さて、いよいよ最終日だ。午前中は予定がなかったが、帰りの飛行機の搭乗時間までには時間があるので、急遽カヌーツアーを申し込む。帰りの飛行機が同じ人たちを誘い、ツアー会社に宿まで迎えに来てもらう。
石垣島には、いろんなマリンレジャーがあるが、このカヌーツアーも人気がある。マングローブの林をゆっくり漕いで回ることは、南国の島を楽しむのには最適である。マングローブツアーで有名な吹通川の川辺に到着すると、別のグループがカヌーで川を下って来るところだった。気持ちよさそうに漕いでいるのがよくわかる。

さて、我々もガイドの説明を聞きながら、カヌーツアーの準備をする。

パドルをもって、いざスタートだ。私は、昔カヌー教室に通ったことがあり、久しぶりのカヌーに気持ちが高ぶっていた。

いよいよマングローブの林の中に入っていく。ところで、今まで知らなかったのだが、そもそもマングローブという植物はないそうだ。マングローブとは亜熱帯から熱帯にかけて分布するヒルギなどの仲間の総称で、日本では鹿児島県から沖縄県・南西諸島の河口付近に発達するヒルギなどの林を「マングローブ林」と呼んでいるということだ。勉強になった。


流れがあまりないので、カヌーさばきは楽勝だ。ヒルギの林を前にしてガイドの説明を聞く。

マングローブ林には、干潟が多く珍しい生き物が生息している。これは、いずれか片方のはさみ脚が異常に大きいカニでシオマネキという。甲幅3cmに達し、甲は前方が広く後方が強く狭まっている。ただし、片方のはさみ脚が異常に大きいのはオスだけだ。よく見ていると、オスは時々はさみ脚を大きく振り上げる。この行動は、オスのメスに対する求愛と他のオスに対する威嚇の二つの意味があるといわれている。まことに興味深い生き物だ。


ヒルギの葉っぱをかじるとしょっぱいそうだ。そんな説明を聞きながら上流に向かう。

浅瀬となり、カヌーを繋いでマングローブ林に上陸する。


熱帯のジャングルを探検するような気分だ。

ところどころに泥が盛り上がり、塚のようなものが見える。これは、オキナワアナジャコが穴を掘ったときに掘り上げられた泥の塚だ。巨大なものでは1mを超えるものもあるという。今まで見たこともない光景に、自然の造形は見事だなあと感心する。


塚に手を突っ込み、オキナワアナジャコを手探りで探す。残念ながら、泥中深く潜り込んでいて捕まらなかった。

これは、シオマネキ同様マングローブの林の中に生息するめずらしい生き物の一つのシレナシジミだ。内地ではシジミといえば1㎝くらいだが、このシレナシジミは大きいものだと10㎝近くある。泥の中を足で探ってみると簡単に見つかった。ただ、中身はとても小さくドロ臭いのであまり食べる人はいないという。簡単に探り当てたが、結局泥の中に戻しておいた。

マングローブ林の探検を終り、再びカヌーで元に戻る。

これで、すべての予定が終わった。ガイドの人に空港に送ってもらい、帰路につく。帰りの飛行機から見た島影は、奄美大島だ。

一週間も島めぐりをしていたのに、帰るとなるとあっという間だった。マラニックだけでなく、観光や乗馬、カヌー、天体観測と盛りだくさんの贅沢な一週間だった。この企画を考えたヒロボーさんには大感謝。また、同行した皆さんにも楽しく過ごさせていただき感謝である。また、12日間も続いたブログを見ていただいた方にも感謝である。長い間ありがとうございました。
2013日本最西端・最南端エンジョイマラニックの記事はこれでお終い。
追記:民宿「おもろ」の女将さん(薬師丸ひろ子似ですよ)のブログにも載せていただきました。与那国島に行ったら、是非泊まってほしい宿です。
http://ameblo.jp/omorobiyori/entry-11528422179.html
石垣島には、いろんなマリンレジャーがあるが、このカヌーツアーも人気がある。マングローブの林をゆっくり漕いで回ることは、南国の島を楽しむのには最適である。マングローブツアーで有名な吹通川の川辺に到着すると、別のグループがカヌーで川を下って来るところだった。気持ちよさそうに漕いでいるのがよくわかる。

さて、我々もガイドの説明を聞きながら、カヌーツアーの準備をする。

パドルをもって、いざスタートだ。私は、昔カヌー教室に通ったことがあり、久しぶりのカヌーに気持ちが高ぶっていた。

いよいよマングローブの林の中に入っていく。ところで、今まで知らなかったのだが、そもそもマングローブという植物はないそうだ。マングローブとは亜熱帯から熱帯にかけて分布するヒルギなどの仲間の総称で、日本では鹿児島県から沖縄県・南西諸島の河口付近に発達するヒルギなどの林を「マングローブ林」と呼んでいるということだ。勉強になった。


流れがあまりないので、カヌーさばきは楽勝だ。ヒルギの林を前にしてガイドの説明を聞く。

マングローブ林には、干潟が多く珍しい生き物が生息している。これは、いずれか片方のはさみ脚が異常に大きいカニでシオマネキという。甲幅3cmに達し、甲は前方が広く後方が強く狭まっている。ただし、片方のはさみ脚が異常に大きいのはオスだけだ。よく見ていると、オスは時々はさみ脚を大きく振り上げる。この行動は、オスのメスに対する求愛と他のオスに対する威嚇の二つの意味があるといわれている。まことに興味深い生き物だ。


ヒルギの葉っぱをかじるとしょっぱいそうだ。そんな説明を聞きながら上流に向かう。

浅瀬となり、カヌーを繋いでマングローブ林に上陸する。


熱帯のジャングルを探検するような気分だ。

ところどころに泥が盛り上がり、塚のようなものが見える。これは、オキナワアナジャコが穴を掘ったときに掘り上げられた泥の塚だ。巨大なものでは1mを超えるものもあるという。今まで見たこともない光景に、自然の造形は見事だなあと感心する。


塚に手を突っ込み、オキナワアナジャコを手探りで探す。残念ながら、泥中深く潜り込んでいて捕まらなかった。

これは、シオマネキ同様マングローブの林の中に生息するめずらしい生き物の一つのシレナシジミだ。内地ではシジミといえば1㎝くらいだが、このシレナシジミは大きいものだと10㎝近くある。泥の中を足で探ってみると簡単に見つかった。ただ、中身はとても小さくドロ臭いのであまり食べる人はいないという。簡単に探り当てたが、結局泥の中に戻しておいた。

マングローブ林の探検を終り、再びカヌーで元に戻る。

これで、すべての予定が終わった。ガイドの人に空港に送ってもらい、帰路につく。帰りの飛行機から見た島影は、奄美大島だ。

一週間も島めぐりをしていたのに、帰るとなるとあっという間だった。マラニックだけでなく、観光や乗馬、カヌー、天体観測と盛りだくさんの贅沢な一週間だった。この企画を考えたヒロボーさんには大感謝。また、同行した皆さんにも楽しく過ごさせていただき感謝である。また、12日間も続いたブログを見ていただいた方にも感謝である。長い間ありがとうございました。
2013日本最西端・最南端エンジョイマラニックの記事はこれでお終い。
追記:民宿「おもろ」の女将さん(薬師丸ひろ子似ですよ)のブログにも載せていただきました。与那国島に行ったら、是非泊まってほしい宿です。
http://ameblo.jp/omorobiyori/entry-11528422179.html