台風
竹やぶがざわざわする音がした。
ぼくは、目がさめた。
まどをあけた。
強い雨と風とで、息がきれそうだ。
トタンがふっとんでいく。
メリメリ、ガサガサという音がした。
外をみると、 プラムの木がおれた。
庭の大きな梅の木の枝もおれている。
ぼくは、食事をした。
柿の実が屋根の上に大きな音でおちた。
見にいくと枝ごと落ちている。
みのったもももたくさんおちてしまった。
かぼちゃのたなもこわれてしまった。
みんな台風のためにあらされてしまう。
ぼくがまいたひまはどうだろう。
たぶんたおれてしまったのだろう。
今年は何時になく多く台風がやって来ました。各地の災害情報を 耳にする機会が多い。15号台風による千葉県の停電状況も然り。事 前に解っていれば、手も打てたかも知れませんが。
想定外?の災害が多い。神戸地震も、東日本大震災も然りです。 「天災は忘れた頃にやって来る」と言う寺田寅彦の言葉通りです。 関東大震災から69年過ぎていますが、まだやって来ません。覚えて いるから? 画像は15号台風による千葉県での被害報道より借用しています。
小学六年生当時のK君の詩も掲載して置きました。