ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

スエーデンにて その2

2006年10月07日 | 雑記
イーテボリの空港に隣接したホテルに泊まっているため、まったく時間をもてあましている。
そもそも欧州の人間が金曜の夜に地方都市の空港ホテルに泊まる理由なんてほとんど無く、ホテルは閑散としている。

海外出張の楽しみは食事だ。しかし、今回はまったく収穫が無かった。
大体においてユーロが異常に高く、まともなレストランに入って食事をするとまるで値ごろ感をはずしてしまう。カジュアルなレストランでも3000円、ちょっと気取ったところだとすぐ5000円という感じだ。

もともとオランダには期待していなかった。オランダで美味しいものはマヨネーズ付きフライドポテトと生ニシンだけだ。

スエーデンでは実はまともな夕飯にありついていない。
アイスホッケーはハーフタイムにサンドイッチ。
昨夜は空港のエスニックレストランで「タイ、インド、チュニジアを一皿で味わうカレーライス」という感じの料理。まあ、悪くなかったが塩がきつい。
特にドイツを中心とした中欧では、一般に塩味がきつい。ビールをたくさん飲むからだろうか。

そんな中、結構美味しかったのがさきほど朝食に出ていたニシンのマスタード漬け。われわれの感覚では、朝からニシンの漬けたものをパンと一緒に食べることにはかなりの違和感があるが、これは結構うまかった。

などと書いているうちに、そろそろ出かける時間となりました。

スエーデンにて

2006年10月07日 | 雑記
昨日オランダからスエーデンの第二の都市ゴーテンブルグ(イエテボリ)に飛び、そのまま陸路を東へ1時間半、Jonkopingに入った。この都市の正しいカタカナ表記は知らないが、ヨンコピンといった感じで発音される。

道中はどこまで行っても八ヶ岳にいるような感じで、きれいだがそのうち飽きる。
スエーデンは欧州で一番運転免許の試験が厳しいだそうだが、走ってみてすっかり納得した。高速を降りると片側一車線の地道になるが、制限速度は90キロ。たいていは100キロ+で流れている。そんな状況の中、トラックなどの遅いトラフィックを追い越さなければならない。
さらに冬になれば路面は凍結する。運転技術はたしかに高いものが要求されるだろう。

昨日は最近トラブルが続いた取引先と結構シビアな交渉を行った後、その取引先のはからいでアイスホッケーの試合を見物した。
プロアイスホッケーを見るのは初めてだが、結構な迫力だ。

昨夜はヨンコピン、今はゴーテンブルグ空港に隣接したホテルに宿泊している。スエーデンでは、まさにそのイメージ通りどこに行っても白木の家具に囲まれることになる。昨夜宿泊したホテルでは、なんと部屋のキーカードも薄い木の板に磁気テープを貼り付けたものだった。
もともとこの国の人たちは環境に対する意識が高いが、欧州を中心にこの環境に対するムーブメントはますます大きくなっている。

今日乗ってきたタクシーはVWのディーゼル車だったが、エンジン音や振動、加速性能からはディーゼルであることはほとんど感じられない。
環境意識とディーゼルエンジンの高性能化、さらに原油高を背景に、欧州のディーゼル車比率は間違いなく今以上に拡大するだろう。

ここは空港とホテル以外には森しかない。仮にゴーテンブルグの町まで出たとしてもこの国では6時を過ぎるとレストランとカフェしか開いていない。
中年男が一人で出かけても仕方が無いので夕食後は部屋にこもって仕事をしていた。

明日、スキポール経由で帰国します。