[8月10日08:30.天候:晴 宮城県仙台市若林区某所 愛原家1F玄関→ダイニング]
母親:「珍しいわねぇ……。予定を前倒しして帰って来るなんて」
愛原:「急な仕事が入ってね。じゃーん。お土産の東京名菓“ひよこ”。これ食べて、今日はゆっくりしてよ」
母親:「ありがとう。後で頂くわ」
高橋:「お久しぶりです!愛原先生の不肖の弟子、高橋正義っス!永遠の助手を務めさせて頂いております!」
リサ:「お久しぶりです!愛原先生の愛妻候補ナンバー1!愛原リサです!既に名字と心は愛原家です!」
愛原:「高橋!後半の言葉要らない!リサ、オマエは挨拶だけでいい!」
父親:「相変わらず、面白い従業員さん達で……」
愛原:「色んな意味で、楽しい毎日だよ。あー、それはもう……」
母親:「とにかく、中へどうぞ。朝食を用意してありますから」
愛原:「ありがとう。2人とも、上がってくれ」
高橋:「お邪魔させて頂きます!」
リサ:「ただいま帰りました!」
愛原&高橋:「オメェんちじゃねぇ!」
リサ:「将来、わたしの(義)実家にもなる家だよ?」
父親:「そういうセリフは、もっと大人になってから言おうね?」
注意はするが、真っ向から否定しないうちの父親。
高橋:「先生。狡賢いBOWは、あの手この手で獲物を狙いますから気をつけてください」
愛原:「特異菌BOWエブリンも、そうやってアメリカのベイカー家を乗っ取ったんだろうなぁ……」
リサ:「先生!大人になったらOKだって!」
高橋:「Gウィルスまみれの体じゃ、大人になれねーの、親父殿は御存知で?」
愛原:「いや、知らないと思うよ」
こんなリサにも、一応生理はあるから、妊娠・出産は可能なんだろうがな。
とにかく上がらせてもらうと、荷物を先に置いて、私達はダイニングに向かった。
母親:「いっぱい食べてくださいね」
リサ:「はーい!」(^O^)/
愛原:「そんなこと言うと……」
高橋:「そいつはガチでガッツリ食いますよ?」
ベーコンエッグにウィンナー、サラダ、御飯と味噌汁という和洋折衷の朝食である。
愛原:「お父さん、食べ終わってからでいいんだけど、例の金庫を見せてもらいたいんだ」
父親:「分かってる。物置にあるから、食べたら行ってみるといい。これが鍵だ」
私は『物置の鍵』を入手した。
これはアイテム欄に表示される。
……ゲームの“バイオハザード”シリーズ風に言ってみました。
これが本当にゲームなら、きっと朝食に勤しんでいる皆を放って先に席を立ち、物置に向かうのだろうな。
しかし、これはノベル。
そんな野暮なことはしない。
[同日09:00.天候:晴 愛原家裏庭・物置小屋]
朝食を食べた後は、早速物置に向かうことにした。
愛原:「お父さん、地下にあった秘密の施設みたいなのはどうなった?」
父親:「市が空洞状態だと危険だからと、埋める工事を始めたよ。地下鉄側からな」
愛原:「やっぱり」
その為か、裏庭に行くと、植栽部分が完全に仮囲いで覆われていた。
工事の時は、工事関係者が入って来るらしい。
もっとも、ちょうど今日から工事業者もお盆休みとのことだ。
仮囲いの向こうは大きな穴が開いている状態だから、それで休工中でも仮囲いが外せないらしい。
もちろん、物置までの通路は確保されている。
高橋:「この下でハンターと格闘したなんて、夢みたいっスね」
愛原:「まあな」
さすがに今は工事関係者が出入りしているのだから、ハンターなどいないに決まっている。
もしいようものなら、とっくにBSAAが出動しているだろう。
愛原:「おいおい、邪魔だなー」
物置小屋に向かう通路上に、警戒色の蜘蛛が大きな網を張っていた。
高橋:「先生の進路を邪魔する奴ァ、これで吹っ飛ばしてやりますぜ!」
高橋はマグナムを取り出した。
愛原:「この蜘蛛がTウィルスに感染して、巨大化していたら使っていいんだがね。これはどう見ても、未感染の普通の蜘蛛だからね?」
リサ:「てやっ!」
私がそんなことをしている間、第1形態に戻ったリサがその蜘蛛を網ごと捕まえると……。
リサ:「はーむっ!」
バリボリと食べてしまった。
特級BOW鬼娘リサにとっては、虫もおやつの1つなのだ。
通りで霧生市のアンブレラ研究所には、ゴキブリ一匹いなかったわけだ。
愛原:「お、お味は?」
リサ:「エビに似た食感」
愛原:「あ、そう……」
とにかく、蜘蛛を網ごと排除してくれたこともあり、私達は先に進むことができた。
愛原:「よし、ここだ」
物置小屋は100人乗っても大丈夫な会社が造ったものだ。
私は父親からもらった鍵で、扉を開錠した。
そして、扉を開けると……。
愛原:「えーと……どこだ?……あっ、あった」
そんなに大きくない物置なので、ちょっと探せばすぐに見つかった。
しかし、そこに至るまでも、何匹かの蜘蛛が巣を作っていた。
リサ:「しっとりサクサクしてそう!」
リサが瞳を金色に光らせ、牙を剥けると、本来なら獲物が掛からない限りは網から動かないはずのジョロウグモやコガネグモ達は慌てて逃げ出した。
尚、どちらも似たような見た目の種類だが、足をだらしなく投げ出すようにして待機しているのがジョロウグモ。
足をキチンと揃えてX字に待機しているのがコガネグモだという。
私は棒切れを拾って、蜘蛛達が放棄した網を掃った。
愛原:「これだな」
私は早速、ダイヤルを回した。
回す度にカチカチカチとノッチを刻む音が聞こえてくる。
そして、カチンと音がして、まずは外側の扉が開いた。
扉はまだあって、そこにもダイヤルが付いている。
2番目の扉も、伯父さんの言う通りの番号を回す。
果たして、それも解錠できた。
開けてみると、その中には……。
A:何も無かった。
B:銃弾と手榴弾が入っていた。
C:アンプルが入っていた。
D:鍵とメモが入っていた。
母親:「珍しいわねぇ……。予定を前倒しして帰って来るなんて」
愛原:「急な仕事が入ってね。じゃーん。お土産の東京名菓“ひよこ”。これ食べて、今日はゆっくりしてよ」
母親:「ありがとう。後で頂くわ」
高橋:「お久しぶりです!愛原先生の不肖の弟子、高橋正義っス!永遠の助手を務めさせて頂いております!」
リサ:「お久しぶりです!愛原先生の愛妻候補ナンバー1!愛原リサです!既に名字と心は愛原家です!」
愛原:「高橋!後半の言葉要らない!リサ、オマエは挨拶だけでいい!」
父親:「相変わらず、面白い従業員さん達で……」
愛原:「色んな意味で、楽しい毎日だよ。あー、それはもう……」
母親:「とにかく、中へどうぞ。朝食を用意してありますから」
愛原:「ありがとう。2人とも、上がってくれ」
高橋:「お邪魔させて頂きます!」
リサ:「ただいま帰りました!」
愛原&高橋:「オメェんちじゃねぇ!」
リサ:「将来、わたしの(義)実家にもなる家だよ?」
父親:「そういうセリフは、もっと大人になってから言おうね?」
注意はするが、真っ向から否定しないうちの父親。
高橋:「先生。狡賢いBOWは、あの手この手で獲物を狙いますから気をつけてください」
愛原:「特異菌BOWエブリンも、そうやってアメリカのベイカー家を乗っ取ったんだろうなぁ……」
リサ:「先生!大人になったらOKだって!」
高橋:「Gウィルスまみれの体じゃ、大人になれねーの、親父殿は御存知で?」
愛原:「いや、知らないと思うよ」
こんなリサにも、一応生理はあるから、妊娠・出産は可能なんだろうがな。
とにかく上がらせてもらうと、荷物を先に置いて、私達はダイニングに向かった。
母親:「いっぱい食べてくださいね」
リサ:「はーい!」(^O^)/
愛原:「そんなこと言うと……」
高橋:「そいつはガチでガッツリ食いますよ?」
ベーコンエッグにウィンナー、サラダ、御飯と味噌汁という和洋折衷の朝食である。
愛原:「お父さん、食べ終わってからでいいんだけど、例の金庫を見せてもらいたいんだ」
父親:「分かってる。物置にあるから、食べたら行ってみるといい。これが鍵だ」
私は『物置の鍵』を入手した。
これはアイテム欄に表示される。
……ゲームの“バイオハザード”シリーズ風に言ってみました。
これが本当にゲームなら、きっと朝食に勤しんでいる皆を放って先に席を立ち、物置に向かうのだろうな。
しかし、これはノベル。
そんな野暮なことはしない。
[同日09:00.天候:晴 愛原家裏庭・物置小屋]
朝食を食べた後は、早速物置に向かうことにした。
愛原:「お父さん、地下にあった秘密の施設みたいなのはどうなった?」
父親:「市が空洞状態だと危険だからと、埋める工事を始めたよ。地下鉄側からな」
愛原:「やっぱり」
その為か、裏庭に行くと、植栽部分が完全に仮囲いで覆われていた。
工事の時は、工事関係者が入って来るらしい。
もっとも、ちょうど今日から工事業者もお盆休みとのことだ。
仮囲いの向こうは大きな穴が開いている状態だから、それで休工中でも仮囲いが外せないらしい。
もちろん、物置までの通路は確保されている。
高橋:「この下でハンターと格闘したなんて、夢みたいっスね」
愛原:「まあな」
さすがに今は工事関係者が出入りしているのだから、ハンターなどいないに決まっている。
もしいようものなら、とっくにBSAAが出動しているだろう。
愛原:「おいおい、邪魔だなー」
物置小屋に向かう通路上に、警戒色の蜘蛛が大きな網を張っていた。
高橋:「先生の進路を邪魔する奴ァ、これで吹っ飛ばしてやりますぜ!」
高橋はマグナムを取り出した。
愛原:「この蜘蛛がTウィルスに感染して、巨大化していたら使っていいんだがね。これはどう見ても、未感染の普通の蜘蛛だからね?」
リサ:「てやっ!」
私がそんなことをしている間、第1形態に戻ったリサがその蜘蛛を網ごと捕まえると……。
リサ:「はーむっ!」
バリボリと食べてしまった。
特級BOW鬼娘リサにとっては、虫もおやつの1つなのだ。
通りで霧生市のアンブレラ研究所には、ゴキブリ一匹いなかったわけだ。
愛原:「お、お味は?」
リサ:「エビに似た食感」
愛原:「あ、そう……」
とにかく、蜘蛛を網ごと排除してくれたこともあり、私達は先に進むことができた。
愛原:「よし、ここだ」
物置小屋は100人乗っても大丈夫な会社が造ったものだ。
私は父親からもらった鍵で、扉を開錠した。
そして、扉を開けると……。
愛原:「えーと……どこだ?……あっ、あった」
そんなに大きくない物置なので、ちょっと探せばすぐに見つかった。
しかし、そこに至るまでも、何匹かの蜘蛛が巣を作っていた。
リサ:「しっとりサクサクしてそう!」
リサが瞳を金色に光らせ、牙を剥けると、本来なら獲物が掛からない限りは網から動かないはずのジョロウグモやコガネグモ達は慌てて逃げ出した。
尚、どちらも似たような見た目の種類だが、足をだらしなく投げ出すようにして待機しているのがジョロウグモ。
足をキチンと揃えてX字に待機しているのがコガネグモだという。
私は棒切れを拾って、蜘蛛達が放棄した網を掃った。
愛原:「これだな」
私は早速、ダイヤルを回した。
回す度にカチカチカチとノッチを刻む音が聞こえてくる。
そして、カチンと音がして、まずは外側の扉が開いた。
扉はまだあって、そこにもダイヤルが付いている。
2番目の扉も、伯父さんの言う通りの番号を回す。
果たして、それも解錠できた。
開けてみると、その中には……。
A:何も無かった。
B:銃弾と手榴弾が入っていた。
C:アンプルが入っていた。
D:鍵とメモが入っていた。