とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「健康寿命を延ばす食事力」宗像伸子さん

2013-05-30 23:08:03 | 社会人大学
第2回目の社会人大学の講師は、宗像 伸子(むなかた のぶこ)さんである。東京都出身の管理栄養士で、食生活アドバイザー、(有)ヘルスプランニング・ムナカタ取締役社長などの肩書を持ち、健康を保つ食事の大切さをメディア、講演会、書物などを通して訴える活動を行っている。また、予防医学の普及のために、病院・クリニック・銀行のコンサルタント、大学講師をはじめ、栄養バランスを考える料理教室を開催するなど多方面で活動を行っている方だ。

管理栄養士ということで、健康寿命を延ばすための食事のとり方のお話がメインだった。まず第一は、減塩に心がけなさいという。ラーメンの汁は、全部飲まない。漬物や佃煮は少量に。ソース・醤油をかけすぎない。味噌汁は一日一杯に。加工食品はひかえる。といった項目がいろいろ挙げられた。この中に挙げられた内容は、結構思い当たることが多い。昔から、知ってはいることだが、なかなかそれを守れそうにはない。どうも、濃い味付けから薄味に慣れるのは難しい話だ。

そして、第二は減量することだという。栄養バランスの取れた食事を行う。一日三食決められた時間に食事を行う。早食いを避ける。外食や買い食いを控える。運送と食事を組み合わせる。趣味の時間を持つ。といったことで減量に励んだほうがいいという話だ。この話は、十分納得できるし、問題ない事柄ばかりだった。

つまり、“ただ食品や料理を口にする”“栄養を体内に収める”という一面でとらえるのではなく、食事のもつ意味、文化性、調理技術についてきちんと考え、食事の楽しさを再確認することが必要だという。そして、その実践によって、病気にならない体を維持するとともに、病気になっても、それに打ち勝つだけの対応力を身につけなさいという。すなわち、それが健康寿命を延ばす「食事力」だというお話であった。

講演では、いい食事や悪い食事の例がスライドショーで紹介されたが、夕食抜きで講演を聞いている身にとっては、どれも美味しそうに見えてしまう。見ているうちに、ますますお腹がすいてきてしまい、早々に家に帰り夕食にありついた。講演を聞いたら、今すぐに実践してくださいと言われたが、夕食もしっかり塩分の多い食事になってしまっていた。