報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“愛原リサの日常” 「リサへの事情聴取」

2021-02-26 20:43:46 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月24日17:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原学探偵事務所]

 愛原が相模原市郊外の医療施設から帰京した日の夕方、善場が愛原の事務所を訪ねて来た。

 善場:「本来なら営業時間外でしょう?こんな時に申し訳ありません。1つ、リサに確認しておきたいことがありまして……」

 とのことだった。

 愛原:「ああ、いいですよ。そちらの応接室を使ってください。今、お茶お持ちしますから」
 善場:「恐れ入ります」

 愛原に案内され、善場とリサが応接室に入った。
 売れない探偵事務所の応接室に似つかわしい、くたびれた3人掛けのソファ1つと1人掛けのソファが2つ並んだ部屋だった。

 愛原:「紅茶でいいですか?」
 善場:「お構いなく」
 愛原:「リサはオレンジジュースな」
 リサ:「……うん」

 リサは緊張した面持ちだった。
 まるで、これから学校の先生に怒られる為に生徒指導室に来たような感じである。
 愛原が出て行くと、善場が口を開いた。

 善場:「まずは……愛原所長が全快したことは素直に喜びましょう。結果論として、あなたのGウィルスが既に所長の体内に僅かでも入っていたことが功を奏したわけだから」
 リサ:「はい……」

 リサは日本版リサ・トレヴァーの先輩でもあり、将来は上司になるかもしれない善場に対し、小さく頷いた。

 善場:「それで、今日はそのGウィルスのことについて確認しに来たんだけどね。……一応、愛原所長には、『リサと一緒に暮らしていれば、どこかのタイミングでリサのGウィルスが体に入ることもあります』と、言っておいたわ。他のウィルスならよくあることだから、愛原所長も何の疑いも無く納得してくれたからね」
 リサ:「はい……」

 リサは目を一瞬、硬く瞑った。
 『やっぱりそのことか!』と、言いたげの表情だった。
 バレてはいけないことがバレてしまったといった感じだった。
 善場はそんなリサの心境を読んだかのように言った。

 善場:「そりゃ私も元リサ・トレヴァーだし、今でもその時に入っていたGウィルスが違う形で体の中に残ってるからね。それは私の体の遺伝子に深く入り込んで、絡み付いて、纏わり付いて離れない。きっと、一生ね。だから、現役リサ・トレヴァーのあなたのことは分かるの。Gウィルスは自然に感染するものではないってことはね」
 リサ:「……ですよね」
 善場:「Tウィルスにしろ新型コロナウィルスにしろインフルエンザにしろ、それは他人に感染する。例え宿主の意思が無くてもね。でも、Gウィルスは違うってことは知ってるわね。いえ、知ってるからこそワザとやったのね」
 リサ:「……ごめんなさい」

 Gウィルスというのは、旧アンブレラが開発したウィルスの中でも異色を放つものだ。
 このウィルスは空気感染もしなければ、飛沫感染もしない。

 善場:「空気感染しかしないCウィルスとは、むしろ真逆のウィルスとでもいうのかしら。Gウィルスは接触感染か血液感染など、直接そのウィルスを体に入れなければ感染しないはずよ。愛原所長が自ら望んでGウィルスに感染したとも思えないし、他のリサ・トレヴァーがGウィルスを感染させていたという記録も無い。もちろん私だってそんなことしないし、人間に戻った今となってはそんなことできない。となると、愛原所長の体内にGウィルスを入れたのは、あなただけってことになるのね。どうなの?」
 リサ:「……はい。私です」
 善場:「ぞうしてそんなことしたの?罷り間違ってたら、愛原所長がG生物になるところなのよ?」
 リサ:「先生と……一緒にいたかったから……」
 善場:「あなたが人間に戻って、でも愛原所長がG生物になったりしたら逆になるだけで、本末転倒なのよ?」
 リサ:「はい……ごめんなさい……」
 善場:「まあ、今回はそのおかげで変異型Tウィルスに殺されかけた所長を助けることにはなったけど。こんな幸運がいつまでも続くわけじゃないんだからね?」
 リサ:「はい……」
 善場:「で……どうやって愛原所長に感染させたの?」

 善場が強く問うたのには理由がある。
 Gウィルスが最も多く滞留する場所というのは、性器だからである。
 男性なら精巣、女性なら卵巣だ。
 だからリサの卵巣には卵子の他に、Gウィルスも多く宿していることになる。
 リサ・トレヴァーに月経の症状が殆ど無い理由はそれだとされている。
 『2番』のリサもまた月経は定期的にあるものの、毎度『軽くて』『少なくて』済んでいるのだそうだ。
 これは偏に子宮や卵巣にGウィルスが滞留しているからだとされる。
 つまり、リサ・トレヴァーが手っ取り早く人間にGウィルスを感染させるには性行為が一番なのである。
 しかし、Gウィルスの宿主が男性の場合はこの限りでは無い。
 1990年代半ばに起きたアメリカのラクーン事件。
 そこにはGウィルスの開発者であったウィリアム・バーキン博士の成れの果ての化け物が現れた。
 旧アンブレラ本社に造反を企んだことが会社側にばれ、直営の秘密処理部隊を送り込まれ、瀕死の重傷を負わされた。
 ウィリアム博士は生き延びるのと、会社に復讐する為に自らにGウィルスを投与してG生物へと変貌を遂げた。
 その際、繁殖の為に自分の娘であるシェリー・バーキンにGウィルスの『胚』を植え付けた。
 シェリーは危うく自分もG生物になりかける所だったが、同じく行動を共にしていたクレア・レッドフィールドの活躍もあってワクチンを投与され、G生物になることは阻止された。
 が、残ったウィルスが形を変えて体内に残ってしまい、善場もそうであるように、(アメリカ人にしては)小柄な体型に似合わず超人的な身体能力と傷の治癒力を持ってしまった。
 報告書では『胚』となっているが、実際はウィリアム・バーキンから排出された『精子』だとされる。
 Gウィルスに汚染された精子を、意識を失ったシェリーに注ぎ込んだたとされる(シェリー自身に乱暴された形跡が無いことから、ウィリアムは【お察しください】)。

 リサ:「ある日……の夜、生理がありました。いつもよりは少し多い日で……。トイレに行こうとしたら、ちょうどお兄ちゃんが先生の所にビールを持って行くところでした。そしたらお兄ちゃんのスマホに、お兄ちゃんの彼女のメイドさんから電話が掛かって来て……。メイドさん、怒らせると怖い人だから、すぐに電話に出ないとってことで……。私が先生の所に、代わりにビールを持って行くことになって……。でも……」

 いつものリサにしては珍しく、今までで最も経血の多い日だったそうだ。
 これはきっとGウィルスの力が弱まっているからだろうとリサは思った。
 生理中のリサに起きた強い性欲と、黒い気持ちが湧いて来たのだそうだ。
 高橋は電話に出る為に部屋に入ってしまった。
 メイドの霧崎はテンションの高い時は長話をするから、しばらくは高橋は部屋から出て来ない。
 愛原はテレビに夢中になっていて、リサには気づいていない。
 リサは垂れる経血を何滴か愛原のビールに混ぜた。
 ビールの味や色が変わらない程度に……。
 案の定、愛原は何の疑いも無くビールをグイッと空けた。

 善場:「…………」

 善場の方が唖然としていた。
 リサは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして俯いた。

 善場:「ほ、本当に経血を何滴かしか入れてないの?本当にその日だけ?」
 リサ:「初めての時……バレなかったので、その後……何回か……生理が来る度に……」
 善場:「……これ、報告できるかなぁ……」

 さすがの善場も困った顔をしていた。

 善場:「男性のGウィルス保持者ならだいたい想像できるけど、リサ・トレヴァーでねぇ……。こんなことするなんて……」
 リサ:「ごめんなさい……変態で……」
 善場:「変態行為なら、他のリサ・トレヴァーもしていたから、そこは安心していいから」
 リサ:「他のリサ・トレヴァーも?」
 善場:「実験相手の男性に【ぴー】や【ぴー】、それに【ぴー】してた奴もいたっていうからっ」

 成人女性の善場も顔を赤らめて言い放つほどであり、リサはそれに対して目を大きく開き、口を押えるほどあった。

 リサ:「な、何番ですか、そいつ?それとも、そいつら?」
 善場:「何番とかは言わないよ。でもとにかく、あなたが愛原所長にしたことも十分に問題なんだからね?今回はたまたま結果オーライだったけど、今度からは絶対にそんなことしないように。分かった?」
 リサ:「は、はい」

 リサは股間にむず痒さを感じて、スカートの上から掻いた。
 今日も『多い日』でナプキンを変えてみたのだが、どうも合わないようだ。
 善場のリサへの事情聴取&説教はこれで終わった。
 あとは少し、女性ならではの体の悩みについてリサへアドバイスしたりした。
 本当は高野がこの役目をしていたのだが、高野が失踪した今となっては、善場が『大人の女性』として、リサへの体のアドバイザーを務めている。
コメント (1)
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“私立探偵 愛原学” 「帰宅の探偵」

2021-02-26 15:02:54 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月24日15:29.天候:晴 東京都千代田区丸の内 JR東京駅]

〔次は終点、東京、東京。お出口は、左側です。新幹線、山手線、京浜東北線、東海道本線、上野東京ライン、横須賀線、総武快速線、京葉線と地下鉄丸ノ内線はお乗り換えです。今日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました〕

 およそ1時間半に渡る鉄道一人旅も、まもなく終わり。
 車窓には東京都心の高層ビルが立ち並ぶ光景が広がっていた。
 新宿駅で一旦別れた山手線と再び合流し、京浜東北線と並走すると、東京駅に到着するのだと分からせてくれる。
 そして電車は、赤レンガの駅舎で有名な丸の内口に最も近いホームに滑り込んだ。

〔とうきょう、東京。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました。お忘れ物の無いよう、ご注意ください〕

 ドアが開くと、一斉に乗客達はホームへと降り出す。
 もちろん、私もそのうちの1人だ。
 高橋の連絡によると、八重洲地下駐車場に車を止めたから、八重洲南口の改札口まで来てほしいとのことだった。
 私は電車を降りると、階段を下りてコンコースに向かった。
 そして、丸の内側とは逆方向の八重洲側へ向かう。
 旅行客はそれなりにいるのだが、明らかにGoToトラベル隊の姿は無かった。
 そういえば今日から東北新幹線が全通するのだった。
 “バスターミナルなブログ”の管理人様を始め、多くのバスファンの非日常的な高速バスの運用は見納めだろう。

 愛原:「お、いたな……」

 八重洲南改札口に行くと、高橋とリサの姿を見つけることができた。
 リサはグレーのフード付きパーカーを着ていたが、そのフードを被っていた。

 高橋:「先生、お帰りなさい!」

 高橋は、まるで刑務所から出所してくる組長を迎えに来た組員の如く、ババッと最敬礼をして出迎えてくれた。

 愛原:「あ、ああ。ありがとう。いや、いいよ。そんなカタくならなくて……。てか、悪かったな。何か色々……」
 高橋:「いえ、いいんです!先生、御無事で何よりでした!」

 高橋は私の手を両手で握ってブンブン振る。
 まあ、出迎えた組員は組長にこんなことはしないか。
 確かこいつ、少年刑務所までは出ているはずで、暴力団員が収容されているような刑務所にまでは行ったこと無いはずだが……。
 私が高橋のハイテンションぶりに、少し呆れていると、後ろからリサが抱き付いて来た。

 リサ:「わたし……先生がいないとダメなの……」
 愛原:「あ、ああ。悪かったな。心配かけて」

 私が振り向いてリサの方を見ると、明らかにリサが第1形態に変化していることが分かった。
 恐らく感情を押し殺しているのだろう。
 感情を露わにすると変化するということをリサも知っているからだ。
 それでも第1形態になってしまうほどだ。
 周りに正体がバレないよう、予めフードを被って角や長く尖った耳を隠しているのだろう。
 私もリサの手を握り、頭を撫でてやった。

 愛原:「寂しかったか?今度はもう大丈夫だからな?」
 リサ:「うん……」
 高橋:「先生、車止めてますんで、こちらへ」
 愛原:「ああ、そうだったな」

 私達は駅舎の外に出ると、すぐ目の前にある八重洲地下街への階段を下りた。
 そして八重洲地下街に入ると、また下に下りる階段がある。
 そこが八重洲地下駐車場の徒歩出入口の1つである。
 東京駅から最も近い駐車場がここである。
 名前の通り八重洲地下街に直結しており、車の出入口も八重洲側にある。
 東西駐車場に別れていて東駐車場が八重洲通り(東北急行バスの『東京駅八重洲通り』バス停や都営バスの『通り三丁目』バス停付近)、西駐車場が東京駅八重洲南口バスターミナルの出入口付近にある。

 愛原:「都内でもバイオハザードが散発したらしいけど、大丈夫だったのか?」
 高橋:「何とか。BSAAが出動したのは、東京拘置所くらいですよ」
 愛原:「……高野君が脱走したらしいな?」
 高橋:「アネゴのヤツ、もう俺達とは会えませんよ」
 愛原:「参ったなぁ……」
 高橋:「おかげでサツに見張られて、ウゼェの何の」
 愛原:「警察に見張られてんの!?」
 高橋:「アネゴが先生の事務所で働いていて、タイーホ後も積極的に面会行ってたじゃないスか。オマケに俺が前科持ちだからって、サツの連中の聞き込みがウゼェの何のってなもんです」
 愛原:「それは……御苦労さんだった。まあ、向こうも仕事だからキレてお前まで逮捕されないようにな?」
 高橋:「はい。そりゃもう。アネゴが俺達に接触してくるかもってことで、サツが事務所見張ってるんスよ」
 愛原:「……てことは、俺達のマンションもだな。まあ、高野君はスパイの訓練も受けてたみたいだから、わざわざ警察の見張っている中をのこのこ来ることは無いだろう。“青いアンブレラ”と合流でもしたかな」

 日本からは排除された“青いアンブレラ”だが、外国では需要がある。
 不寛容な日本からはとっとと脱出して、海外でドンパチ活躍でもする方が高野君にはお似合いかも。

 高橋:「これです」
 愛原:「ああ」

 しばらく歩いて、やっと駐車場所に辿り着いた。
 レンタカーで安く借りられるミニバンである。

 リサ:「先生、一緒に乗ろ」

 リサが助手席後ろのスライドドアを開けて言った。

 愛原:「ああ、分かった」

 私はチラッと高橋を見た。

 高橋:「先生の御意志は絶対です」

 と、高橋は素直に頷いた。
 何か、対抗意識で助手席のドア開けて私を強引に誘導しそうなものだったが……。

 愛原:「いいのか?」
 高橋:「先生がいらっしゃらなかった間、リサにも色々あったんですよ」
 愛原:「ああ……そうか」

 少し察した。
 リサのヤツ、なかなか寂しがりやだからな。
 私が先に乗って、運転席の後ろに座った。
 リサがその隣に乗る。
 アラームが鳴って、スライドドアが自動で閉まる。
 それから高橋が運転席に乗り込んでエンジンを掛けた。

 高橋:「どうします?事務所に行きますか?それとも一旦帰りますか?」
 愛原:「そうだな……。1度、事務所に行くか。まだ、16時前だしな」
 高橋:「分かりました。先生宛てのメールや郵便物なんかも、だいぶあるんで」
 愛原:「やっぱりか」

 高橋は車を走らせた。
 そして料金所に行って、駐車料金を払う。

 愛原:「あ、領収書もらっとけよ?」
 高橋:「もちろんです」

 この駐車料金は経費で落とそう。
 それから車は地上に出た。
 地上への出口は八重洲北口にある。
 そこから外堀通りに出る。

 愛原:「あ、そうだ。善場主任から、着いたら電話してくれって言われたんだっけ」

 私は自分のスマホを取り出した。
 そして、電話帳で善場主任の電話番号を検索していると、高橋が急ブレーキを踏んでクラクションを鳴らした。

 愛原:「おわっ、とと!」

 その勢いで私はスマホを落としてしまった。

 高橋:「このクソタクシー!割り込んで来んじゃねぇっ!!」

 どうやら路肩で客待ちか何かをしていたタクシーが、いきなり割り込んできたらしい。
 まあ、駅構内などの正式なタクシー乗り場で客待ちできないタクシーだ。
 あんまりマナーの良いものではないだろう。
 私もなるべくなら、正式なタクシー乗り場からタクシーに乗るようにしている。
 幸い、衝突や接触は避けられた。
 タクシーは逃げるように急加速のような状態で走り去って行った。

 高橋:「サーセン、先生!あのクソタクシーが……!」
 愛原:「ああ、分かったから落ち着いて運転してくれ」

 私は高橋を宥めると、第0形態に戻ったリサの足元に落ちたスマホを拾おうとした。
 さっきの衝撃で手が滑って、スマホが落ちてしまったのだ。

 愛原:「悪いな、リサ」
 リサ:「ううん」
 愛原:「!」

 ふとリサの方を見ると、リサの両足が見えた。
 短い黒いスカートを穿いているのだが、その中が見え……。

 リサ:「!」

 リサはパッと足を閉じ、スカートの裾を押さえると恥ずかしそうに俯いた。

 愛原:「あっ、いや、悪い!見えてなかったから!」

 私はさっさとスマホを拾い上げると、善場主任に掛けた。
 それにしてもリサのヤツ、第0形態の時は随分と人間の女の子らしい感情や仕草を見せるようになった。
 最近はその形態でいる時間の方が長く、おかげで人間だった頃の精神を取り戻しつつあるのかもしれない。

 愛原:「あ、もしもし。善場主任ですか?愛原ですけど、先ほど東京駅に着きました。……ええ、今は事務所に向かっている所です。……あ、私の事務所ですよ」

 先ほどリサにはスカートの中は見えなかったと言ったが、あれは嘘だ。
 スカートと同じ、黒い下着が見えた。
 それを着けるのは私や高橋がそういったモノトーンの下着を着けることが多く、それに合わせてのことだという。
 もちろん私は、そんなことしなくていいと言っておいた。
 その為か、最近は明るい色の下着を着けることが多いようなのだが、そうでなくてもたまに黒い下着を穿くことがあるようだ。
 私が善場主任と明日以降の予定について話していると、リサが私の腕を掴んで来て、スッと甘えるように寄り掛かって来た。
 やれやれ。
 1週間ぶりに会ってこれだから、もっと長い期間会えなくなったら、リサは暴れるのかもしれないな。
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