ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

中途半端な自転車専用レーンならやめたほうがいい

2011年10月30日 | 雑記

自転車の歩道走行を取り締る前に、自転車専用道の整備が先だろうと数日前に書いた。
3メートル以下の歩道を自転車が走行することを禁止し、自転車並走可でない限り自転車は車道を走行しなければならない。
これについては、自転車と車の事故による死者の増大が懸念される、とか方面から疑問の声が上がっていていて、警察は来年から自転車専用道路の整備を拡大していくらしい。

しかし、よく見てみればすでに各所に自転車専用レーンというのは存在する。
写真は渋谷。

だが、こんなの誰も知らない。写真では歩行者は写っていないが、ほとんどの歩行者はこの自転車レーンを歩いていた。

なぜ、こうしたことをきちんと広報しないのだろう。全く理解に苦しむ。
もしこの自転車レーンで自転車と人が接触する傷害事故が起きた場合の責任はどうなるのだろうか?
レーンの入り口に自転車マークがあるが、その先には全く表示はない。これが自転車専用レーンだなんで、誰にもわからない。

例えば、レーンの途中は10m置きくらいに表示を出すとか、もしくは特定のレーンの色を決めて大々的に広報するなどの処置をおこない、自転車レーンを歩かない・自転車優先であることを十分に周知しなければ、事故は減らない。オランダの自転車レーンは赤かなんかの舗装で、そこを歩いているのは観光客だけ。

こんな中途半端なことをやる位ならやらないほうがいい。