赤坂ACTシアターで稲垣吾郎主演舞台「No.9 不滅の旋律」を観てきました。
この舞台を観る前にかなめさんのモバイルサイトがオープンしたという知らせを受けたのですが、自分は登録できない事を知りかなりショックを受けどよ~んと落ち込んでいたのですが、この舞台を観に行って本当に良かった!
今日の席は2階の後ろから2列目、舞台が遠い!でも舞台全体を隅から隅まで俯瞰できるのでオペラグラスがあれば無問題。
さすが中島かずきさん×白井晃さん、テンポが良くユーモアもあり凄く面白かったです。
全編を通してその場面に則したベートーヴェンの曲が生ピアノで流れるのも心地よく、彼の心情がす~っと心の中に入り込んで来るようでした。
吾郎ちゃんの演技力は定評がありますが、凄まじい狂気の中にも繊細さと父親に虐待されていた幼少期の苦しみが滲む演技が素晴らしく、ビジュアルもまさにベートーヴェンそのもの(よく写真で見るような)でピッタリな役だな!と思いました。
ピアノ職人のマイコさんと山中崇さん夫婦、その妹でベートーヴェンの家政婦兼代理人になるマリアに大島優子さん、ベートーヴェンの弟の加藤和樹さん、胡散臭い発明家の片桐仁さん、愛人の高岡早紀さん、詐欺師?の長谷川初範さん・・・皆さん素晴らしい演技でした。
特に大島優子さんとマイコさん、滑舌も良くよく通る声で聞き取りやすくとても良かった。
初めはベートーヴェンに対してツンケンしてがさつな態度だったマリアが、彼の音楽家としての才能の素晴らしさに気づき次第に献身的に尽くす様になるまでの変化や最後に彼を抱きしめる時の母性を感じる演技が素晴らしいと思いました。
第九の歓喜の歌の大盛り上がりで幕、という演出も素晴らしかったです
カテコすぐに客席総立ちというのが皆の興奮を物語ってました。
音楽の力の素晴らしさを実感しました
これはかなりお勧めですよ~
因みに私は、ジャニーズファンでもAKBファンでもありませんが大満足でした。
こんな素敵な舞台を観たので、心のモヤモヤが少し晴れました。