マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

かなめちゃんのびっくり箱

2015年07月10日 | 凰稀かなめ様
かなめちゃんはよく「私はびっくり箱のような人間」って仰ってますけど、私が一番ビックリしたのは2012年のタカラヅカスペシャル「スターズ」を観た時。

勿論、リアルタイムではなく昨年末のスカステで放送されたヤツです。

各組の小芝居コーナー。

宙組は、「銀河急行」。~と凰稀かなめ様の声で紹介があり始まりました。

まず悠未ひろさん扮する銀河鉄道運転士のオーベルシュタインが登場。普通にカッコイイです。

乗客たちは、林家ペー・パー子みたいな夫婦。(まぁ君とみりおん)

アラーキーみたいな「ヌードを撮りたがる」ハゲヅラのエロオヤジ、アラーキタ。(キタロウ)

最後に、姿勢も悪くひょこひょこ歩いて、ボソボソゆ~っくり喋る風采の上がらない戦場カメラマン登場。(エッ?誰?場内ざわめく)

何でかなめちゃんがいないの???  ま・さ・か・・・こいつがあの麗しのかなめ様? 信じられん!

戦場カメラマンが、妙な動きをし何か喋る度に場内クスクス・・・

最後の最後まであの戦場カメラマンがかなめちゃんだとは信じがたく。

全組の小芝居が終わって、トップさん達がそのままの衣装で登場して話してる時、その声を聞いて戦場カメラマンがかなめちゃんだと知ってひっくり返った私。

ちえさんの花嫁姿も相当インパクトあったけど、かなめちゃんは蘭寿とむさんに顔を見る度「怖い~!」と言われてましたよ。

衣装は言うまでもなく顔も声も立姿もまるっきり別人。まるで怪人二十面相。凄い変身力ですね~

かなめちゃんのファーストコンサートの「The Beginning」での「付き人さん」もかなりビックリだったけど、あの戦場カメラマン(ロバート・カッパ?)には負けてます。

「スターズ」見てない方は是非見てね。




シネマ歌舞伎「三人吉三」

2015年07月10日 | 歌舞伎
東銀座の東劇で観てきました。

休憩なしの135分間。

元々3時間半以上あったのを、つなぎの部分などをカットしているそうでとてもテンポよく進みます。

そして舞台袖や舞台奥から撮った映像や、新たな演出も加えてるそうで。

シアターコクーンで観た時には、ライブならではの高揚感もあり、結構見落としていた部分もあったみたいで、今回とても新鮮な気持ちで観ることが出来ました。

幕開き市井の人々の生活が描かれているのですが、いきなりあんな風になってたんですね。すっかり忘れてた!

糸が絡んだように複雑にもつれた人間関係(まるで韓流ドラマ)などもシネマ歌舞伎のほうがよく分かりましたし。

勘九郎・七之助兄弟は言うまでもなく、尾上松也が素晴らしいです。

立姿が美しく、立回りもキレがあり口跡が鮮やか。科白がとても聞き取りやすく好印象。

(先月観た「エリザベート」のルキーニが今ひとつ残念だったので、進化していることを願います。)

自分のしたことが引き金になって不幸の連鎖が起きてる事に愕然として、死ぬしかないと思いつめるお坊とお嬢。

実の兄妹と知らずに惹かれ合い畜生道に落ちる弟妹を哀れに思い、お坊とお嬢の身替りに殺めてしまう和尚。

三人の鬼気迫るラストシーンは必見です。

シネマ歌舞伎は7/17まで上映中。

8月~9月はクドカンの「大江戸りびんぐでっど」。これは、歌舞伎座では観る気がしなかったけど、シネマ歌舞伎ならアリかも。前売りチケットなら1800円。歌舞伎座の1/10で観られるのは嬉しい。

明日は、花總エリザ×城田トートの「エリザベート」に行ってきます