とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:番外編3-愛媛県歴史文化博物館

2015-03-26 19:11:58 | お遍路
愛媛県立宇和高等学校の横から長い坂道を上っていったところに「愛媛県歴史文化博物館」がある。小高い丘の上にあり、愛媛県の歴史や文化をひとまとめにした大きな博物館であった。一つの県で、県の歴史や文化をこれだけ大きな建物で展示しているのも珍しい。他の県では、このような施設はあまりないような気がする。


まず最初に見たのが、和紙彫塑による「弘法大師空海」の世界という展示だ。和紙彫塑家・内海清美氏が「四国遍路文化」の根底である空海の半生を人形群で表現したものだという。


すべて和紙で作られた人形の精密さに感心する。






普通、こういう展示は写真撮影が禁止となっているのだが、これだけはOKとなっていたので何枚も撮らせてもらった。




その後は、部屋ごとにテーマが決まっていて、愛媛の原始・古代の展示だ。因みに写真は、撮影OKのものだけだ。これは古代の住居模型。


中世。武家社会下の伊予。当時の船や山城の模型。




近世。幕藩体制下の伊予。城下町や宇和島城、大洲城の模型。






愛媛のくらし。民家のくらしの様子などの展示。




近・現代。愛媛県の誕生と歩み。市内を走っていた電車だ。


懐かしい駄菓子屋の様子も再現されている。




くすりや。


おもちゃ屋。


昭和30年代頃の一般家庭の再現。三丁目の夕日の世界だ。




祭りと芸能では、大きな牛鬼が展示されている。


そして、だんじり。


四国お遍路に関する展示もあり、このお遍路さんは、近代の姿だ。


ほんの少し、時間つぶしになればいいという気持ちで入ったが、なかなか立派な博物館で思ったより時間がかかった。お遍路さんのコーナーは、もっとじっくり見たかったが、あまりのんびりすると後が大変なので、このあたりで帰ることにした。

2015四国八十八ヶ所巡り:41番~43番

2015-03-26 17:35:33 | お遍路
6時50分。民宿「みま」を出発する。大きなお屋敷のような民宿だった。


今朝も冷え込んでいて、田畑には霜が降り肌寒い朝だった。田園の中をまっすぐ歩いて行く。




7時20分。41番札所龍光寺に到着する。


龍光寺は小高い丘の上にあり、集落を見渡すことが出来る。朝の空気が冷たくて気持ちいい。


龍光寺の巡拝が終わり、42番札所への遍路道に進む。お墓の間から龍光寺が見える。


8時15分。42番札所仏木寺に到着する。龍光寺から2.6キロ程で近い場所だった。


43番札所までは10.6キロあり、そこそこ歩く。松山自動車道の横から山道に入り、歯長峠、歯長隧道を越えていく。最高点で標高450mあり結構歩きがいがあった。歯長峠を下りてきた所にあるのが歯長地蔵だ。その横には、「おへんろさんのお墓」があり、昔険しい歯長峠越えで力尽きて行き倒れたお遍路さんのお墓だという。


10時56分。道の駅「どんぶり館」に到着する。今日は、ここでランチだ。


12時15分。43番札所明石寺の奥の院である「白王権現」まで来た。本尊より先に奥の院に来てしまったようだ。


12時17分。大きな石の鳥居が見えてきた。


黄色い花の咲く坂道を上がって行く。


12時24分。43番札所明石寺に到着する。


今日の宿泊地は、明石寺から3.3キロしかない。このまま行ってしまうと13時半前には着いてしまう。とはいえそこに泊まらないと、次の宿まで15キロ以上もあり、とても歩けないので今回は近くの宿にしたのだ。ただ、時間が早いので何とか時間をつぶさねばならない。ちょうど明石寺から下りてきたところに「愛媛県歴史文化博物館」があり、そこを見学していくことにした(詳細は、番外編3で)。

1時間以上博物館で見学をした後、宿に向けて先に進むと愛媛県立宇和高等学校があった。


この高校の男子が、昨年の全国高等学校駅伝競走大会で愛媛県代表として、都大路を走ったようだ。


15時半。「宇和パークホテル」に到着する。チェックインには、ちょうどいい時間だった。

今日の歩行距離:20.2キロ(通算696.4キロ)
明日の予定:西予市宇和町~内子町まで。