マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ダンシング・チャップリン

2011年06月27日 | 舞台・映画


銀座テアトルシネマで観てきました。

テレビで紹介される度にちょっと観てみたいなぁ・・・と思いつつもなかなか行けないでいたら、友人が前売り券2枚買っちゃったんだけど行く?と誘ってくれたので、渡りに船とばかりに乗っかっちゃいました。

思い切って行ってよかったです。

見応えありますよ。

1部と2部に分かれていて、前半はルイージさんが踊るチャップリンの舞台をを映画化するまでの過程が描かれます。

ダンサー・振付師・監督・・・それぞれの自己主張のせめぎ合いが興味深かったです。

周防監督と振付師のローラン・プティ氏との警官と公園についてのやり取りにはドキドキ。

結局、周防さんの作戦勝ちだったようですね。

あのシーンとっても効果的に使われていました。流石です。

草刈さん、英語でのコミュニケーションもバッチリなんですね。

美と知性と身体能力の3拍子揃っていると絶賛されてました。

凛としていながら、たおやかな美しさでステキです。

髭をつけたお茶目な姿も可愛いし!

周防さんの愛情が感じられますね。あんなに美しく撮ってもらえるなんて羨ましい限り。

ルイージさんのチャップリンも滑稽さの中に哀愁が感じられてとってもよかったです。

小さなトウシューズのダンスは本当に素晴らしかったなぁ。

ダンサーとはこの世で一番美しい職業だ・・・と云う言葉。 知り合いのダンサーに是非教えてあげなくっちゃ

因みにランチは下のイタリアンレストラン「アトーレ」で食べたのですが、当日のチケットを見せたら10%引きになりました。

限定20食の炭火焼ランチを頂いたのですが野菜もたっぷりで結構ボリュームあり、お肉が柔らかくって美味しかった!!ルッコラのサラダバー付きです。
デザートは夏らしくコーヒーゼリーでした。



コクーン歌舞伎

2011年06月27日 | 歌舞伎
渋谷のシアターコクーンで上演中の「盟三五大切」(かみかけてさんごたいせつ)を観てきました。



話はドロドロの愛憎劇で、酷たらしい殺しの場面もあり息を詰めて見入ってしまうような緊迫感のある芝居でした。

橋之助さん、勘太郎さんの二人が凄みのある色悪ぶりでとても良かったです。

それに絡む菊之助さんの可憐な色香がこの暗~い話に華を添えていました。

本当に綺麗で可愛くて、男を騙す悪女なのに憎めません。

源五兵衛が殺した小万の首を卓の上において、それを見ながら御飯を食べるところのシーンが凄く印象的でした。

今回、菊之助さん目当てでチケット取ったので大満足でした。

ただ少し残念だったのは、笹野さんの原発関連のギャグ(頭がメルトダウンとか・・・)など余計なおふざけがあったこと。

あれは単におふざけのレベルで批判にも何もなっていないと思いますね。笹野さんの良さも発揮されてませんでした。

国生君もやっぱり浮いてました。一生懸命頑張っているけどまだまだですね。勘太郎さんも同年齢でコクーンデビューしてお父上にビシビシダメだしされたそうで、今回はリベンジと言ってらしたから国生君のこれからを楽しみにしています。

大詰めで大星由良之助の扮装をした勘三郎さんが出ていらしたときには、一瞬劇場がどよめきました。

カテコでも橋之助さんに千秋楽の挨拶をするようにと促すような仕草が見受けられました。

橋之助さん、菊之助さん、勘太郎さん、串田さんのご挨拶はありましたが、勘三郎さんは終始遠慮がちで一言も発さずお辞儀だけを繰り返していました。
まだ本調子ではないのかもしれませんね。

客席には獅童さんや平幹二朗さん、そして三田寛子さんや前田愛さんのお姿も。着物姿の愛さん、楚々としてとても美しかったです。

コクーンはこの後しばらく改装のため休館となるそうですよ。

迷っていたけど観て本当によかったと思えた作品でした。