ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

国交省、交通量マイナス予測

2008年11月24日 | ITS
11月23日、国交省から「道路交通量重要予測は下方修正します」という発表がされた。
このことは予告されていて、このブログの3月初めの記事で紹介している。

3月初めの私の記事で、下方修正に決まっていると書いた。そんなこと誰にでもわかる。なんでこの結論に半年以上もかけたのか?秋に出る調査をもとに再策定するとは言っていたけど、こんなに時間をかける必要がどこにあるのか。

ハッキリ言って時間稼ぎだろう。新しい交通量重要予測にしたって、どれだけ正確なのだろうか。
この先、クルマを使ったモビリティの需要はますます減少すると思っている。

この需要予測を前提とした場合、ほんとうに第二東名はいるのだろうか?
はたしてこの半年の間に、第二東名の工事でいくら使ったのだろうか?

前に書いたことの転記をするが、第二東名の工事費10兆円は

・日本の国家予算(年)の1/10
・日本の自動車産業の年間売り上げの1/4
・トヨタ自動車の利益10年分
・カンボジア人の総年収15年分
・発展途上国の子供4億人の食費・教育費10年分
・世界中の地雷を撤去しても、まだあまると思われる。
 (一個除去に10万円かかっても、1億個除去できる)

に匹敵するのだ。(7兆円にコストダウンしたというけど)

ペットボトルのふた800個集めてワクチン一本、なんて言っている場合じゃない。

27日訂正 転機→転記