図書館の予約は、いつも目一杯いれてあるので、順番が重なって予約本がまとまって来てしまう事が時々ある。今回も、長編小説がまとまって順番が来てしまった。どれもかなり厚い本ばかりなので、果たして期限内に読めるか心配だが、どれも読みだしたら一気に読めそうな作品ばかりなので何とかなるだろう。
順番が来た作品は以下の通りだ。
「大江戸恐龍伝 第2巻&第3巻」 夢枕獏
「三匹のおっさん ふたたび」 有川浩
「七つの会議」 池井戸潤
「64」 横山秀夫
「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾
因みに、ここ数か月のうちに読んだのは以下の作品だ。
「ペテロの葬列」 宮部みゆき
杉村三郎シリーズの第3弾! 杉村はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇するが、警察の突入後拳銃の暴発で犯人は死亡し、人質は全員無事に救出される。あっけなく事件は解決したようにみえたが、そこからが本当の謎の始まりだった。ある日、人質になった乗客・運転手のもとに、死んでしまった犯人から慰謝料が届く。なぜ貧しいはずの死んだ老人から大金が届いたのか?そしてそれを受け取った元人質たちも、慰謝料を受け取ってもいいのかと心が揺れる。人間の本質に潜む闇を描いた作品だ。
「大江戸恐龍伝 第1巻」 夢枕獏
平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前の話だ。源内は、長崎で龍の噂を耳にしてその存在を暴こうと野心に燃える。第1巻では、恐龍は出てこないが、今後平賀源内が絶滅したはずの恐龍と相対する時空を超えた奇想天外時代小説になるという。構想から完成まで20年を費やしたという大作ということで、続きが楽しみ。!
「生存者ゼロ」 安生正
第11回『このミステリーがすごい! 』の大賞受賞作である。北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油採掘基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。原因はテロ攻撃か、謎の病原菌か……。未知の恐怖が日本に襲いかかるという壮大なスケールのパニック・スリラーだ。これを読むとパンデミックの恐ろしさがじわじわと効いてくる。しかも、単なる未知の病原菌の発生が原因ではない。真相は、思いもよらぬことであった。作者の着眼点は、意表をついている。まさに「このミス大賞」受賞作にふさわしい内容だった。
「疾風ロンド」 東野圭吾
雪が解けて気温が上昇すれば散乱する強力な生物兵器を雪山に埋めた。場所を知りたければ3億円を支払えと脅迫してきた犯人が事故死してしまう。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共にあるスキー場に向かった。生物兵器を埋めた場所には、目印としてテディベアがあるという。研究員たちは、必死に生物兵器を探すが、次から次へと予想外の出来事に襲われる。スノボーが趣味だという作者の経験がそのまま生かされた作品だ。題名通り疾風のごとくストーリーが展開し、最後まで気が抜けない。モデルとなったスキー場は、私の経験から想像すると野沢温泉スキー場ではないかと思われる。
「有川浩の作品群」
・クジラの彼
・ラブコメ今昔
・別冊 図書館戦争I&II
・レインツリーの国
・シアター!&シアター!2
・阪急電車
・植物図鑑
・キケン
・ストーリー・セラー
・ヒア・カムズ・ザ・サン
ほとんど、ベタな恋愛小説が多いが、「シアター!」シリーズは、300万という借金を持った劇団が、再生と存続に向け劇団員たちが奮闘していくお話だ。果たして無事に劇団の存続はできるのか気になるのだが、完結編となる3がまだ出ていない。また、「キケン」は、工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】に所属する理系男子のハチャメチャな青春小説である。有川浩は、女子目線の恋愛ものばかりではなく、男子目線でも面白い作品があり、作風が幅広いと感心させられる。因みに「三匹のおっさん」も面白かった。
順番が来た作品は以下の通りだ。
「大江戸恐龍伝 第2巻&第3巻」 夢枕獏
「三匹のおっさん ふたたび」 有川浩
「七つの会議」 池井戸潤
「64」 横山秀夫
「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾
因みに、ここ数か月のうちに読んだのは以下の作品だ。
「ペテロの葬列」 宮部みゆき
杉村三郎シリーズの第3弾! 杉村はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇するが、警察の突入後拳銃の暴発で犯人は死亡し、人質は全員無事に救出される。あっけなく事件は解決したようにみえたが、そこからが本当の謎の始まりだった。ある日、人質になった乗客・運転手のもとに、死んでしまった犯人から慰謝料が届く。なぜ貧しいはずの死んだ老人から大金が届いたのか?そしてそれを受け取った元人質たちも、慰謝料を受け取ってもいいのかと心が揺れる。人間の本質に潜む闇を描いた作品だ。
「大江戸恐龍伝 第1巻」 夢枕獏
平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前の話だ。源内は、長崎で龍の噂を耳にしてその存在を暴こうと野心に燃える。第1巻では、恐龍は出てこないが、今後平賀源内が絶滅したはずの恐龍と相対する時空を超えた奇想天外時代小説になるという。構想から完成まで20年を費やしたという大作ということで、続きが楽しみ。!
「生存者ゼロ」 安生正
第11回『このミステリーがすごい! 』の大賞受賞作である。北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油採掘基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。原因はテロ攻撃か、謎の病原菌か……。未知の恐怖が日本に襲いかかるという壮大なスケールのパニック・スリラーだ。これを読むとパンデミックの恐ろしさがじわじわと効いてくる。しかも、単なる未知の病原菌の発生が原因ではない。真相は、思いもよらぬことであった。作者の着眼点は、意表をついている。まさに「このミス大賞」受賞作にふさわしい内容だった。
「疾風ロンド」 東野圭吾
雪が解けて気温が上昇すれば散乱する強力な生物兵器を雪山に埋めた。場所を知りたければ3億円を支払えと脅迫してきた犯人が事故死してしまう。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共にあるスキー場に向かった。生物兵器を埋めた場所には、目印としてテディベアがあるという。研究員たちは、必死に生物兵器を探すが、次から次へと予想外の出来事に襲われる。スノボーが趣味だという作者の経験がそのまま生かされた作品だ。題名通り疾風のごとくストーリーが展開し、最後まで気が抜けない。モデルとなったスキー場は、私の経験から想像すると野沢温泉スキー場ではないかと思われる。
「有川浩の作品群」
・クジラの彼
・ラブコメ今昔
・別冊 図書館戦争I&II
・レインツリーの国
・シアター!&シアター!2
・阪急電車
・植物図鑑
・キケン
・ストーリー・セラー
・ヒア・カムズ・ザ・サン
ほとんど、ベタな恋愛小説が多いが、「シアター!」シリーズは、300万という借金を持った劇団が、再生と存続に向け劇団員たちが奮闘していくお話だ。果たして無事に劇団の存続はできるのか気になるのだが、完結編となる3がまだ出ていない。また、「キケン」は、工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】に所属する理系男子のハチャメチャな青春小説である。有川浩は、女子目線の恋愛ものばかりではなく、男子目線でも面白い作品があり、作風が幅広いと感心させられる。因みに「三匹のおっさん」も面白かった。