学で会っていた。
だから平賀にとっては現在の職場であると同時に、最大の思い出の地でもある。
閉鎖されていた洋館風の古い研究棟を改築し、エミリーを常設展示している南里志郎記念館もある。
それ故か、KR団を始めとする様々なロボットテロの舞台になることも多々ある。
後期型のエミリーが製造された場所でもある(DCJの研究所を借りなかったのは、エミリーは南里の遺作である為、交換用のボディはあくまでそれを引き継いだ平賀が一手に製造するという拘りに基づくもの)。