マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

パッション

2015年10月29日 | 凰稀かなめ様
ソンドハイムのミュージカル 「パッション」。

新国立劇場中劇場で観てきました。

今日のお席は、8列(実質3列目)センターでオペラなしでもバッチリ。

ミュージカルなので舞台と席の間にはオケピが。でもやっぱり舞台が近い

主要キャストは、井上芳雄、和音美桜、シルビア・グラブ、福井貴一。

ソンドハイムらしく美しいけどとても難しそうなメロディー 

相当歌えるキャストが揃わないとこの作品は成り立たなかったでしょうね。

情熱的で激しく歌いあげるようなお芝居なのかと思ってましたが、意外にも静かでしっとりしたお芝居でした。外見的には・・・

「愛は与えるもので見返りを求めちゃいけない」と思っていたジョルジュの気持ちが、「愛は求めあうもの」へと変化していく過程がちょっと理解できませんでした。

ストーカー的な執拗さでジョルジュに迫るシルビアさんの演技が恐ろしいほど真に迫っていて見事。芳雄くんは、真面目で弱い者を放っとけない、お人好しと言っていいくらいの優しさを持った青年。和音さんは夫も子供もいるのに不倫している人妻。




かなめちゃんも昨日観劇して、深~いお芝居でした、と仰ってたけど。

愛するってどういう事?真の愛って何だろう?と考えずにはいられない舞台でした。