ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

アムステルダムでユビキタスについて考えた

2006年10月03日 | 雑記
このところ国内外の出張が続いている。

現在アムステルダムのホテルで、夜の9時前。
4時に着いて、チェックイン後夕食をとり、部屋に戻っている。

部屋からはSWISSCOMの無線LANがつながるが、2時間11ユーロ、24時間22ユーロと結構な値段である。
今日は日本時間で明日の朝までには届けなくてはいけない急ぎの資料送付があったため接続をしたが、単なる暇つぶしだったら接続していないだろう。

確かに一人でホテルの部屋にいるというような状況では、インターネットに接続できないとなかなな暇がつぶせないのは事実だ。
しかし、自宅やオフィスからなら(感覚的には)無料でつながるのに、わざわざお金をはらってまで、という気持ちになる。

海外にいても携帯メールならボーダフォン(すでにソフトバンクですか。めちゃ違和感ありますね)のSMSで送信100円・受信無料だし、通話料は高いが通話も出来る。
結局、すでに自宅、オフィス、携帯の3つで概ねユビキタスになっている、ということだと思う。それ以上の接続に+αの出費をする一般消費者は少ないのではないか。(業務利用ということで会社負担にできる場合は別だろうが。)

その辺がホットスポットがいまいちパッとしない理由だと思うし、さらにいえば航空機のなかでの接続「コネクションバイボーイング」が採算割れで撤退するということにも関連しているのかもしれない。

ましてや、(そもそも運転業務という仕事がある)車中でのネット接続が一般化するとは到底思えない。

新首相の所信演説だったかに、ユビキタス社会の更なる拡大、というような話があったように思うが、更なる拡大って本当に必要なのか?
どうも私には違和感があるのだ。