土日と、1泊2日で九州の百名山である霧島山と開聞岳に登ってきた。初日は、中部国際空港から朝一の鹿児島行きの便に乗り、帰りは最終の中部国際空港行きの便に乗るというハードなスケジュールだったので、さすがにいささか疲れたが、二日とも天気に恵まれ素晴らしい登山となった。
初日は、鹿児島空港でレンタカーを借りえびの高原まで車を走らせた。さすが九州は火山の国だ。えびの高原に向かう道路沿いには、いたるところで水蒸気が上がり噴気が見られた。朝一の便で鹿児島に着いたとはいえ、霧島山の登山口であるえびの高原に着いたのは、11時過ぎだった。空は、雲一つない快晴の天気となり絶好の登山日和である。もう辺りには、この時期の名物であるミヤマキリシマのピンクの花がいたるところで見られた。目指す霧島山の韓国岳(からくにだけ)もくっきり見える。
身支度を整え、韓国岳の登山口に向かう。霧島山は、韓国岳、新燃岳、高千穂峰などの火山群の総称である。現在でも、新燃岳周辺は活発な火山活動があり入山規制がかかっているためすべてを歩くことはできない。今回は、霧島山の最高峰である韓国岳を登ることで良しとした。
しばらくは、観光客用の遊歩道を歩き、ミヤマキリシマを愛でながら歩く。
ミヤマキリシマは、火山活動により生態系が乱された山肌で優占種として生存できる花だ。名前の由来は、「深い山に咲くツツジ」という意味で「ミヤマキリシマ」と命名された。溶岩だらけの山肌に、ピンクの色で一面に染まっているのが素晴らしい。
硫黄山と韓国岳の分岐に着く。
時間的にお昼になったので、ミヤマキリシマを真正面に眺めながら昼食とする。
昼食を済ませ、樹林帯の中に進んでいく。ここから登山道となる。
1合目に到着する。以後、1合ごとに標識が立っていたので目印になって助かった。
見晴がいい場所から下を振り返ると、硫黄山の白い山肌が見えた。
さらに上がっていくと、えびの高原の全体が見える。
5合目からは、背が高い樹木はなくなり低木の中を歩くことになる。すでに下山してくる人も多い。
韓国岳の南西にある大浪池の周りにも、ミヤマキリシマの群落が良く見える。
溶岩だらけの韓国岳山頂が見えてきた。
2時間ほどで、韓国岳1700mの山頂に到着する。
山頂直下には、巨大な噴火口跡が見える。
南東側には、今も噴火活動を続ける新燃岳と、その奥には鋭くとがった高千穂峰が見えた。
山頂周辺のミヤマキリシマの開花は遅く、つぼみの状態が多かったが、山頂周辺にもたくさんの群落があり、そのうち山頂周辺もピンク一色に染まる事だろう。咲き始めたミヤマキリシマと大浪池を一緒に撮ってみた。
山頂でしばらく休憩した後、同じ道を下山する。この辺りの山でもシカが多く、登山道に平然とシカが歩き回っていた。
韓国岳と硫黄山の分岐から、硫黄山を登ってみる事にした。
硫黄山は、霧島の中では最も新しい火山体だ。山というよりは、丘に登るような感じである。山頂部には直径約100mの浅い火口があるが、火口というより採石現場跡みたいだ。
溶岩だらけの、荒々しい風景だ。
硫黄山の北側から不動池に向かって降りていく。
徳利を持っているかのように見える珍しいお地蔵さんがあった。
溶岩とミヤマキリシマで囲われた場所に、お地蔵さんが立ち並んでいる。
不動池は、道路のすぐわきにあり、観光客も簡単に見に行ける場所にある。見事なエメラルドグリーンである。
道路脇から、ビジターセンター方向に戻る。相変わらずハイカーが多い。
オレンジぽいのは、キリシマツツジだ。
ビジターセンターに無事到着し、この日の御褒美にマンゴーのシャーベットなどを食べる。気温が上がり暑い日となったので、マンゴーアイスやシャーベットの売り場は列となり飛ぶように売れていた。この日は、本当にマンゴーシャーベットが最高に美味しかった。
参考:霧島山のコースマップ
これで、日本百名山・霧島山の登頂達成だ。72座目である。えびの高原から、120キロのドライブで指宿温泉まで向かった。
2014霧島山・開聞岳登山「開聞岳編」に続く。
初日は、鹿児島空港でレンタカーを借りえびの高原まで車を走らせた。さすが九州は火山の国だ。えびの高原に向かう道路沿いには、いたるところで水蒸気が上がり噴気が見られた。朝一の便で鹿児島に着いたとはいえ、霧島山の登山口であるえびの高原に着いたのは、11時過ぎだった。空は、雲一つない快晴の天気となり絶好の登山日和である。もう辺りには、この時期の名物であるミヤマキリシマのピンクの花がいたるところで見られた。目指す霧島山の韓国岳(からくにだけ)もくっきり見える。
身支度を整え、韓国岳の登山口に向かう。霧島山は、韓国岳、新燃岳、高千穂峰などの火山群の総称である。現在でも、新燃岳周辺は活発な火山活動があり入山規制がかかっているためすべてを歩くことはできない。今回は、霧島山の最高峰である韓国岳を登ることで良しとした。
しばらくは、観光客用の遊歩道を歩き、ミヤマキリシマを愛でながら歩く。
ミヤマキリシマは、火山活動により生態系が乱された山肌で優占種として生存できる花だ。名前の由来は、「深い山に咲くツツジ」という意味で「ミヤマキリシマ」と命名された。溶岩だらけの山肌に、ピンクの色で一面に染まっているのが素晴らしい。
硫黄山と韓国岳の分岐に着く。
時間的にお昼になったので、ミヤマキリシマを真正面に眺めながら昼食とする。
昼食を済ませ、樹林帯の中に進んでいく。ここから登山道となる。
1合目に到着する。以後、1合ごとに標識が立っていたので目印になって助かった。
見晴がいい場所から下を振り返ると、硫黄山の白い山肌が見えた。
さらに上がっていくと、えびの高原の全体が見える。
5合目からは、背が高い樹木はなくなり低木の中を歩くことになる。すでに下山してくる人も多い。
韓国岳の南西にある大浪池の周りにも、ミヤマキリシマの群落が良く見える。
溶岩だらけの韓国岳山頂が見えてきた。
2時間ほどで、韓国岳1700mの山頂に到着する。
山頂直下には、巨大な噴火口跡が見える。
南東側には、今も噴火活動を続ける新燃岳と、その奥には鋭くとがった高千穂峰が見えた。
山頂周辺のミヤマキリシマの開花は遅く、つぼみの状態が多かったが、山頂周辺にもたくさんの群落があり、そのうち山頂周辺もピンク一色に染まる事だろう。咲き始めたミヤマキリシマと大浪池を一緒に撮ってみた。
山頂でしばらく休憩した後、同じ道を下山する。この辺りの山でもシカが多く、登山道に平然とシカが歩き回っていた。
韓国岳と硫黄山の分岐から、硫黄山を登ってみる事にした。
硫黄山は、霧島の中では最も新しい火山体だ。山というよりは、丘に登るような感じである。山頂部には直径約100mの浅い火口があるが、火口というより採石現場跡みたいだ。
溶岩だらけの、荒々しい風景だ。
硫黄山の北側から不動池に向かって降りていく。
徳利を持っているかのように見える珍しいお地蔵さんがあった。
溶岩とミヤマキリシマで囲われた場所に、お地蔵さんが立ち並んでいる。
不動池は、道路のすぐわきにあり、観光客も簡単に見に行ける場所にある。見事なエメラルドグリーンである。
道路脇から、ビジターセンター方向に戻る。相変わらずハイカーが多い。
オレンジぽいのは、キリシマツツジだ。
ビジターセンターに無事到着し、この日の御褒美にマンゴーのシャーベットなどを食べる。気温が上がり暑い日となったので、マンゴーアイスやシャーベットの売り場は列となり飛ぶように売れていた。この日は、本当にマンゴーシャーベットが最高に美味しかった。
参考:霧島山のコースマップ
これで、日本百名山・霧島山の登頂達成だ。72座目である。えびの高原から、120キロのドライブで指宿温泉まで向かった。
2014霧島山・開聞岳登山「開聞岳編」に続く。