新・新年の挨拶

私は2007年「新年の挨拶」の記事で次の事を紹介している。

　たえず偉大な思想に生き、些細なことを顧みないように努めなさい。これは一般的にいって、人生の多くの苦渋と心配事を最もたやすくのり越える道である。
　最も偉大な、しかも同時に、一般に最もわかりやすい思想は、現在では、キリスト教の形をとる神の信仰である。
　もしあなたが人生の幸福をこころから望むならば、自分でキリスト教をその源において、すなわち、福音書のうちに、とりわけキリストみずからの言葉のなかに、求めなさい。キリストの言葉と比べられるものは、どんな哲学にも見いだすことができない。
　　　　　　ヒルティ著：「眠られむ夜のために」第一部１月１日

　「７つの習慣」の著作で著名なコヴィー博士の言う「真北（正しいこと・善）」とは、この事を指すのであろう。これは「真北」に続く「ミッション」や「目標」の設定をも包含するものである。
　鼻から息する者は本質的に人を助ける事を嫌う。であれば、あなたは一体何を当てにしますか？　「人間の外にあって、人間の力ではないが、しかし人間のものとなってその内ではたらくことのできるある力」ではありませんか？
　　　　　　S・R・コヴィー他著：「７つの習慣・最優先事項」　小田原梅干