原作・三戸岡道夫「二宮金次郎の一生」
監督・五十嵐 匠
主演・合田 雅吏
タイトルの映画が5月5日(こどもの日)に小田原市民会館であり、
観ました。二宮に関しての映画は小学生の時以来でしたので、何十
年ぶりです。
桜町の仕法を中心に据えて、少年時代の出来事をその裏付けとし
た構成になっている。桜町の仕法が農村復興の中核であるので、全
体を捉えていると言って良い。
柳沢慎吾氏も三枚目役で登場し、好演している。映画では一緒に
小田原より派遣された役人とは巧く行っていた。交替した役人・豊
田とは折り合いが悪い。仕法もはかどらず、成田山で二十一日の断
食の業に入るストーリーになっている。
豊田は蟄居の身になり、村民とも新たな派遣役人とも巧く行って
実際の活動を発展させることができた。蟄居の豊田には家老・服部
から米俵が届く。彼はこれが二宮からのものであることに気付く。
敵対勢力を味方に変えてしまう。これぞ知識・情報化社会の今日
にあって、必要なことではあるまいか?
姉達は「ちょっと難しい内容だった」との評価ですが、各人各様
の受け取り方で良いのではなかろうか?お近くで上映されたら一度
ご覧ください。画像は、当日市中で見た光景です。
小田原梅干し