マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

八月納涼歌舞伎

2016年08月10日 | 歌舞伎
歌舞伎座に行ってきました。観たのは第二部。(14:45~17:13)


一、東海道中膝栗毛~奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス?!
納涼歌舞伎らしくハチャメチャで面白かったです。

幕開けの「義経千本桜」のお芝居のところから可笑しくて可笑しくて、これから黒衣さんを見る度に思い出して笑ってしまいそうです。

バイトで黒衣をしてた弥次喜多ですが、失敗ばかりしてお芝居をメチャメチャにしてクビになってしまいます。長屋の家賃も払えないほど食い詰めたため願い事を叶えてくれるという御伊勢様にお詣りに行くことにしたのですが・・・

途中お化け屋敷が出てきたり、ラスベガスが出てきたり噴水の中での獅子王もあり・・・と面白いのですが、これ最後はどうなっちゃうんだろ?と心配になるほどの弾けっぷり。でも流石、猿之助さんです。ちゃあんと、ああそうだったのか~と決着します。
最後は花火大会とともに猿之助さんと染五郎さん二人の宙乗りもあり賑やかに幕。

若侍のお供の役の團子ちゃんがとってもしっかりしてて上手でビックリしました。将来が楽しみです。香川照之さんが團子ちゃんを歌舞伎役者にしたいと思ったのも頷けます。

二、艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか)

夏の風物詩の金魚売りや団扇売、虫売り達が登場する中現れた芸達者で人気者の紅翫がいろんな人物を踊りで表現します。橋之助最後の舞踊劇。

途中15分の休憩を挟んで二時間半ほど。これぐらいがちょうどいい長さですね。

東海道中~の方は、前都知事や号泣議員を揶揄するような場面もあり、お馬鹿そうに見えて結構皮肉が効いたお芝居になってました。染ちゃんのラスベガス興行やワンピースネタも散りばめられていて、分かる人にはわかる面白さがありましたが、真面目な歌舞伎ファンのご年配の方には理解できただろうか?と少々心配になりました。

歌舞伎って古臭くて堅苦しくてつまらなそう・・・と思ってる人に観てもらいたいなと思います。
本当にしょーもない!けど面白かった~

王妃様の残り香

2016年08月10日 | 凰稀かなめ様
一つ思い出したことが。

大運動会の時の白い学ラン姿で登場したイケメン学園長がすぐ横の通路を颯爽と通り過ぎた時、アントワネット様の香りがふわ~っと漂ってきたのです。

何だかとっても不思議な感覚でした。

オールバックに撫で付けた髪に紫のハチマキ姿の凛々しい姿は本当にかっこよくて、かなめさんは両性具有なキャラでもいいんじゃないのかな~っていうか、ただの女になって欲しくないな・・・と思いました。

役者さんは皆さんそうだろうけど、かなめさんは特にいろんな顔を持ってる方だと思うから。

ちょっと気取った学園主任も、ガラッパチな給食のオバちゃんも面白かったけど、私の目を見つめてにっこり微笑んでくれた(きっと皆んなそう思ってるよね)凛々しい学園長様が一番好きです