ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

湾岸ミッドナイト

2008年11月08日 | 雑記
最近、湾岸ミッドナイトというアニメを見ている。

R32スカイラインとか、日産RBエンジンとかいわれてもほとんど興味がないのだが、主人公の「悪魔のZ」と呼ばれるS30フェアレディZ、北米仕様のL28を3.2までボアアップして、キャブ仕様のままツインターボで600馬力、というあたりになんともいえない郷愁がある。
しかし、実はこの物語自体には相当の違和感を感じる。

まじめでストイックな主人公や準主役、およそ反社会的な人間ではないのだが首都高環状線を200キロでスラロームしたり湾岸を300キロオーバーで走ることに人生をかけている。
事故を起こせば一般人を巻き込む大惨事になる。この行動と主人公たちの普段の常識ある生活や考え方の差はどうしても理解できない。

まあ、それはそれとして。
このアニメにはチューナーという職業が登場する。ストリート車の改造をするショップだ。
最近のエントリーでカー用品店が苦しいと書いたが、このチューニングショップも相当に厳しい。若者のクルマ離れで、いわゆる走り屋が絶滅しつつある。
最近も大手のチューニングパーツメーカーであるTRUSTが民事再生となった。
コミック原作がスピリッツで始まった1992年頃は走り屋全盛だったが、今となってはどうしようもない寂しさを感じる。

ここにきてオープニングテーマがTRF(lights and any more)であることも、その寂しさに拍車をかけている。

ETC不正通行

2008年11月08日 | ITS
ETCになって不正通行が増えた、と言われていることについて過去のエントリーで疑いの目を向けた。

バーを押しのけてまで突破するような連中なら、そもそも有人ゲートだって突破してるんじゃないの?不正通行はカード入れ忘れなどがほとんどだろう、という趣旨。

でも、「カード入れ忘れ・読み取り不良」という言い訳があるので故意に突破するという心理はあるだろうね。
まあ、その言い訳にしたって常習は通用しない。

不正通行にはすべて請求書を発行し、すぐ払えば通行料+手数料、滞納すれば罰金を科すようなシステムを採用するべきだと思う。駐車違反と同じように長期滞納の場合は車検が取れなくなる仕組みにすればいい。
というか、ETCは通行車両の情報をとっているんだから、むしろそれをしていないことが驚きだ。

不正通行の多さから考えるとそんな膨大な事務処理は対応できない、ということなのだろうが、仮に問題とされている不正通行が故意なのであれば減少につながるし、過失であればたいていのユーザーは正直に支払うはずだから回収できる料金が増加する。

高速道路会社は「有料道路事業は、すべてのお客さまから公平に通行料金をご負担していただくことにより成り立っております。通行料金を不法に免れる不正通行は、許されるものではありません。」と言っているが、利用者としてみれば高速道路会社は過失を含めた不正通行からの集金努力をもう少し考えたほうがいい、と思うのだが。