最近の新聞にも美術欄が充実している。国内外の名画が登場する。見ていて楽しい。建築に興味がある私は、町並みの美しさや空間の快適性について、多く記述して来ました。
人口の減少が見られた中世イタリアにおいて、フィレンツェのような都市に人が集まり、イタリア・ルネッサンスが始まったと言われています。また、ダニエル・ピンク著「ハイコンセプト」に、ブッシュ氏を大統領に決めたフロリダ州の投票は「投票用紙のデザインが勝敗を分けた。」と言う記述があります。デザインが重要視される時代になったのかも知れません。私の卒業論文は「橋梁美学の研究」でした。
しかし、「美」もおのずと限界があります。「美」は「善」以上のものには成らない。と言うことです。ルネッサンス以降、画家をかかえた王様や富豪が、それだけ道徳的に高まったかと言うと、そう言う事はありません。耽美主義のゲーテと親交のあったカーライル(英国の評論家・歴史家)は「耽美主義は一見美味しく焼けたパンのように見えるが、実際味わって見るとガラスの粉に過ぎない。」と言っています。
美しい国とは、単なる見た目の美しさではなく、たとえ小さな事でも善い事が多く行われる国でありたいものです。ニュース種には成り難いことでしょうが。そう言う事が当たり前に行われている国が美しい国と言えるのではあるまいか?
ヒルティ著:「眠られぬ夜のために」第一部、第二部
ダニエル・ピンク著:「ハイコンセプト」
人口の減少が見られた中世イタリアにおいて、フィレンツェのような都市に人が集まり、イタリア・ルネッサンスが始まったと言われています。また、ダニエル・ピンク著「ハイコンセプト」に、ブッシュ氏を大統領に決めたフロリダ州の投票は「投票用紙のデザインが勝敗を分けた。」と言う記述があります。デザインが重要視される時代になったのかも知れません。私の卒業論文は「橋梁美学の研究」でした。
しかし、「美」もおのずと限界があります。「美」は「善」以上のものには成らない。と言うことです。ルネッサンス以降、画家をかかえた王様や富豪が、それだけ道徳的に高まったかと言うと、そう言う事はありません。耽美主義のゲーテと親交のあったカーライル(英国の評論家・歴史家)は「耽美主義は一見美味しく焼けたパンのように見えるが、実際味わって見るとガラスの粉に過ぎない。」と言っています。
美しい国とは、単なる見た目の美しさではなく、たとえ小さな事でも善い事が多く行われる国でありたいものです。ニュース種には成り難いことでしょうが。そう言う事が当たり前に行われている国が美しい国と言えるのではあるまいか?
ヒルティ著:「眠られぬ夜のために」第一部、第二部
ダニエル・ピンク著:「ハイコンセプト」