マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

マリー・アントワネットの真実

2016年07月17日 | 凰稀かなめ様
「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃないの。」

今まではマリー・アントワネットのこの発言が、貧困にあえぐ民衆の怒りに火に油を注ぐような結果となり、フランス革命が起きたというように伝えられていましたよね。

ところが最近になって、マリー・アントワネットはそんなことは言ってなかった、ということがわかったそうで。

「『パンが無ければ~』と、とある王女が言った。」との記述があるジャン・ジャック・ルソーの「告白」にその言葉が書かれた当時、マリーはまだ9歳でフランスに嫁いではいなかったからだそうです。

それに実際のマリーは子供思いの優しい母親だったそうですよ。

まさに「1789」でかなめちゃんが演じた王妃マリー・アントワネットはそういうイメージでしたね。

では何故、言ってもいないのにそんな暴言を吐いたように伝わったのかというと、革命家達によって罪のない王妃を処刑するための言い訳に使われたのだとか。

そして王妃のお気に入りになれなかった重臣たちが王妃の評判を貶めるような悪い噂を広め、愚かな民衆たちはそれを鵜呑みにしてしまった。

何時の世にもこういうことってありそうですよね。

言ってしまえば濡れ衣を着せられたようなもの。

贅沢三昧していたと言っても、マリーが嫁いだ時にはとうに財政破綻していたんですものね。

絢爛豪華なベルサイユ宮殿は今ではフランスの重要な観光資源になってるわけですし、善悪の価値観って時代や立場によって変わるものなんですよね。

あのお馬鹿発言がマリー・アントワネットのものじゃないとわかってなんだかホッとしました。

さて、かなめちゃんは日本脱出?とか・・・観劇もされるんですね~

体にも心にも一杯栄養を吸収してきて下さい。