ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

中国人に対するステレオタイプな見方と実際

2013年01月06日 | 上海生活
正月は上海にとどまり、老母と次女がこちらに遊びに来ていた。
母は余り歩けないのでほとんどタクシーを使って移動したが、一度だけ地下鉄を利用した。
今までの経験から母は席を譲られるだろうと思っていたが、案の定乗ってすぐ若い男女が立ち上がり席を譲ってくれた。

私ですら、こちらに来てから10ヶ月ほどだが既に3回、譲られている。没事没事(メイシーメイシー=平気です)といって断ってますがね。そんなに老けて見えると思ってないのでこれは実はショックです。

日本では一般に中国人は利己的で他人のことなんか考えないと思っている人が多い。私もそうだった。
しかし、実際は大半の中国人は友好的、話し好きで世話好きな人たちだ。

随分前になるが、韓国に行ったときはまだ母も足が悪くなかったので結構地下鉄を使ったが、そのときもすぐに若者が席をたってくれた。

ネットでは反韓、反中の若者が多いが、こうしたマナーでは圧倒的に日本人が劣るということを知っておいた方がいい。

テレビCMをパーソナライズするなんてありがた迷惑

2013年01月06日 | 雑記
Techcrunchの記事、「GRACENOTEの広告置換システムはテレビCMをパーソナライズする

これはアメリカの話だろうが、もしこんな世の中になったらそれこそテレビなんて観たくなくなるんじゃないか?
曰く、「利用者に関する年齢、性別、収入、賃貸か持ち家か、車のリースがあるか、その他信用情報などに関する公開情報を 中略 どの広告が最も視聴者に合っているかを判定する。」

こうした公開情報から得られる属性による嗜好は極めてステレオタイプにならざるえない。
TVをつけるたびにグルコサミンやら中高年でも飛ばせるドライバーやらクルーズツアーやら楽々パソコン教室の宣伝ばっかり見せられたたまらない。というか気が滅入る。
あなたはこんな人でしょ?とテレビごときに言われるのは最悪だ。
放っておいて欲しいと思うのは私だけだろうか?

テレビというのは漠然と雑多な情報を垂れ流していて、それがパーソナライズが進むインターネットメディアに対して遅れているという見方がよくされるが、逆にお馬鹿な情報を含めて雑多な情報を垂れ流してくれるということにメリットもある。
ネットメディア、特にソーシャルネットワークの世界では、自分が気に入った情報しか入ってこない。これは実は非常に危険なことなのではないか。
自分が気に入った関係者の情報だけを受信し、「みんなそう言っている」と勘違いする。
ネトウヨ、ネトサヨ、反韓、過剰な反原発などに陥っている人たちはたいていそうなのではないか?

情報の窓口をひろくして自分の頭で何が正しいのかを考えて取捨選択することをしなくなったら、収容所にいるのと変わらない。