荒天の中、赤坂大歌舞伎に行って参りました。
勘九郎、七之助兄弟の八面六臂の大活躍でと~っても面白かったです。
操り三番叟は勘九郎の動きがまるで糸のついた操り人形のようにしか見えません。
パタンと倒れたりカクカクした動き、床をス~っと滑るように・・・など、勘九郎の素晴らしい身体能力と宙を舞うような滑らかな動きに感嘆
これが観られただけでも、こんな悪天候にもめげず来た甲斐があるというもの
ユーモラスで楽しい舞踊劇でした。
七之助の「お染め七役」は、まるでマジックショーを見てるみたい。あっという間の早変わり、それも次々に姿かたちだけでなく、性別・声色・台詞回しもガラリと変える巧みさに驚嘆。
久松のような優男、久松を慕うお七も綺麗で良かったのですが、弁天小僧のようなべらんめえ調でまくし立てる悪女が七之助の真骨頂という感じがしました。
観るたびに成長を感じて嬉しいです。
25分と15分の2回の休憩を挟んで3時間15分。
軽い演目で歌舞伎初心者にも丁度いい長さですね。
若手中心の舞台なのでフレッシュな雰囲気も良かったです。
そう言えば、歌舞伎繋がりで13日には染五郎さんの陰陽師の放送がありますね。
これも楽しみ