とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014赤坂山・三国山登山

2014-04-28 21:28:50 | 山登り
滋賀県高島市の赤坂山と三国山に登ってきた。赤坂山は、花の百名山にも選定されており、この時期は花を愛でながらの楽しい登山ができる。花を見るには、ちょうどいい時期を選んで今回の登山計画を作ってみた。さっそく、山友に呼びかけたところ、全部で11名の参加者が集まった。女性が8名も集まり、賑やかな登山となった

前日、近くの道の駅で車中泊したメンバーと、現地集合のメンバーがマキノ高原スキー場の駐車場で落ち合う。朝からいい天気で、暖かい日差しを浴び、久しぶりの登山で気分もウキウキしていた。まずは、スタートまえの集合写真だ。


スキー場のゲレンデの中を進んでいく。この時期、ゲレンデ内はキャンプ場や、グランドゴルフ場などとして開放されているようだ。


ゲレンデ上部の駐車場付近には八重桜並木があり、見事に咲き誇っていたので、ここでも記念撮影だ。


少し寄り道したが、ゲレンデ脇からいよいよ登山道に入っていく。


新緑と沢のせせらぎを眺めながら、緩やかな登山道を進んでいく。初心者でも楽しく歩ける気持ちいい登山道だ。


歩いていくと、足元には可愛いイワカガミがたくさん見られるようになってくる。登山道には、イワカガミの群落がずっと続く。これだけのイワカガミが咲いているのを見たのは初めてだ。さすが、花の百名山と言われるわけだ。その後も、いろんな花に出会う。




登山道からずっと先には、岩がむき出しになり斜面が激しく崩落している風景が見えてきた。明王ノ禿(みょうおうのはげ)と呼ばれる場所で、花崗岩が風化作用をうけたものだ。遠くから見ても奇岩を思わせる風景で、今回は、その先まで行く予定だ。


カタクリの花も、ところどころで見かける。




山桜もまだ残っていた。


雪渓も残っている。木の枝が横に伸びているのが目立ち、雪深い地域だと思わせる。


鉄塔の先に見えるピークが赤坂山だ。


赤坂山824mの山頂に到着する。


これは、ライオンのポーズ?


赤坂山からいったん下り、明王ノ禿へと上り返す。階段の土が流れ、木の杭が刺さっているだけのような状態だ。


明王ノ禿の横を通り過ぎる。あまり、近寄ると土が崩れ落ちていきそうなので、近くに寄りすぎるのは厳禁だ。


反対側の斜面にも、巨岩が転がっているように見える。


明王ノ禿を通り過ぎてから、横から眺めてみるが、凄い崩落地だという事が良く分かる。


可愛い滝の横を通り過ぎる。


風が当たらず、11名がゆっくり休憩できる場所があったので、ちょっと早いお昼にする。今回もフライパンや網を持ってきたので、さつま揚げやちくわを焼いたりして楽しく昼食を味わう。残念なことに、人数が多かったのでビールが少したらなかった。


コブシに似た白いタムシバの花が、いたるところで咲いていた。


山の斜面に見える白い部分は全てタムシバである。登山道周辺では、タムシバの花もいたるところで咲いていた。


雪渓では、雪遊びをしたくなってしまう。


三国山へ向かう登山道には、イワウチワの群落が目立つ。




ガイドブックで紹介されていたオオバキスミレも見つける。




タムシバの木の間を進んでいく。


三国山876mの山頂に到着する。


三国山からは、再びもと来た道を戻り下山を開始する。下りは、早いものだ。30分ほどで明王ノ禿まで戻った。前方には、琵琶湖が見えている。


今回の登山コースは、日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の中央部に当たり、80キロにわたる「高島トレイル」の一区間でもある。


明王ノ禿のガレ場を下り、赤坂山に戻っていく。


以後2時間かけて一気に下り、マキノスキー場のゲレンデに戻ってきた。


駐車場に戻り、着替えを持って温泉に向かう。ありがたい事に、車を止めた駐車場から歩いてすぐの場所に「マキノ高原温泉さらさ」がある。温泉では2時間近くもゆっくりくつろいで帰路についた。一日中いい天気で、早く帰るのがもったいないくらいの山行となった。因みに「花の百名山」をどのくらい登ったか、数えてみたら57もあった。