コンビニエンス・ストアー

　鎌倉をセールスで回っていた頃、お客様から「大仏の傍でコンビ二をやらないか？と誘われている。」と言われ、アドバイスを求められました。お客様を失う事は困ることも事実でした。私は次の様に答えたのです。
　「コンビ二をやると、一家団欒が失われる。本部は夫婦者でないと許可しない。どちらかが必ず、レジに立てる様に。食事を共にする訳にはいかなくなります。利益の40数％は本部に行きます。残りで、人件費、管理費、設備投資等をしないといけない。日商60万円とし、80％はお弁当。一日40万円お弁当を売る自信が有りますか？売れ残り、万引きも考えられます。万引き者がアルバイト店員で、コンビニを止めた例も有ります。
　鎌倉は、まだ御用聞きが効く地域です。業務用商品を仕入れ、小分け・ブレンドする等で、スーパーと競合しないオリジナル商品を作れます。オリジナル商品を多く持つ方向で進むべし。」と。
　ピーター・ドラッカーは「日本は流通革命にも成功した。街の小売店が綺麗になっている。小売店も（フランチャイズに加盟することで）、時代の主流に乗ることができる。」と述べていました。
　私はこれに反対するアドバイスをしたのです。　　　　 小田原梅干専門店　ルンド

　追記：今日、電話して伺った処、「止めていて良かった。」との事でした。