健康食品№1 「小田原名産 精選白梅干」

「医者を殺すにゃ刃物は要らぬ。一日一粒の梅干があればいい」との諺があります。梅干で健康を得たい方の為のページ。

湘南

2006-11-26 07:55:13 | 地域おこし
 
 こころなき身にもあはれは知られけり
    鴫立沢の秋の夕暮れ   【西行法師】

と歌に詠まれた鴫立沢(しぎたつさわ)は神奈川県大磯町にあります。
 三夕の和歌の一つとして著名なこの歌は、写真の光景を見ながら詠まれたのだろうと推察されます。あはれと表現されたこの海は、かって鰺、イカ、ブリ等が沢山獲れた豊饒の海でした。背後に山を控え、山の辺・海の辺の景勝地であるこの地は、別荘地として発展して来ました。通勤の行き帰りに良く見た光景ですが、改めて訪ねてみました。
 ところで、あなたは湘南というと何をイメージされますか?私は石原慎太郎・裕次郎兄弟が颯爽とヨットを操っている様を連想します。葉山・逗子・鎌倉一帯を思い浮かべます。
 江戸時代の初期に、小田原の崇雪が西行の歌にちなんで、「鴫立沢」の標石を建てとか。その標石の裏に「著盡湘南 清絶地」と刻まれています。中国湖南省にある洞庭湖のほとり湘沢の南側を湘南と呼びます。大磯がかの地に似ているところから湘南と呼ばれるようになりました。すなわち大磯が湘南発祥の地だったのですね。 小田原梅干  

 
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菊花展

2006-11-20 05:06:20 | 地域おこし
 今年も各地で菊花展が開かれたことでしょう。写真は小田原城址公園で開かれていた中で、農林水産大臣賞を受賞した作品です。丈も花も一番大きかった。出品者の苦労が偲ばれる作品でした。
 結構、出品者自身が楽しんでいるかも知れませんね。育てるのは苦手ですが、鑑賞するのは好きです。時折水をかけている我が家のカニサボテンも、蕾を付けました。
 どなたかの結婚式に、菊花茶が出たのを覚えています。さかづきに菊花一枚浮かんだ写真もおつなものです。春は桜、秋は菊と言ったところでしょうか。
 美しい物を見ることは精神衛生上に良いようです。 美しい奥さんを貰う事が精神衛生上良いかどうかは、解りません。心掛け次第ですね。 小田原梅干
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慣れた水

2006-11-13 13:40:16 | 今日の出来事
 内側から見ているよりも、外部から見ている時の方が、客観的に良く評価できる場合が多い。
 イタリアで生活されている方が「現在の日本を見ていると、全体主義に陥っている。米国に追従する余り、憲法を改正し軍隊を派遣していると、いつの間にか世界で戦争をしている。気がついた時に、こんなはずではなかったと言っている。あなた任せになっているから。」
 「あまり批判めいた事は言わない方がいい。何時、刺客を送られるとも限らない。」と言った風潮の中、書籍の世界では結構、体制批判の書が出ている。その中で、内橋克人著「悪夢のサイクル」には光るものがある。ー
 「もし、あなたが日本で規制緩和しようと言うのなら、こう理解しておけばいい。要するに規制緩和とは、ほんの一握りの非情でしかも貪欲な人間に、とてつもなく金持ちになる素晴らしい機会を与えることなのだと。一般の労働者にとっては、生活の安定、仕事の安定、こういったものすべてを窓の外に投げ捨ててしまうことなのだと。」 ポール・デンプシー
 1970年代クーデターによって軍事政権が成立したチリとアルゼンチンは、シカゴ・ボーイズ(市場原理主義者・フリードマンの担い手達)等による新自由主義的自由化政策を採用しました。即ち、金融規制緩和・労働規制緩和・保護貿易撤廃etcを実施しましたが、1980年代に対外債務危機に陥りました。
 チリは1980年代に自由化政策を改めることで、持続的な経済成長と貧困率の改善をみました。しかしアルゼンチンは、景気の低迷の原因を自由化政策の不徹底に求め、さらなる自由化の徹底を図り、国家経済を破綻させてしまった。
 市場に対する市民社会的制御は、たとえば北欧諸国の社会ですでに根付いています。基礎自治体は日本の市町村と同じ規模ながら、広範囲な自治権と、独自の財源や国からの補助金の自由裁量権を持っています。過疎地に住もうが、都市に住もうが、公共サービスに格差を許さない、国民的なコンセンサスと一体となっています。
 地方格差を許さないというコンセンサス。そのコンセンサスの実現のためにITの普及、ブロードバンド化を進めたのです。たとえば、先進的な遠隔医療サービス。僻地に住んでいても、都市の大病院との緊密な連携体制によって、地元のスタッフによる素早く適切なケアが行われる仕組などが整備されています。ー
 田舎の年老いた父母が、息子夫婦が住む町に移ることを望むだろうか?以前、Lund先生に「何故、息子夫妻と一緒に住まないのですか?」と伺った処、「彼等の生活の邪魔をしたくない。」と言うのが答えでした。慣れた水が一番良いのです。
  内橋克人著:「悪夢のサイクル」  

 
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美しい国  その2

2006-11-06 09:36:47 | 今日の出来事
 以前、「箸良く盥水を回す」で紹介した鍵山秀三郎氏(イエローハット相談役)は、掃除に人生を学びながら、様様な社会問題が顕在化する日本を「美しく精神的に豊かにしていきたい」とされています。ー
 校内が荒れていた学校で、掃除をしていくうちに生徒の表情が変わり、数年ぶりに運動会が復活した、という事例が出てきた。
 今の企業を見ていると、人を幸せにしながら発展している企業よりも、むしろ人を不幸せにしながら膨張している企業の方が多いのでは。しかもそうした企業の経営者がなんら恥じることがない。企業とはそういうものだという考えで経営している。とてもおかしなことです。
 大きな努力で小さな成果を求めるのには無理がないが、その逆(小さな努力で大きな成果を求めること)の生き方には常に危険や不安がつきまとう。
 人より別段商才があるわけでもない私が、理想に向かった会社づくりを続けられたのも掃除のおかげだと思っています。「一つ拾えば、ひとつだけきれいになる」。ー
 「人はパンのみにて生きるにあらず」。善い事と美しい事が一致した事例として上げました。  
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