ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

SMSの垣根をなくす話はどうなったのか?

2011年02月12日 | モバイル・ウエアラブル
なんか、去年の秋頃に国内キャリア各社のSMSが相互に受送信可能になる、というような話を聞いた覚えがあるがこれはどうやら立ち消えになっているらしい。
前にも書いたけど、日本の携帯電話は海外の取引先で番号だけを知っている人間にメールを出すことができないので非常に不便だ。海外では番号でSMSを送信するのが常識なので、日本の携帯電話はそれができない(正確には海外の携帯から受信のみできる)ということは全く理解されていない。

逆に、日本のユーザーはどの携帯にも番号だけでメールを送れるというのがグローバルスタンダードであることを全く知らない。メアド交換が携帯コミュニケーションの基本儀式だ。

しかしその状況もやっと解決されるのかと思っていたら、総務大臣が片山さんになってからまったく忘れ去られているらしい。
これは海外のユーザーからすれば考えられない不便さなのだが、国内ではほとんどその事実が認知されていないのでおそらくは当面改善されないんだろう。

なお、携帯番号だけしか知らない相手にSMSがを送る技がある。
スカイプを使うのだ。有料アカウント(Skype Out)ならば、国内の他キャリアを含めて世界中の携帯に番号でメールを送ることが出来る。3G環境でも送信できる。
ただし、こちらの正しい電話番号は表示されないので、本文に名前と返信用の電話番号を書かないといけないのが面倒なところかな。