ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

電子マネー続き

2007年07月20日 | 雑記
もう少し電子マネーについて。
昨日nanacoについて書いたが、一方でエディがまったく振るわない。
発行枚数あたりの月間使用回数はなんと0.5回。頻繁に使う人も多いだろうから、相当数が死蔵されていると見るのが自然だろう。私もエディがついたANAのカードを持っているが、まったく使っていない。
エディを使える店は多いしANAのポイントもつくけど、わざわざ使おうという気にならない。ANAのポイントをためている人ならべつかもしれないけど。

あるアンケート調査では半分以上の調査対象者が電子マネーのいいところは「キャッシュレス決済」である、と答え、「ポイントがつくから」を上回っていたが、これは電車の切符を対象に入れるか否かでまったく違う結果になるんじゃないかと思う。この調査の調査票を見たわけではないのでどんなバイアスがかかっているのか、いないのかは不明だが。

ピーコックや仙台の地場スーパーなど、成功している買い物用の電子マネーには必ずポイント特典が付いているというのはまぎれもない事実だ。

別の調査では、Suicaの一回当たりのチャージ額は3000円と言う人が多いという。
この金額は、電車の切符を意識した金額で、財布は痛まないけど頻繁にチャージしなくても済む、というバランスのとれた金額だろう。キオスクで使っちゃうとこのバランスが崩れるので、電車専用にしている人は多いと思う。

結局電子マネーってのはお店の支払いが便利というベネフィットだけじゃ普及しない、とみるのが正しいように思う。