マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ウィーンミュージカル エリザベート20周年記念コンサート~日本ヴァージョン

2012年10月30日 | コンサート
シアターオーブ3階席にて観劇。

かなりの傾斜と席の狭さが東京宝塚劇場みたいですが、ステージはよく見えます。

照明も綺麗だしオペラグラスがあれば無問題。

トイレも近くてすいてるしオススメ、3階席。

公演時間は13:30開演16:15終演。途中休憩あり。

コンサート形式かと思いきや、トンデモナイ!!

セットが簡素なだけで、きちんと衣装をつけダンスもありのまさに本家ウィーン版のミュージカル「エリザベート」でした。

舞台の中央にオーケストラ、それを取り囲むように両脇にスロープがあり狭い空間を上手く使って見事なステージになっていました。

両端に訳詞が出るのですが、東宝版でよく知っている歌詞とは随分違っているところもあり、日本の情緒的な歌詞に対しドイツのは論理的な印象を受けました。

ドイツ版の歌詞を見ていたらエリザベートがとても頑固で冷淡な人に見えてきて(特にルドルフを拒絶する時)、マザコンの皇帝フランツやルドルフ、そして皇帝を鍛えるために心を鬼にして厳しく接してきたのにと嘆くゾフィーに同情してしまいました。

演出も日本とドイツでは少し違っていました。

ナチスが台頭してくるところとかコルフ島の父マックスとの会話、闇が広がるの順番など。最後のオペラのところもドイツ版では船だったりと、興味深かったですよ。

皆さん素晴らしい歌唱力で圧倒されました。観て良かった~と心から思いました。

マヤさんのエリザは流石1000回も演じ続けていらっしゃるだけあって完璧。

難しい「私だけに」も朗々と歌いあげて気持よく聴けました。今まで観た中でベストのエリザでした。

マテトートは東宝版とはまた違った役作りでしたが、セクシーなトートぶりは健在で、エリザを誘惑する時やルドルフをけしかける時など、猛獣のようでした。

本当に本場の素晴らしいエリザベートを日本で観られて大感激、大感動でした。

終演後、この前やってた(マテトートの)東宝のエリザ観れば良かった~!!・・・と話してる方が沢山いたのでちょっと嬉しかったです。

エリザファンでまだ観てない方、これは見逃したらモッタイナイですよ~

シアターオーブからの夕景